強大なる敵――――――真なる邪竜王ファブニル・ダインスレイフ。
スレイン法国が予言した災厄を振り撒く破滅の竜王。
その存在は奇跡と偶然の結晶。
想い一つ、心一つで、六百年を生きる調律者竜王を精神力で上回る偉業。
そして、勝利には代償が支払わなければならない。
絶対的魂の質量を覆した矛盾。
奇跡の対価は互いの消滅。
残されたのは、撹拌された壊れた魂。
壊れた邪竜に思考はない。自分で考える機能が消滅している。
明確な目標もあるわけではない。
ただ本能のまま破壊を振り撒く破滅の竜王に成り果ててなお、魂に染み付いた燃える意志が彼を突き動かす。
不滅の炎——————"あいつだけは……""無敵の
そう、全てを殺し尽くす。その先にアイツは居る。
殺さなければならない。全てを――――――アイツを。
その為だけに邪竜は存在している。
漆黒の炎は、不滅の炎。
怒りも憎悪も喜びも、あまねく感情全てを力に変えて――――――光をこの手で殺すために。
ソレを突き動かすのは深い強欲。尽きることがない無限に湧き出る簒奪者の残虐性。
ソレは壊れている。どうしようもなく破綻している。
元は美しい
器にとどまらないエネルギーを無意識に外に放出する。これだけで、超位魔法の火力を優に超えている。
『■■■■■■■■■■■■■■■■▪▪▪▪ッ!!!!!!!!!!!!!!!!』
人語も竜語もかいさない言語不明の咆哮。
大声で叫ぶ――――――五月蠅いだけのそれも真なる邪竜王となれば大気を振るわせ、音を切る音響兵器。
歩いた大地を吸収し時間を追うごとに上昇し増していく浮島の質量。
破滅の竜王は確かな方向性をもった悪として世界に君臨する。
全ては倒すべき悪として認めてもらうために。悪として
何より厄介なことに、この男は英雄に滅ぼされる邪竜として英雄に勝つ気でいるということ。
大好きで最高に眩しい男の視線と想いを独り占めにする。
掃いて捨てる
ここまで来た。
本気で突き進み努力して手段を選ばず愛しの英雄に対等と認めてもらうために肉体と魂にまで手を加えた。倒すべき悪として全身全霊で答えてもらうために――――――
『■■■■■■■▪▪▪■■■■■■■■▪ッ!!!!!!!!!!!!!!!!』
よって、大陸が世界を圧し潰す。
本能がなせる技か、ギルド武器を噛み砕き浮遊能力が失われた浮島が
高度200kmから直線で地表落下。激突まで十五分。
悪意は容赦なく最悪の手を実行する。
超質量の大陸が加速しながら落ちていく光景は、世界の終末を連想させる。
純粋な質量だからこそ打つ手がない。
相性も糞もない。一撃の火力で大陸を消し飛ばす純粋な力が必要とされている。
無限大の出力を拡散可能なルベドなら容易に消し飛ばせた。
物理法則全てに干渉するゼファーなら滅相した。
時間移動を操作する鈴木悟なら浮島の時間を逆行させた。
なら――――――ヴァルゼライド閣下が対処できないはずがない。
悪に対するカウンターは決して優しくはない。
だが、この場に英雄は存在しない。
100キロの距離を十五分では詰められない。
それでも、邪竜は壊れた魂の本能の下確信していた。
"奴が――――――来る"
刹那――――――世界が悲鳴を上げた。
墜落する大陸に帯電するように拡がる光輝。
引き裂きながら、あまりの熱量に内部崩壊をお越しながら極大の熱量が収束し、そして――――――
大地を残らず焼き払う
天文学的な熱量と衝撃が押し寄せる質量どころか、空間さえも巻き込んであらゆるものをぶち壊した。
飛散する岩石。世界を破壊する質量は失われ、減速した隕石に付属された
