~屋上~
「花陽ちゃんたち、来てくれるかなぁ?」
ブルーシートの上でスポーツドリンクを飲みつつ、穂乃果が呟いた。
「ああ、必ず来てくれるはず」
「翔太は、言い切るんですね」
「でも、翔太君の言葉って信じたくなるよね」
「まあ、翔太だしな」
俺の言葉に、海未、ことり、竜也と続く。竜也が星空とデートしてたとは以外だった。これを気にアイドルに誘って見たらしいけど。てか、竜也ってタラシになるんじゃね。つーか、竜也さん。その言葉はどういう意味だよ……。
――――そして、屋上の扉が開かれた。屋上に足を踏み入れたのは、小泉、星空、西木野さんだった。3人とも笑みを浮かべている。
俺は胸を撫で下ろした。いやまあ、少しだけ不安だったんだよね。1年組は、ゆっくり此方に歩み寄る。
「……先輩、約束通り来ました」
「……これが、私が出した答えよ」
「……凛も、先輩の言葉に励まされて、吹っ切れたにゃ」
俺たちは立ち上がり歩み寄る。
そして、1人1人が言葉を紡ぐ。
「――――私、小泉花陽と言います!背も小さくて、声も小さくて、人見知りで、得意なものは何もないです……。でも!アイドルを想う気持ちは誰にも負けません!――――だから……私を、μ’sのメンバーにしてください!」
「――――私は、西木野真姫。私はもう迷いません。アイドルと医学の勉強を両立させて見ます。……ですが、迷惑をかけてしまうかもしれません。――――でも、それでも、先輩がくれた道を無駄にしたくありません!私をμ’sのメンバーにしてください!」
「――――私は、星空凛!私は、今までアイドルに憧れを持っていました。……でも、小さい時のトラウマがあって、自分には似合わない。諦めるしかなっいって。……だけど、かよちん、西木野さん、先輩に背中を押してもらい決めました!――――凛を、凛をμ’sのメンバーにしてください!」
小泉たちは頭を下げ、右手を差し出した。そして、穂乃果が小泉の手を、海未が西木野さんの手を、ことりが星空の手を取った。
「「「――――ようこそ、μ’sへ」」」
こうして、3人の女神は6人となった。
そんな時、ことりが何かを閃く。
「花陽ちゃんたちは、私たちの事を名前呼びにしよう。メンバーなのに、距離間があったらいけないしね」
ことりの案には一理ある。
まあそういう事なので、名前呼びになった。まだ『先輩』づけだけどね。でもまあ、俺の場合は真姫を除くけど。
何はともあれ、候補に挙がっていた1年生組がμ’sに加入した。
♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦
~生徒会室~
「ふふ、太陽と星が確実に動き出しとるなぁ」
希は、タロットカードを見ながらそう呟く。
夕焼けが差し込む生徒会室。ここでは、希と絵里が学園存続の為のアイディアを出しているのだ。また、生徒会室には、屋上で練習しているμ’sメンバーの声がよく届く。
「エリチ。そろそろ認めてあげてもいいんちゃう?」
「……学園存続は、生徒会の仕事よ。あの子たちには任せられないわ」
絵里の声音は、否定的だ。
「……そうなん。ほな、アイディアを考えようか」
この時希は、もう一つの事を思っていた。
もしかしたら、翔太の手を借りねばならない時が来るという事だ。
「ええ、そうしましょう」
こうして、2人の時間が過ぎていく。μ’sメンバーの練習声を聞きながら。
次回は、にこ襲来かな。何はともあれ、一年組がメンバーに加入しました。
……この頃のエリチ。かなり意地っ張りですからね~。
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