綾川雪観は転生者である   作:白だるま

1 / 4
またやってみたい話を公開した…白だるまです…

タグである通り〈鷲尾須美は勇者である〉から始めていきます。
タイトルも、花言葉です…




第零話 貴方は私に死を与えた(トリカブト)

神なんて見守ってるだけで十分よ。

 

■■■■は■■■とは違う■■と会った事があるから言える事だけど…

 

私は■■に会った事なんてない…

 

だけど、私は■■■■のおかげでこうして■■■■■…

 

■■■は私に、試練を与えていたのだと思った…

 

この先、二人の友達の選択を…そして■■■■■■■の選択を…

 

それを■■■■に■■■■■…

 

 

                             勇者御書.298.10.25

___________________________________________

 

 

 

私は、今の状況を理解出来なかった…

 

血塗れで倒れている人がいるが、それはよく見た事がある人で……

それは、当たり前だった…

 

その血塗れで倒れているのは、私の愛した男性だったからだ。

 

周りにも、多く血塗れで倒れている子供達が居た…

何が起こったのかを理解した時…私は嘘だと思いたかった。

私は…いや、私たちは…理不尽に殺されたのだから…

 

私は、その後の事をよく覚えていない…

 

気がつけば、真っ白い部屋に死神と名乗る少女に連れて来られ、その後、神と名乗る女性が私に状況を説明してくれた。

神様は、此処は天国と地獄の狭間であり、私が充実した人生を送れていなかった事が原因で天界に行く事が、出来ないと言われた事だ。

その話を詳しく聞いてみると、強い未練や憎しみなどが高すぎた場合に成仏すると私の世界に悪影響が出るらしい…だけど、私の未練と後悔は……

 

「あなたは、2つの選択肢があります…『漫画やアニメのような世界に転生』か『神の世界に就職』のどちらかになります…精神的なショックが大きい時に、辛い選択をさせて申し訳ないのですが…」

 

そう神様は、すまなそうに言ったけど…私はどうでもよかった…

私は、転生でも就職でもどっちでも構わないと言った。

 

「わかりました…就職しても未練は無くならないと判断しましたので、転生になります…でも、あなたは不幸特典も付きますので、7つの特典が選べるようになっています」

 

「特典は…いりません…このまま転生お願いします」

 

私が言った言葉に神様は絶句していたが、私がなんで()()()()()()()と言ったその理由を知っていたかのように私に優しく言った。

 

「あなたが世話をしていた子供達は貴方に感謝していましたよ…『優しくしてくれてありがとう』…って言っていました。あの子達は未練などありませんでした…それと、あなたの恋人も転生が決定してその世界で頑張って暮らしていますよ。あなたが気負う必要はないです…」

 

私は子供達の感謝の言葉が嘘に思った…あの子達や彼を死んでしまった原因は、私のせいなのだから…

 

「それでも自分が許せないんです…私に特典はいりません…」

 

神様は、これ以上話しても無駄だと判断したらしく希望する転生の世界を聞いてきたけど…どうでもいいと答えた為、クジ引きとなり私が転生する世界が決定したが…

 

「確認します…貴方は転生の特典の申請を拒否しました。転生先の世界で申請は可能ですが…時間もかかりますし場合によっては申請を破棄される可能性があります…提案ですが…私が転生先で役立ちそうな特典を選んでおきます。3つ程度なので後で変更も可能としておきます。この決定は私の独断なので気にしないでください…貴方の転生先ですが…()()()()()()()()()()()()()()()()

 

神様は、念入りに真剣に聞いてきたけど、どうでもよかった。

 

「わかりました…初めに言っておきますが大変困難な世界へ転生となります。場合によっては今以上の後悔と未練があるかもしれません…そんな世界ですが…貴方に救いはあると願っています」

 

私に救いなんてあるわけない…

 

私は…あの人と子供達を不注意で殺してしまった…

 

私はそう思いながら転生した…

 

 

___________________________________________

 

女神は、さっきまで担当していた女性の事を思い出していた。

 

「不幸特典付きのAランク…久々の重症だったわね…」

 

不幸特典に付く転生者は、殆どが望まない死や理不尽な死に方をした者が多いが彼女はAランクの中でも最悪の部類に入っていた。

本来は、特典を選ぶための権利として資料室で選ぶ予定だったが、何もしないでその場で座り込み数週間分の時間が経っていた…女神も此処に居ても解決はしないだろうと、判断し本人の許可を得て転生させたが…少し心配していた。

