四聖勇者の仮想現実   作:ブリキの玩具

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 前話で書いた通り、今回はいきなりホルンカについています。
 話が飛んでても気にしないでください
 それでは本編です。


9話 ホルンカ

 目的地…ホランカに到着した俺達は、NPCに話しかけ回っていた。

 

『おお!そこの若者よ!』

 

 この老人、俺らから話しかけたのにあたかも自分から話し始めたみたいに話してやがる。茅場のミスか?

 

『最近、亥神様をみないとは思わんかね!』

「亥神?」

 

 老人の【亥神】という単語を不思議に思った錬が老人に尋ねた。

 

『亥神様を知らんとな!亥神様とはな______。』

 

 老人の話は長かった。漫画でよく校長などの話が長い描写があるがリアルでは見たことがない。まさか自分が老人の長話を聞くことになるとは思わなかった。

 要約すると、亥神とはこの辺りの土地神らしい。外見的特徴は、巨大なイノシシに人一人程の大きさの角が頭から生えているらしい。そいつが5年に一度現れては、畑を荒らしに来るらしい。そして荒らされた後に村の男が総出で討伐に行く。その後、亥神の角を街の広場で燃やし、煙を天高くあげるのだという。ちなみに神が街を荒らすのは、試練だと考えているようだった。

 しかしその亥神が30年は街に来ていないから討伐して角を持って帰ってこいと依頼された。

 

「あなた方は倒しに行かれないのですか?」

 

ラフタリアが老人に質問した。

 

『街のものが荒らされてもないのに討伐に行くと天罰が下るのじゃ…。』

「なるほど、依頼はわかりましたぞ。お義父さん、引き受けてもいいですかな?」

 

 俺の目の前に、クエスト受領画面が出てきた。

 引受人がリーダーのパーティで【Big strange Boar】一体の討伐後、ホランカの老人に【巨亥の角】1つまたは【巨亥の牙】1つの納品か…。達成報酬はパーティ全員コルが2,500ずつと経験値が1,800…。引受人のみに達成品譲渡。何かは不明…。

 

 他の強い奴らに討伐してもらって、後で依頼品だけ渡してもらうとかができない感じに設定してあるのか。コル、経験値ともによかったが、この調子だとアイテムもいいものだな。

 

「おい、老人。報酬はどうなっている。」

 

『おお、それを忘れていましたぞ。すみませんな。報酬は…ここらで採れる宝石でどうですかな?売ればなかなかの価値で、鍛冶に使えば色々な恩恵が受けられるでしょう。残念ながらここでは鍛冶屋はないので加工はできませんが…。』

 

 宝石…か。

 

 

 

  『ごしゅじんさまー!フィーロはヘアピンがいいなー!そしたら食い込まないし。』

 

 

『腕輪が欲しいです。重要なのは付与効果です。これがダメでは意味がありません。』  

 

  『能力の上昇が期待できる物が望ましいです、ナオフミ様。』

 

 

 

「なあ」

『なんですじゃ?』

「その宝石はアクセサリーにできるか?」

『まあ、できないこともないですが…。あまり強くできないですじゃ。』

「ならいい。その依頼、引き受けた。」

 

 そう言うと同時に俺はyesに手を触れた。

 

 

 視界の端でラフタリアの顔が赤くなっているのが見えた気がする。

 

 

 

 




 というわけで九話でした。
 ちなみに尚文さんはまだラフタリアがあの時に能力依存だったのかいまだに気づいてないつもりで書いています。
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