どうやって来た?——————関係ない。
その力は?——————関係ない。
いつ、どこで、なにを――――――関係ない。
全て関係ない。今ある事実はたった一つ――――――そこに、
『
光の流星群に総体を消し飛ばされようが嗤う。喜びの咆哮が世界を震撼させる。
殺す。絶対に殺す。
消し飛ばされた端から肉が盛り上がり再生。
痛みに怯む思考も概念もない。
全てをぶつけて殺す。邪竜はその為に存在しているのだから。
「………………」
クリスは真っ直ぐ悪に向け落下する。風を切り重力に身を任せる。
クリスがこの場にいるのは奇跡でも偶然でもなく、守るべき一人の少女の願いと協力があってこそ。
人は一人では生きていけない。
ティアがそうであるように、今回も助けがなければクリスは間に合わなかった。
「俺は、助けられてばかりだ」
"あいつが暮らすこの世界を守ってやって"
最高機密ヴェンデッタと並ぶ希少能力の持ち主は、本来ならヴェンデッタ同様本国でティア王妃と共に厳重に護られる護衛対象。
なのだが。
「是非もない。誰もが、守られるだけでは駄目だと立ち上がる。男も女も等しく立ち向かえる。……国の未来は安泰だな」
誰もが守りたいものの為に勇気を出して突き進む。
ならばこそ、ヴァルゼライドは悪を滅ぼす悪ならば――――――
「とく死ね。破滅の竜王よ。お前は生きてても害にしかならない。俺を殺すために後先考えない破滅など――――――俺が言うのもなんだが、何処か一人で遠くでやっていろ。はた迷惑だ」
邪竜に影が射す。
「――――――巨体の癖に素早いな。理性のない天災の類いと考えていたが、強欲竜の本質はそう簡単には変わらんか」
肉体の3分の2を犠牲に回避した蠢く肉塊。
死ななければいいと再生力を考慮した本能。
視界を奪われたのか、無差別に破壊の力を放出する。
このまま全快すれば邪竜は
「させんよダインスレイフ。貴様に何かをさせるいとまなど与えん」
次瞬、轟き荒ぶ咆哮。
音速を突破して尚、加速の一途を続ける疾走。
動きを阻む邪魔な風圧を裏拳で砕き、強引に自然現象を跪かせる。
片眼を修復した強欲竜に、
煌めく流星痕の光景を生み出しながら、地上に刻まれる
着地と同時に飛び散った破片に付属された
遅れて首の断面がずり落ちる。
「——————ッ!!」
大哄笑する首のない邪悪の竜が、大地を引き裂き天高らかに飛び立った。全身から血飛沫を振りまいて、喜悦に歪んだ滅びの叫びをダインスレイフは謳い上げる。
その咆哮を浴びただけでありとあらゆる無機物が爪に、鱗に、牙へと変貌した。
放たれる億を超える剣鱗弾雨と、千メートルを超える巨大な竜爪。
天の崩落に等しい暴力の具現を前に、逃れる場所などありはしない。
回避できたところで、そこの物質がある限り世界を味方に付けた強欲竜の射程内。
ゆえに―—————
「斬り伏せる!」
真っ向から滅ばすのみ。
剣鱗弾雨全てを斬り捨て、肉塊のまま空を飛ぶ邪竜に向け竜爪を駆け上った。
行く手を阻む障害全てを斬り、殴り、足の裏事貫く剣鱗も踏み砕く。
並みの攻撃では手足の挙動だけで粉砕する化け物。
森羅万象を破壊する英雄に、規模の大きいだけの物理攻撃では意味がない。
因果律崩壊能力を掻い潜り、放射光極限収束を突破する出力が必要。
『■■■■■■■▪▪▪▪ッ!!!!!!!!!!!』
細胞全てが英雄を殺す機能として動き出す。
相手の動きを認識はしても理解はしない腐った脳が、理解しないまま最善手を叩きつける。
再生途中肉体が蒸発する熱量を内包した始原の魔法。
始原の魔法『滅魂の吐息』。
元は竜王キュアイーリム=ロスマルヴァーのオリジナル始原の魔法。
