ラブライブ!~奇跡を紡ぐ物語~   作:舞翼

13 / 27
真姫ちゃん誕生日おめでとう(#^.^#)
なので、これに合わせて更新です。


第13話 アイドル研究部

 ~ファーストフード店~。

 

 このお店は有名な大手チェーン店で、主にハンバーガーを主体に経営してる店だ。だからまあ、数分でお持ち帰りができるし、店内のテーブルの椅子に座り食する事もできるのだ。

 まあそういう事で、シェイクを注文してから受け取り、皆が座っているテーブルを目指す。てか、朝見た人とすれ違ったんだが、マジで誰だ?てかあの帽子は、アレのアレである。

 ともあれ、俺は空いていた席に着席した。その場所は、竜也の隣である。

 

「んで、穂乃果たちが不貞腐れた感じになってるのは何でだ?」

 

 竜也の話しによると、知らない内に穂乃果と海未が注文したポテトが食べられていたらしい。アイドルについても言われたとか。つーか、さっきの人影が脳裏にチラついたのだが……いや、ないか。

 てかあれだ。部活活動申請書を出してなかったとか、アホか。って言いたくなったわ。まあ、俺もそこに入ってるんだけどね。だからまあ、部室がないのは当然であった。

 つーか、生徒会室か……。微妙な空気にならなければいいけど……。そういう事なので、メンバーで駄弁ってから、食事をして解散になりました。

 

 

♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦

 

 ~生徒会室~

 

 翌日の放課後。俺たち2年組は生徒会室を訪れ、1年組は外で待機だ。

 

「アイドル研究部?」

 

「そう。既にこの学園には、アイドル研究部というアイドルに関する部が存在します」

 

 へぇ、初知りだわ。てか、アイドル研究部って何する部活なん?テレビで出てるアイドルを徹底解析的な感じか?まあこれは置いておこう。

 

「部員は1人やけど」

 

「え、マジッすか。でも部設立には、6人必要なんですよね?」

 

 俺の隣に立つ竜也がそう言った。

 

「設立する時は6人必要やけど、その後は何人になってもいい決まりやから」

 

 なるほど。つまり最初は6人居たけど、それが徐々に幽霊部員になって部員が自然消滅的な感じか。

 

「生徒の数が限られている中、悪戯に部を増やす事はしたくないんです。アイドル研究部がある以上、あなたたちの申請を受ける訳にはいきません」

 

 まあ確かに、予算等で色々あるんだと思うけど。だからまあ、ここは絢瀬が正論なんだけど、学園内では反抗させて貰う。

 

「この話は終わり――」

 

「――――いや、まだ道はあると思うぞ。二つの部が、一つになるんだったらどうだ?どっちもアイドルに関連してるんだ。問題ないだろ?」

 

「――――ッ!?後藤君……貴方ね……」

 

「悪いな。ここは引くつもりはないぞ。……学園でこうなるのは、あの時予想してたろ?」

 

 そう、昨日の帰り道で絢瀬と話したのだ。今後、俺とお前は敵対する可能性があるかもしれないと。それが今である。

 

「……そうだったわね。でも、貴方たちで話をつけてくるのは可能かしら?」

 

「……アイドル研究部の部長さんと話してみないと解らないだろ?」

 

 生徒会室に重苦しい空気が漂い、東條先輩は高角を上げて笑う。

 

「まあまあ、後藤君もエリチも落ち着いてな。喧嘩はいかんよ。高坂さんたちが委縮しまってるやん」

 

「あ、ああ。すいません」

 

「え、ええ。ごめんなさい」

 

 てか、誰かこの場を誰か締めてくれ~。今になって胃がキリキリしてしたかね……。ダレカタスケテ~。

 

「ほな、話して来た方がいいんちゃう?」

 

「それじゃあ、生徒会長、副会長。オレたちはアイドル研究部に向かってみます」

 

 ナイス、東條先輩、竜也。マジで助かった。

 俺たちは一礼して、アイドル研究部へ向かった。

 

 

♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦

 

 まあそれからは、アイドル研究部部長さんと鉢合わせたり、凛たちが逃げる部長さんを追いかけたり、アルパカの小屋で部長さんが目をグルグル回してたり。とまあ、色んな事があったね。てか、どうしてこうなった?

 

「これは……すげえな……。マジですげぇ……尊敬するレベル……」

 

 確かに、アイドル研究部と言うだけの事はある。見渡す限りアイドルグッズだ。……まあそれはいいんだが、俺の親友がもう一つの顔が出そうとしている……。

 

「A-RISEのポスターだにゃー」

 

「あっちは福岡のスクールアイドルね」

 

 凛に続いて、真姫がそう言った。

 

「……勝手に見ないでくれる」

 

 不意に、部長さんが声を発するが、すぐに他の声によって反応する事を遮られる。

 それは、わなわなと本棚と向き合ってる花陽だ。

 

「こ、これは……!」

 

「なっ!こ、これは!」

 

 それを確認した竜也も声を上げる。てか、どうしたん?2人とも?

