・駄文
・完結する可能性【低】
・下手くそ表現
以上が大丈夫だという方はどうぞ先にお進みください。
目が醒めると私の知らない景色が広がっていた。
え?何?ここ、どこ?
おかしいな、私、昨日はモンハンやってて、最小金冠確定タマミツネの改造クエストにほんの興味で同行したのはいいけど急に通信が切断されたんだっけ。
それでも構わず続けてたら、想像以上に可愛くて、こんなに可愛い生き物を討伐するなんて私の中の何かが許せない!ってことで捕獲した後に急に眠たくなって………、あぁ、駄目、そこから先が全然思い出せない………。
えっと、取り敢えず今の状況を確認しなきゃ………。
辺りには………、蜂の巣がある木に、なんかよくわからないキノコと大きな切り株………、あれ?ここ、何処かで見たことあるような………。
改めてキノコの群生地を見ると、黄色いアリのような昆虫が数匹ほど群がっているのが見える。
あ、あれってもしかして………、オ、オルタロス!?
オルタロス
甲虫種に属するモンスターでフィールド場で様々な物を採取してお腹に溜め込む習性を持つ。
普段は大人しいが、攻撃を受けると仲間とともに臨戦態勢を取り、近接攻撃や、防御力を低下させる謎の液体を飛ばしてきたり様々な反撃を行ってくる。
また、大きな個体はこちらが何もしていなくても襲いかかってくる。
ゲームではあいつに中々手を焼かされたっけ………って、そうじゃない!
え?なんで、モンハンのモンスターが私の目の前に!?
い、いや、落ち着いて私。これはきっと夢よ、だから頰をつねってもきっと痛くない筈!
そう思い、頰をつねろうと手を伸ばす。
でも届かない、必死に伸ばしてる筈なのに顔に手が届かない。
な、なんで……?どうして手が届かないの………?
私は自分の手のひらを見ると、肉球のような物が付いていた。
…………え?
もう一度言おう、肉球の、ような、物、が………え"っ!?
な、なんで肉球!?しかもよく見たら爪と毛も生えてるし、あ、そ、そうだ!体、私の体はどうなってるの!?
まず目に付いたものは尻尾。
純白の鱗にフサフサとした濃い紫色の毛が生えていた。
そして背中には薄い桃色を基調とした小さな背ビレ。
最後には四足歩行で偶に視界にちらっと映るヒレのような物が………。
うん、これってさ、どう見てもタマミツネ、だよね……。
さて、ここまでわかればやる事はただ一つ。
大きく息を吸って…………
「クァオオオオオオォォォォォッ!?(嘘だあぁぁぁぁぁぁぁっ!?)」
絶叫。
分かってたけど人語なんて話せるわけがなかった。悲しい。
渾身の力を込めた咆哮の後、多少は困惑していた私だったが、今では落ち着きを取り戻していた。
タマミツネ、タマミツネかぁ…………。
タマミツネ
海竜種に属するモンスター。別名、泡狐竜。
泡を使った攻撃を得意とし、機動性の高い素早さと跳躍力を持ち、華麗な動きで相手を翻弄させながら戦うのが得意なモンスター。
他にも高圧の水ブレスも放つことができる。
確かにタマミツネは大好きだし、一度は撫で回して見たいって心の中で願ったことはあったけどさあ………、まさか本当にタマミツネになるなんて予想できると思う?
もしかして、これが俗に言う転生ってやつなのかな?
落ち着きを取り戻した後、私は再び自分の状態等を確認することにした。
まず、今私がいる場所、間違いなくモンハンのフィールド、渓流である。
だってあんなに大きな切り株、他のステージにあったっていう記憶がないんだもん。
そして、自分の前世………、いや、別に死んだ訳ではないと思うんだけどさ、まあ、タマミツネになる前の自分がどういう人間だったかを改めて確認したわけ。
それで、ゲームと料理が大好きな女子高生っていうところまでは思い出せたんだけど、名前だけはどうしても思い出せそうになかった。
更に、私の体は何故か異様なまでに小さい。
二足歩行で立ってもおそらく成人男性と同じくらいだろう。
そして背ビレはゲームでよく見るタマミツネの個体より小さかった。
となると、私はメス、という事になるのだろうか。
良かった、これで性転換してオスの個体になってるとかマジで笑えないし。
さて、これからどうしよう。
ここにはゲームやテレビ、漫画はおろか、人間の生活を支える火や電気などといったものは一切存在しない。
まず何よりも安全を確保したいよなぁ………。
ゲームではハンターを中心としてプレイしているためモンスターの生態についてはあまりムービーや資料を見ない限り、知る機会というのはあんまり無いと思う。
まあ、あくまで私の思ってる事なんだけどね。
でも、よく考えて見たらこの世界は弱肉強食、弱い者が食われ、強い者が生き残る。
今の私は大型モンスターであるとはいえ、この大きさである。
まだ幼体なのかもしれない、これではパワーも他のモンスターと比べて貧弱なはずだ。
ここで別の大型モンスターが現れれば私は間違いなく負ける、いや、死ぬかもしれない。
目覚めて一日目に死ぬとかマジでシャレになんないし………。
うん、まずは安全第一!まだ日は高いし、日が沈むまでになんとしてでも安全な場所を探さないとね!