だが、ツアーもダインスレイフもそんな魔法は知らない。
ただこの場で、最も高い殺傷能力を求め、英雄と同じ一撃必殺を追求した結果に過ぎない。
そう、邪悪な竜は英雄を殺すために始原の魔法を本能で開発し、改良を実行し続ける。
エネルギーである魂は無尽蔵。
意思が動き続ける限り歴代最強の竜王は止まらない。
集束、集束、集束——————臨界点突破。
——————放射。
『
言語不能の呪詛の雄叫び。
最強最悪の黒いレーザー。破壊の熱量は地表を溶かし、森を薙ぎ払った。
剣鱗と千メートルを超える巨大な竜爪が行動を制限する周到性は理性が無いとは思えない。
「……毎度毎度、無駄に規模が大きければ俺に当たると思っているのか?」
当たってやる気は一切ない。皮一枚の被弾が魂を消し飛ばす黒いレーザー。
「逃げ場がない。裏を返せば近道を敵に提供しているようなものだ」
最強最悪の始原の魔法に一切の躊躇なく前へ踏み出し―—————漆黒の闇が光を飲み込んだ。
これで終わり。無謀に挑んだ蛮勇は一切の抵抗を許さず消滅した。
放出した出力が上昇する。地殻を掘削し、惑星を貫通しても——————上昇する。
余りある高出力が星となり消えても無尽蔵のエネルギーは止まらない。
当たれば殺せる攻撃程度で何故死んだと確信する?
当たれば死ぬ程度古今東西の英雄譚で英雄に踏破されている。
昔から証明されている物語ならば、ヴァルゼライドが実現できないはずがない。
対英雄用戦闘機械として第六感が警告する。
英雄は直進して来ている!!
ガラスが砕け散る音が響く。何度も何度も何度も、音は近づいてくる。
『■■■■!!!』
確信していた。信頼していた。魂を消滅させるレーザーを内側から斬り進む英雄。
超高速で放たれる光刃の嵐、破滅の竜王が射程内に入った。
さあ、刮目せよ——————悪竜退治に挑もう。
解除したレーザーを激しく発光させ視界を潰し、破壊力を増すために付加した高エネルギーの竜の爪、尻尾の連撃が迸る。
無尽蔵のエネルギー補給による無限大出力攻撃強化を促す始原の魔法。
人間の肉体では再現不可能な竜の殺戮舞踏。
激突する光の剣と竜の爪。
力に技に経験、執念。あらゆるものを総合した戦闘力をぶつけ合い、破壊者たちは火花を散らす。殺意と殺意を応酬していた。
そして、上空から狩り薙ぐような巨腕を十文字に切断した。
正しく慣れているかのように。大質量の巨体を苦も無くねじ伏せ、超高速で疾駆する。
「貴様より誇り高い敵を知っている……見切っているのだ、その手の技は」
卓越した剣術も腕はあくまで二本きり、その明確な弱点を圧倒的な物量差により突かれたことなど何度もあった。
そしてその度に真っ向から切り抜けてきたのが
例えダインスレイフが、彼に匹敵する数の鉄火場を潜り抜けていたとしても……
「俺が今まで、何人の超越者と殺し合ってきたと思う」
ナザリックとの死闘を演じた経験値だけは、どう足掻いても敵わない。
格下単騎で全滅させるべく駆け抜けた男の研鑽は、裏技で超越者を超越したダインスレイフでは劣ってしまう。
『■■■▪▪▪▪■■■■■■■▪ッッ!!!!!!!!!!』
だから、理性無き獣には嬉しくてたまらない。
破滅の光で刻まれながら、宇宙の真理を愛するように歓喜が絶頂へ導く。
本気で生きろと教えてくれたあの日の思い出を忘却されても、お前が無敵の勇者で、世界の誇る
憧れの英雄から放射される憎悪と、殺意と、敵意の波濤。
それらを堪能しつつ、強欲まみれの突撃を何度も繰り返す。
その度に邪竜へ刻まれていく数多くの裂傷。刀身が血肉を抉り、滾る命を削ぎ落す。煌めく