 

「本当に…最悪の死に方よ…こんな目にあったら普通は世界を恨むわね…」

 

「私も…そう思う……」

 

小さく呟くように答えたのはさっきまで話していた女性をここまで連れて来た少女…死神であった。

 

「そうね…だからこの世界は困難だから…心配して『転生の特典を3つ付ける』って言ったのは間違っていたかしら…特典の1つは決まったけど…あと2つどうしようかしら?」

 

「私が…1つ決めていい?」

 

死神が話しかけてきたが…その特典はかなりの物だった…

 

「ありがとう…これならこの先の事が改善されるされるかもしれないわ…だけど…」

 

女神は不振に思っていた事があった。

 

Aランクで、この世界が選ばれる事はあり得ない事だったからだ。

残り9つのくじに書かれた世界を見た時によっぽど運が悪いとしか思えないが、神のルールとして【くじで決めた場合は、転生者が抗議しても変更しない】決まりがあった為に変更できなかったからだ。(但し、特典の使用で転生先の指定は可能。ランクでの制限あり)

今、神の世界でも違反転生者による事件が相次ぎ問題となったが、自分の所でこんな事が起こるとは思わなかったからだ…

他の所では、上層部の勝手な行動による転生者のランクの改ざんや、神が面白がって他の転生者を送り込み戦わせ見世物にする悪質な問題があった。

今でも、一部の神が取り締まる組織を作り対応してはいるが、少し前に比べれば大分良くなったが…まさか自分も被害に遭うとは思ってみなかった。

女神は、くじの中に()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

「『結城友奈は勇者である』の世界なんて…ペナルティ付きの転生者か、此処に行きたいと思うような転生者しか選ばれないはずなのに…」

 

だからこそ心配したのだ…責任感が強く、優しすぎる為に特典を断って転生した彼女の事を…

 

「綾川雪観さん…貴方の後悔は『大切なものを守れなかった事』…今度こそ守れる事を祈っています…」

 

自分の判断とはいえ、無理矢理転生させてしまった女神は、罪悪感を隠すように祈っていた。

___________________________________________

 

不幸特典

 

不幸特典は理不尽な死を体験したものが得る事が出来る。その他にも病気やけがで暗い人生を、送った者も対象となるが大体は「理不尽な殺人事件の被害者」か「事故死」や「病死」が多い。

A~Bまでが不幸特典として追加される。

 

転生者の不幸特典ランクについて

 

Aランク  特典が3つ増える  家庭環境と身体の状態の安定 他のアニメやラノベの能力の申請の緩和

 

Bランク  特典が2つ増える  家庭環境と身体の状態の安定 他のアニメやラノベの能力の申請の緩和

 

Cランク  家庭環境と身体の状態の安定 他のアニメやラノベの能力の申請の緩和 

 

Dランク  他のアニメやラノベの能力の申請の緩和  ペナルティが付く

 

Eランク  ペナルティが2つに増加 

 

Fランク  ペナルティが3つに増加 

 

Gランク  ペナルティが4つに増加 特典なし(転生者の懲罰用のランク)

 

家族環境はAからCまで選択可能(いる、いない設定や好みの両親など)それ以外は無効(特典で変更可)

 

ペナルティの種類(一部)

 

「天涯孤独で無一文でスタート」

 

「身体の一部に障害あり」

 

「特典能力が一つ消滅」

 

「性別が逆になる」

 

「家庭環境と生活状況が最悪」

 

「転生前の記憶をすべて失う」

 

「特典能力がランダムで変わる」

 

「その転生先のメインキャラやサブキャラと恋仲及び親密になれない」

 

「転生先の固有スキルの習得無効及び武装使用の不可」

 

「特典能力の数回使用の消滅」

 

「寿命があらかじめ設定されている」

 

「転生者とばれたら即死亡か特典のロック」

 

「ランダムに特典能力が使えない時間がある(事前に通達あり)」

 

これらのペナルティは特典で無効化が可能

 

 




キャラ設定は出さない予定…(一人なので)

因みに資料室の説明…

簡単に言えば「アニメや特撮やドラマなどのDVDやレトロなゲームから最新のゲームまで、あと漫画と小説がある部屋

勇者御書の原本も〈鷲尾須美は勇者である〉が終わったら公開します

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。