ラブライブ!~奇跡を紡ぐ物語~   作:舞翼

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更新です。
ちなみに、アパートの引越し等は、親戚がやってくれました。


第1話 生徒会長との邂逅

 退院の許可が出て俺は西木野病院を後にし、引越しの荷物等の整理の為、桜坂アパートに帰宅途中の公園でかなりの美少女が目に入った。金髪ポニーテールに蒼い瞳。あれはハーフ、クォーター?どっちでもいいけど。

 まあそういう事なので、美人さんがしゃがんでいる木の下まで歩み寄る。

 

「あの~。どうかしたんスか」

 

「え、誰?」

 

 振り向き、金髪美人さんにそう言われてしまった。いや、当然かも知れないけどさ。てか、音乃木坂学園の制服?うん、間違いない。俺、男子用の制服が家にあるし。

 

「えーと、通行人Aです」

 

 ちょ、ジト目は止めて。俺が悪かったからね。

 さて、自己紹介っと。

 

「後藤翔太です。来週から音乃木坂学園に編入予定ですね。……訳あって入院してましたけど」

 

 金髪美人さんの蒼い瞳が大きく開かれる。

 

「……成程。男子生徒とは貴方の事だったのね。――私は、音乃木坂学園生徒会長、三年の絢瀬絵里よ」

 

「げ、先輩ですか。何かすいません。気軽に話しかけてしまって」

 

 あ、成程。穂乃果が言っていた生徒会長は絢瀬先輩の事だったのか。

 それにしても、この人が硬ぶつ生徒会長ねェ。てか、ボッチなんじゃね」

 

「ボッチじゃないわ!ただ、作らないだけよ!」

 

 絢瀬先輩は顔を真っ赤に染めた。てか、声が漏れてたのかい。つーか、ボッチ宣言ですよ。それ。

 いや、何。この人って意外とポンコツなの?」

 

「だ・か・ら。聞こえてるからねっ!」

 

「あれ、また声に出てましたか。んで、何やってたんです?」

 

「……露骨に話題を逸らしたわね。――小犬が足を怪我しててね。首輪が付いてるって事は、飼い主がいるんだと思う」

 

「成程。リードから離れた時に怪我をしたと。この辺りに動物病院があったはずだけど」

 

 確か、西木野病院の近くだったはず。てか、あれだ。敬語とタメ語が混じってる。まあ、指摘されてないので良しするけど。

 

「案内してもらえるかしら。この子をそこに連れてくわ」

 

「いいですけど。それじゃあ、この子は俺が抱きますね」

 

 そう言って、優しく小犬を抱き上げた。んで、絢瀬先輩と隣り合わせになる歩道を歩く。

 

 

♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦

 

「もう、いきなりスクールアイドル部を認めて下さいってね」

 

 はい、すいません。そう言って生徒会に押し掛けたのは俺の幼馴染だと思います。

 

「絢瀬先輩は、アイドルとかに興味はないんですか?先輩美人だし、似合うと思いますけど」

 

 絢瀬先輩は暗い表情になる。

 

「……私も好きな事をやって学園を存続させれるなら苦労はしないわよ。学校存続は、生徒会の義務(・・)なの」

 

「……義務(・・)、ですか。先輩は硬く物事を考えすぎだと思います。何も知らない奴の言葉でアレですけど」

 

 学園存続に関わる事は、経営陣が何とかする事柄だと思ってるし。学園存続に結成したスクールアイドルも、穂乃果たちがやりたくて立ち上げたものだしね。だからまあ、経営陣は関係ないはず。

 

「まああれです。肩の力を抜いて、やりたい事をやれって事です。…………いやまあ、多分ですけど」

 

「後藤君は面白い事を言うのね」

 

 絢瀬先輩は、クスクスと笑みを浮かべた。いつもこの表情してれば友達は作れると思うだが。

 

「後藤君。私と友達になりましょうか。ほ、ほら。後藤君もボッチから脱出できるしね」

 

 いや、俺ってボッチ認識確定だったのね。まあいいけど。てか、音乃木坂での最初の友人が金髪美人さんで、クォーターだとはビックリだ。

 まあそういう事で、

 

「俺からもお願いします。友達になりましょう」

 

「ふふ、ありがとう。でも、友人になっても何をしていいか分からないのよね……希に聞いて見ようかしら」

 

 絢瀬先輩は、「あ、そうだ」と言った感じで閃く。

 

「友人って事は、敬語は無しにしましょう」

 

「え、いきなりですか。ハードル高ぇな」

 

「そ。変わらないと思うけど、さっきから敬語とタメ語混ざってるし」

 

「うっ……その通りです」

 

 そこを指摘されると、何とも言えん。

 俺は溜息を吐いた。

 

「じゃあ、これからよろしく絢瀬。まあ、ボッチ同士仲良くしよう」

 

「だ、だからボッチじゃないってば。……まあいいわ。こちらこそよろしくね、後藤君」

 

 という事で、俺と生徒会長は友人になった。

 話していると動物病院に到着し、小犬を治療していたら飼い主が現れ小犬を引き取って行った。つーか、帰り道と、家が近いとか意外すぎるだろ。んで、絢瀬に似た子がこちらにやって来た。てか、誰?

 

「お姉ちゃん、お帰りなさい。そちらの方は?」

 

「私の友人、後藤翔太君よ」

 

 つーか、高らかに宣言するな。

 妹ちゃんは、目を丸くする。

 

「え、お姉ちゃんに希さん以外に友人が居るなんて……。友人関係では、お姉ちゃんポンコツなのに……」

 

 マジか、妹に酷い言われようだな。まあ確かに、友人関連ではポンコツなのかも知れんが、何せ、希って人が居なければボッチなんだし。

 妹ちゃんは、俺に向き直る。

 

「お姉ちゃんの妹、絢瀬亜里沙です。よろしくお願いします。後藤さん」

 

 深く頭を上げる妹ちゃん。かなり礼儀正しんだが。……うん、穂乃果に見せてやりたい。

 

「よろしく、絢瀬さん。……亜里沙ちゃんの方がいいか。姉と混合しちまうし。てか、俺も翔太でいいよ」

 

「ハラショー。よろしくお願いします。翔太さん」

 

 ハラショーって、ロシア語で素晴らしいだっけ。口癖なのかな?

 

「…………私も絵里でいいんだけど」

 

「いや、先輩を名前呼びとかハードル高すぎ。今は、敬語無しで勘弁してくれ。気が向いたらな」

 

 むぅ。って膨れるなって。

 まあこれが、音乃木坂学園生徒会長、絢瀬絵里との初邂逅であった――。




高校の友人に穂乃果たちはカウントされてません。
既に、小さい時から友達でしたからね。

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