それに応じてダインスレイフは出力を上昇させる。
無限のエネルギーを器以上に供給し、いつも通り壁を一つ精神力で超えて見せる。
終わりの見えない戦いは延々と続いている。
ヴァルゼライドは格上の
最終決戦は連戦に次ぐ連戦を経験し、どれ一つとして容易だったものはなく、だからこそ糧とするには極上だ。全てを背負って歩み彼がそれを無駄にするはずがない。
「死なないとは厄介だな。優れた体躯と種族。一撃一撃が必殺でありながら手札の多さは驚嘆に値する。——————だからこそッ!!」
突き刺した刀身が頭蓋骨を蒸発させ、脳などの重要器官を消滅させるもコンマ数秒の停滞もなく新たに編み出した始原の魔法を行使する。
被弾覚悟に爆発前の僅かに空いた隙間を縫い、振り抜かれる
自身に向かい突き進む英雄へ、ダインスレイフが自分事巻き込み展開するのは、超強力な電磁波の嵐獄。生命活動を根絶する域にまで達したマイクロ波加熱により、その現象に囚われたヴァルゼライドの肉体は瞬間沸騰させられた。
外敵を水風船のように破裂させる急激な熱量の強制増加は、本来あらゆるものを滅ぼす攻性防御領域だったが、ああ、しかし——————彼の前進の意思を妨げんとするあらゆる事象を、極光の刃は断ち切ってみせた。
光の魔人は止まらない。彼にとって肉体が蒸発寸前に達するなどいつものことに過ぎないのだから。
「ダインスレイフ……否、貴様はもはや邪竜ですらない。確かに、貴様は最も優れた個体だろう。——————だが、戦闘者としては三流以下に成り下がった」
信じられない観察眼で直撃する剣鱗、魔法を見抜き、無駄なくそれらを断ち切りながら前へ前へ突き進む。
天霆は止まらない。
対英雄用戦闘機械として、英雄と出会い目覚めた男は絶対の力と引き換えに、数多の死線も修羅場も、蓄積された経験値を理性と一緒に消失した。
存在するのは『意志』のみ。
英雄を殺す凝縮された殺意。
——————"自らこそ英雄に討たれた邪竜であり、同時にいずれ英雄を滅ぼす魔剣である"
どれだけ力強く、出鱈目な力を行使しようと、直線的な殺意と敵意が分かりやすく教えてくれる。理性無き技は、人間時より強く、早く、制圧力に長けていようとも……それだけだ。
だが、しかし——————だから?
『■啞■ッ!!!オ■■!!!
関係ないしどうでもいい。
だって今、求めた夢が叶っているのだ。
奇跡は此処に、此処に在る!
願い願い願い願い、狂おしいほど求めて挑み、追い続けて掴み取った一瞬がこれなのだと魂が理解している。ならばそれで十分だろう。
『——————■こ■……今——————こそ——————』
やるべきことは、ただ一つ。
その背に魔剣を突き立てよう。俺の手で
鳴動する大気。咆哮に竦んだ大地が液体の如く波打ち流動し始めた。
全方位から響き渡るは、超大型爬虫類が鱗や牙を軋らせたような擦過音。
ありとあらゆる無機物が
『■■啞▪ァ■阿啞■■吾■■▪嗚呼アアアアアアア■■■アアアアア!!!!!!!!!』
瞬間、具現したのは惑星の表面を覆う、十数枚の厚さ100kmほどの岩盤プレートのアギト。
ヴァルゼライドを中心に生み出された巨大な竜が、彼の蹴るべき大地ごと回避不可能の奈落へ反転した。
『■■■■——————
人一人殺すために起こされた
内核から排出された星の命は、氷の惑星へ誘い。地震はマグニチュード10を超え測量不能。惑星規模の環境変化や大量絶滅の原因となる引き金を一切の躊躇なく、攻撃の逃げ場を無くすためだけに実行された。