 

「伝説のアイドル伝説DVD全巻BOX!持ってる人に初めて会いました……!」

 

 そういや、花陽は大のアイドル好きだもんな。でも、もう少しテンションを落とそうぜ。

 

「それに、これって限定全巻BOXですよね!オレ、今アイドルについて勉強してるんです!」

 

 竜也さん、やっぱりキャラが変わりすぎだね。

 

「そ、そう……?」

 

「凄いです!」

 

「尊敬です!」

 

「ま、まあね……!」

 

 いや、何。さっきまで不機嫌でしかなかった部長さんが狼狽えてるよ。それからまあ、穂乃果がDVDについて突っ込み、花陽と竜也の熱い解説ヤバかった。いやまあ、良い意味のヤバイだからね。そこは勘違いしないように。でもまあ、あそこまで熱くなれるものはそうそう無いので、若干羨ましいといった感じもあった。

 そして竜也が、壁に飾ってあると思われる色紙に気付く。

 

「あ、あ……あれは!カリスマメイド。いや、伝説のメイド。ミナリンスキーのサインか!流石、アイドル研究部!」

 

「ああ、気付いたのね。あのサインに」

 

「そりゃ勿論ですよ!ファンですから!オレ、メイド喫茶に結構通ってた時期があるんですけど、一回も会えてないんですよ……。な、翔太?」

 

「おいこら!俺に振るな!つーか、メイド喫茶も一回しか俺は行ってないからな!」

 

 てか、ことりが肩をビクッと震わせたんだが……。どうしたのん?

 

「なあ翔太。もう一回行こうぜ。今度こそ会う!」

 

「お前な、既にドップリアイドルに浸かってるな!何処かのガチライバーになるとか言わないよな!言わないよな!」

 

 ライバーに偏見はないけどさ。でも、金がかなり消えるぞ。たぶんだけど。

 

「それは約束できない!」

 

「おま、……もういいや。突っ込むのに疲れそうだし」

 

 竜也が、部長さんに向き直る。

 

「部長さん!あのサインください!」

 

 っておい!そっちかよ!ここに来た目的忘れてないよね!?

 部長さんは腕を組み、

 

「ダメよ。私もゲットするのに苦労したんだから」

 

「……そ、そんな」

 

 あ、ああ。もう駄目だ。竜也はアイドル関連になると完璧に暴走するね。まあ、今はだけど。

 取り敢えず、このままではどうしようもないので全員が一旦席に座る。

 

 

♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦

 

 

 第一声を発したのは我らがμ'sの発起人、穂乃果だ。さて、ここから本題である。

 

「アイドル研究部さん!」

 

「……にこよ」

 

「にこ先輩!実は私たち、スクールアイドルをやってまして」

 

「もう知ってるわ。希に、部にしたいなら話を付けてこいとか言われたんでしょ」

 

 いや、すいません……。それに近いの言い出したの俺です……。

 でもまあ、今までの事を踏まえると、いけるような……。

 

「おお、話が早い!」

 

「まあ、いずれそうなるんじゃないかと思ってたからね」

 

「なら―――」

 

「お断りよ」

 

 あれである。合併は拒否されてしまった。

 

「いや、何でですか?こいつらは本気です」

 

 俺がにこ先輩にそう聞く。

 

「煩いわね。お断りって言ってるの。言ったでしょ!あんたたちはアイドルを汚しているの。――――それに、あんたたち……ちゃんとキャラ作りしてるの?」

 

 ……はい?キャラ作り?

 

「いや、何でキャラなんですか?」

 

「いい!お客さんがアイドルに求めるものは、楽しい夢のような時間でしょ!だったら、それに相応しいキャラってものがあるの。ったく、しょうがないわねえ。いい?例えば」

 

 そう言うと、にこ先輩は俺たちに背を向けた。

 そして振り向き、

 

 

 

 

 

 

 

「にっこにっこにー!あなたのハートににこにこにー!笑顔届ける矢澤にこにこー!にこにーって覚えてラブにこ!」

 

 うーむ、なるほど。可愛い系?小悪魔系のキャラだったのか?いやまあ、たぶんだけど。

 

「……どお?」

 

「こいつらは解りませんが、俺はいいと思いますよ。素直に、アイドルが大好きっていう感情が込められてる感じで」

 

「――――ッ!?そ、そう。初めて言われたわ」

 

「そうなんですか?竜也あたりはかなり共感してる感じですけど」

 

 だって、もの凄く頷いてるし。

 もっと詳しく竜也に解説してもらうと、にこ先輩の、on、offが凄いらしい。

 んで、μ’sで考えると、

 

「穂乃果は天然でことりは癒し、海未は真面目で真姫はツンデレ。凛は元気っ子で、花陽はドジっ子っ所か」

 

「その辺が無難じゃね。よく即興で思い付いたな」

 

