偽装の笑顔〜Dual Personality〜   作:さとそん

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2話でお気に入り件数が50を突破しました!評価にも色がつき気分ウホウホアゲアゲひゃっほいなさとそんです。
今度タイトルを変えるかも知れません。そのときは事前に連絡しますのでよろしくお願いします。

あ、作者は結構ガルパにハマっててよく協力ライブ周回してるので見かけたらTwitterや感想欄で声掛けてくれると嬉しいです!
名前もさとそんでやってるので是非!

それでは3話スタートです!



人気者

「……え?」

 

いやいや、嘘でしょ。お願いだから嘘だと言って。

 

いま僕は弦巻こころに連れられてクラス発表の紙が貼られている掲示板の前にいる。

そしてそこには───

 

『1年C組

:

:

18 弦巻こころ

19 寺嶋祥哉

:

 

と書かれている。

 

神は僕を見捨てたようだ。さすがの神様も信じてない人には冷たい態度を取るらしい。

出席番号まで隣だなんてもうほんと嫌になっちゃうよね。

 

「うわ〜!祥哉、同じクラスよ!やったわね!」

 

そして当の本人はというと僕を差し置いて1人勝手に喜んでいる。全然嬉しくないんだけど。

はぁ……仕方ないな。

 

「あぁ、そうみたいだね!それじゃあ1年間よろしく頼むよ、弦巻さん!」

 

ったく、なんでこんな口調使わなきゃいけないんだよちくしょう……。

まぁいつもの暗い雰囲気をだしてイジメられるよりはマシか。

 

 

「うっわ……。えぇ〜、そりゃあないでしょ。……はぁ、めんどくさい事に巻き込まれる予感しかしないんですけど」

 

そんなことを考えていると隣で僕達と同じように掲示板を見ていた黒髪の女の子がなにか呟いている。

その視線を追うとそこにはちょうど弦巻こころと僕の名前があった。

 

え、もしかして僕までヤバイやつ認定されてる訳じゃないよね?

 

疑うような視線でその黒髪の少女を見つめているとこちらの視線に気づいたのか挨拶をしてくる。

 

「あ、ども。奥沢美咲です、どうぞよろしく」

 

その奥沢美咲と名乗った少女は少しけだるそうな雰囲気を醸し出しながら浅く礼をしている。

 

「あぁ、僕は寺嶋祥哉、よろしく頼むよ!」

 

ま、深く関わるつもりは無いけどね。ただ見た感じこの人は大丈夫そうだ、僕のカンがそう告げている。

 

ただなんかあの人も僕と同じような雰囲気が……いや、気のせいだろうか。

 

「そんな暗い顔してどうしたの?早く教室に行くわよ、祥哉!……と、そこの人!」

 

「うわ、ちょっ、弦巻さん離して!」

 

「はい、そこの人でーす。……ていうかいま自己紹介したばっかじゃん。」

 

そうして僕と奥沢さんは再び弦巻さんによって教室へと連行されたのだった。

マジで迷惑。果たしてこれから僕の高校生活はどうなってしまうのやら……。

 

 

 

 

 

 

 

☆☆☆

 

 

 

「えー、本日より君たちはこの花咲川学園の新入生として・・・・

……以上で私からの挨拶とさせていただきます」

 

ふぁ〜眠い。こういう校長の挨拶とかいう時間は無駄。実際あの話を真面目に聞いてる人なんて数人しかいないだろう。

 

だがこの話が終わったということは式も終わって軽くホームルームをやったら帰れるはずだ。

 

『校長先生、ありがとうございました。それでは各担任の指示に従って教室へと戻ってください』

 

ふぅ、ようやく入学式が終わったよ……。

さて、ホームルーム終わったらバイトの面接に行きますか。

でもまだなんのバイトか知らされてないんだよな……。商店街のバイトだからそんな危ない仕事では無いはずだけど……

 

 

 

☆☆☆

 

 

 

「ねぇねぇ、寺嶋くん!」

 

「寺嶋くん爽やかだよね〜」

 

「寺嶋くんどこ中〜?」

 

「いや、あの……」

 

「なぁ寺嶋、今日一緒に遊ぼうぜー?」

 

「ちょっと何言ってるの!?寺嶋くんは私と遊ぶのよ!」

 

「いや、だから……」

 

「あぁ?なんでお前みたいな女と遊ぶんだよ」

 

テメェら、いい加減話を聞けぇっ!

え?なんでこうなったかって?

 

――自己紹介で成功しちゃったんだよ。

 

完っ全に忘れてた……。入学式後のホームルームといえば自己紹介があったじゃないか……。

せっかく無難な挨拶をしようと思ったのに動揺していつも通りの仮面で自己紹介しちゃったら爽やかなイケメンと勘違いされちゃってこうして放課後の遊びに誘われてるわけだ。

行かないけど。だってこいつらもどうせ人の外面しか見てないヤツらばっかりだろ?そんな人達と一緒に出掛けるだなんてバカげてる。

 

というかさすがにもうそろそろ出発しないと遅刻するな。たかがクラスメイトごときに迷惑かけられるだなんて絶対に嫌だ。

 

「あぁ、ごめん!今日はバイトの面接があるんだ」

 

「そっかぁ、ならしょうがないね」

 

「いや、大丈夫だよ。それじゃあみんなサヨナラ」

できれば永遠に。

 

「「「じゃあね〜」」」

 

はぁ……もう初日から学校行きたくなくなったんだけど。まぁ元から嫌ではあったんだけれども。

 

 

 

 

☆☆☆

 

 

「はい、それではこれで面接を終わります」

 

「ありがとうございましたっ!」

 

学校を出て全力で自転車を漕ぎ疲れ果てた状態で受けた面接がようやく終わりを告げた。

 

 

「うん……君いいね!早速だけど来週の土曜日の2時からここに来てもらえるかな?」

 

ってことは……!

 

「採用、してもらえるんですか?」

 

「あぁ!君みたいな爽やかな人材が欲しかったからね。それで来れるかい?」

 

これは仮面に助けられたなぁ……。本当の僕なんかただの陰キャなのに爽やかと判断されるなんて。

 

「えぇ、もちろん行けますよ。それで内容を教えてもらえますか?」

 

「それは……まぁ後でのお楽しみってことで☆」

 

そう言って面接をしてくれたオジサンはこちらにウィンクをしてきた。

似合わないことするなよ。

 

「それじゃあもう1人面接しなきゃならない子がいるから。それじゃあ来週よろしくね」

 

「あ、わかりました!よろしくお願いします」

 

ま、とりあえずは採用してもらえたようでなによりだ。来週の土曜日の2時からね。

仕事の内容は……まぁ楽しみにしておくとしよう。

 

 

 

 

 




書いてる自分で言うのもなんですけどこの主人公ネクラ過ぎますね。

僕バイトとかしたことないんで採用がこんなに早く決まるか知らないんですけどまぁ二次創作なんで大丈夫でしょ()

最近ラ!作家さんのバンドリ小説増えてきましたね……。
仲間が沢山出来た感じがして嬉しい限りです。

それでは
にゃむろっとくんさん、夏風櫂さん、ゐろりさん、コープさん、ブブ ゼラさん、ところてん最高さん高評価ありがとうございます!
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