噴出孔ど真ん中に放り出されたヴァルゼライドを蹂躙する大量の噴出物は成層圏、外気圏を越え宇宙空間まで達する爆発力と衝撃波。6,000℃の熱量と溶岩。火砕流と有害ガスが噴出し放射状360度の方向に流走し広大な面積を覆う。
人間種国家は勿論、亜人種国家を含む全生命が死滅。
ダインスレイフは出し惜しみをしない。ポテンシャルをフル活用は当然、すべてが本気。
誰がどう考えても明らかにオーバーキルを行いながら、しかし決して、絶対に、何があっても邪竜はその手を緩めるつもりは毛頭ない。
そんな無礼は考えつかない。そんな愚行は犯さない。
そう——————英雄に、限界なんてないのだから。
だからこそ。
「——————まだだ!!」
気合と根性さえあれば概念さえ粉砕する。
闘志の炎が消えない限り、因果さえ木端微塵にぶっ壊される。
界がズレる。位相がズレる。次元そのものの盾を形成。しかもそれを蹴り飛ばし、強引に周囲を破壊しながら押し通った。
抉られた世界の断片はまさしく不壊の防御壁。瓦礫のように吹き飛びながら進行方向を一方的に押し潰し、進撃する道を作る。
「——————ッ!!」
既存世界を破壊する踏み込み。大きな推進力を得て破滅の竜王の四肢を斬り飛ばした。
『オ▪呉ァ■呉■■▪御■■■ガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア——————
進撃の英雄が強制的に停止される。全方位から押し潰す360万気圧。6,000℃の高温にもかかわらず内核を固体にする星の最高気圧が、生物の生存を許さない。
光剣が激しい煌めきを見せた瞬間、気圧が消し飛んだ。
「その手の技も、見切っている。魔王は更に凶悪だったぞ」
宇宙最強の暗黒天体を破壊する光極。
生物を絶滅させる龍の咆哮も、気圧も、ビームも、突き詰めればこの世の内側で巻き起こる現象だ。
よって、
『——————見つけたわ。クリスが全身切り刻んでくれたおかげで、流れが理解できた』
「どこを斬ればいい?」
『木端微塵に消滅』
「
ティアがクリスを引っ張り上げる。呼びかけに応じて
究極の対天体、対空間、対秩序、対万象兵器——————放たれた一閃は過去最大の殲滅光として具現した。
崩落する界の断層ごと閃奏は消し飛ばして進むそれは、既に刃などではなく迫る壁に他ならない。
視線一面を埋め尽くす極大の斬閃に、あらゆる始原の魔法は意味をなさない。
何とかすべしと気概を吼えても、心も体もバラバラなツアーとダインスレイフは、真に心身一体の二人に届かない。
『■ア——————』
その姿があまりに、そうあまりに眩しかったから。
愚かな男は目を覚ました。
理性無き獣の眼に僅かな光を宿し。
『■■■アア……すげえなぁ、本当に』
空間ごと切断されると同時、ダインスレイフは子供のような笑みを零した。
完全に凌駕された事実以上に胸を埋めるのは喜び。この男がずっと変わらず無敵の英雄でいてくれたことに、溢れる感謝が止まらない。
会えてよかったと心底思う。
さあ、来てくれと感涙しながら、破滅の光輝が邪悪な魔性を木端微塵に消滅する。
疾走する勢いがまま、振りかぶる切っ先へ運命を乗せ——————刹那の煌めき、空を断つ。
神速の剣閃が魂を断ち切った。
聖戦はこれにて終幕。
長きに渡る死闘はようやく、一つの勝利を描き出して終わりを迎えた。
破局噴火の被害はコールレイン少佐が無力化しました。
「さすがコールレイン少佐、アストレアの右腕は伊達じゃないぜ。ヒューッ!」
次回エピローグ。戦闘シーン書くの好きだけど時間がかかるのが難点。それ以外ならスラスラと。多分次回は早いよ(二月中
そして祝え!今日が俺の誕生日だ!!(関係ない