ならまずは行動あるのみ!色んなところを巡ってーーーつっ!?
足を動かそうとした所で突然左後ろ足に痛みが生じた。
痛み、とはいってもそれほど痛くは無い。
例えるなら蚊が肌に止まって血を吸うくらいの感じ。痒い。
後ろを振り返ると、そこには痒みの元凶であるらしきオルタロスが何やらご立腹な様子で私を睨みつけていた。
え?私何かしたっけ?
これまでの記憶を探っていくと、私自身がタマミツネの姿になってた事に驚いてどでかい咆哮をかました事を思い出す。
あぁ、多分あれ原因なんだろうな。
ゴメンゴメン、すぐに出ていくからそんなに怒らないでよ。
でもそんな謝罪が彼らに通用するはずもなく、オルタロス達は三匹係で私の足を攻撃し始めた。
うん、痒い。痛くないとは言ってもこうもしつこく攻撃されるとだんだん鬱陶しくなってきた。
何、この子達?なんでさっきから後ろ足ばっか狙ってくるの?
体の構造上そこには手が届かないから掻けないんだけど。
いくら私が文句を言っても彼らは攻撃の手を緩めることはなかった。
まあ単純に話が通じないだけだと思うけど。
ああ!でもそうだったとしてももう我慢の限界!
さっきからチクチクチクチク鬱陶しいっ!!
私はオルタロスのいる方向とは逆方向に首を向けながら反動をつけた後、その場で回転しながら尻尾で薙ぎ払った。
なぎ払いを終えた後、私の視界にオルタロス達は存在していなかった。
おそらく、あの攻撃で全員吹っ飛ばされたのだろう。
ふふん、この動き、同じ海竜種であるラギアやポンデライオンができてこのタマミツネに出来ないはずがないのだっ!!
まあ、今の私はまだまだ幼体だし、力なんてたかがしれてるから倒してるなんてことは無いだろうな〜。
まあ、追い払う事が出来たならそれでいっか。
さ、オルタロスもいなくなったし、フィールド探索といきましょう♪
グシャッ!
あれ?今何か踏んだような、一体何だろう?
そう思って足を退けて確認してみると、黄色の砕けた甲殻のような物が地面に残っていた。
んん?あれ?これってもしかして………?
私はオルタロスを吹き飛ばしたであろう方向を見ると、足元と同じ色の甲殻が砕け散ってあちらこちらに散乱している。
嘘、これ、私がやったの………?
目の前の惨状に困惑していると、私の視界の中に一本の木が入る。
もし、今の私がそれなりに成長している個体ならあれくらいの距離の木にブレスを当てる事も出来なくは無い………筈………。
ふむ、ちょうどいい距離ね………。よし!
でも、ブレスってどうやって出すんだろう?ん〜、まあ、なるようになるよね!
それじゃあ早速、大きく息を吸って……………、吐くっ!!
うわぁ………、嘘でしょ………?
結論から言うとブレスは出た。泡ブレスじゃなくて高圧の水ブレスの方ね。
出たのは出たよ。
的である木にも当たったし、まあ、それだけならいいんだけどね………。
その、まあ、なんて言いますか………。
私の放ったブレスは的と決めた木に直撃しただけにとどまらず、紙を鉛筆で突き破るかように普通に貫通してしまった。
今ではその木は見事に風穴が開いてしまっている。マジですか………。
その後、私は泡ブレスも放ってみた。
結果、普通に出ました。
次に全身から特殊な体液を分泌させ、それと体毛を擦り合わせることで大量の泡を撒き散らす能力も試してみた。
これには慣れるまで結構時間がかかっちゃったけどなんとか出せるようにはなったよ。
まあ、全身から体液を分泌させるとか人間はそんな事をしないから仕方ないね!
泡を出した後はスライディングとかやってみたけどすっごく楽しかった。
それでね、色々試して思ったんだけどさ………
これ絶対に幼体じゃないよね?
幼体のモンスターが木を貫通する程のブレスを放てるわけないもん。
あれ?じゃあ今の私って普通に成体だったりする………?
もしかしてこれからずっと伸び代なし………?
マジですか………………。
いいよね、ミツさん可愛いよね。