「いや、普段のこいつら見てるなら、すぐに考え付くだろ」

 

「まあ確かにな。てか、μ’sって1人1人に個性があるし」

 

「だろ。んで、にこ先輩。この辺りでどうですかね?てか、にこ先輩から見て、μ’sはどう映ってますか?」

 

 さて、ここからは俺の時間だぜっ。……ヤバイ、かなり痛い奴に見えるな、うん。

 でもまあ、ここからは少しだけ任せて欲しい。

 

「そうね。アイドルを汚している集団よ」

 

「つまり、ダメダメのスクールアイドルだから。辛抱堪らんっ。って感じだったんですね」

 

「なっ!?違うわよ!それに、あんたと出会った時言ったでしょ。とっとと解散しなさいって、あんな腑抜けはこの先やってけないわ!」

 

「ほう。あの時の人は、にこ先輩だったんですか」

 

「ち、違うわよ!――ったぁい!」

 

 にやにやと笑みを浮かべながら言葉を返したら、にこ先輩はテーブルを叩いて思いっ切り立ち上がろうとしたが、それと同時に、膝をテーブルに当ててしまった。かなり取り乱してると思われる。これはあれか。俺の話術が上手くいってる証拠だな、うん。……決して犯罪者じゃないからね。

 

「まあそういう事にしときます。――にこ先輩、穂乃果たちは本当にアイドルを冒涜してるように見えますか」

 

「…………あんたたちはアイドルを冒涜しているわ。アイドルの事を何一つわかっていないのよ!」

 

「それじゃあ、μ’sは脆く見えますか。すぐに解散するように見えますか?」

 

「…………ええ、そう見えるわ」

 

「ファーストライブで、穂乃果たちの決心を聞いたのにそう思いますか」

 

 俺の勘が正しければ、あの時のツインテールの少女はにこ先輩だ。

 

「………………それは――――何とも言えないわ」

 

 目を丸くする、穂乃果、ことり、海未。

 

「え、にこ先輩。ファーストライブ、見に来てくれたんですか!?私たち、どうでしたか!?」

 

「にこ先輩から見て、私たちはちゃんと出来てたでしょうか?」

 

「私たち、上手くなりたいんです」

 

 まあ確かに、先輩から意見を貰った方が良いアドバイスになる。

 俺たちは、まだひよっこだからね。てか、この発言だけで、μ’sはかなり本気だという事が感じ取れる。だが、μ’sメンバー(花陽は除く)は、アイドルとしての自覚がにこ先輩よりないのは事実。

 また俺は、先程までの経緯を見て、にこ先輩はかなり高い目標を掲げているように見えた。だが、μ’sにはそれが足りない。なら話は簡単だ。にこ先輩がμ’sに加入してくれれば万事解決である。

 

「俺たちじゃ足らない部分が多々あるって事です。ここからは相談なんですが、にこ先輩、スクールアイドルに興味とかあったりします?」

 

「………………興味は、あるわ。――――って!私を誘導するなっ!」

 

「……ったく、もうちょっとだったのに……」

 

「あ、あんた、聞こえてるわよ!私を引き込もうと思ったんでしょう!?……――――それに、もう遅いのよ……」

 

 にこ先輩の、後半の言葉は聞きとる事ができなかった。

 

「……すいません。悪気はなかったんです」

 

「ふん!どうだか!……まあでも、あんたらが本気なのは伝わったわ。――――でも、私がμ’sに加入する事はないわね!ここから出てって頂戴!」

 

 とまあ、俺たちは全員部室から追い出されてしまった。途中まで上手く行ってたんだけどなぁ。もう、この手段を取る事は不可能である。

 

「悪い、失敗した」

 

「いえ、良い事を聞いたんじゃないかしら」

 

 そう言いながら、真姫はセミロングの赤髪の端をクルクルと指で回す。

 すると、穂乃果と海未が、

 

「そうだよ!にこ先輩は、スクールアイドルに興味があるんだよ!」

 

「そうですね。……ですが、翔太の話術にはビックリしました」

 

「……翔太君。悪徳業者になっちゃダメだよ……」

 

 ことりさん、そう言わないでくれ。胸がかなり痛いんだが。

 

「それにしても、キャラはどうするにゃ?」

 

「わ、私たち、さっきのキャラで通すんですか?」

 

 凛に続いて、花陽だ。 てか、キャラは自分で作って良いんだからね。

 

「でも、凄いよなにこ先輩。 あんな笑顔がほぼ一瞬で作れるんだから」

 

 まあ確かに、竜也の言う通り、あの笑顔はおいそれと作れるものではない。

 すると、

 

「やっぱり、追い出されたんやね」

 

 そう、俺たちの前に現れたのは、東條先輩だった。




翔太君の話術巧み過ぎだね(笑)つーか、竜也君。良いキャラしてるぜ!

では、感想おねがいします!!

追記。
翔太君とエリチが敵対するかもしれないのは、学園内だけですね。
外では、普通に友人です(^O^)
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。