謙信たちが仲間に加わり公孫賛軍はよけいに賑やかになった、そして巷では頭に黄色い布を巻いた黄巾党と呼ばれるものたちが各地で争いを起こしていた、白蓮の城では玉座の間に全ての武将たちが集まっており話し合いをしていた、すると最後の一人の一刀が慌てて入ってきた。
「遅れてごめん」
「全くお前は慶次と同じでだらしない男だな」
「ひどいねぇ~かすがちゃん、ほら一刀も早く入ってこいよ」
慶次に言われて一刀は頭を下げながら桃香の横に立った。
「それで白蓮何でみんなを集めたの?」
「実はな北郷私のところに黄巾党討伐軍への参戦要請があってな、私は参戦することを決めたんだがこれは桃香やお前たちにとって好機じゃないかと思ったんだ独立のな、黄巾党鎮圧で手柄をあげれば朝廷より恩賞を賜る、桃香たちがその気になればそれなりの地位になれるはずだ、私もこの乱世を静めたいと思うが今すぐには無理だそんな私に桃香を付き合わせる訳にはいかない、時は金では買えないからな」
「そうだな、そろそろ自分達で頑張ってみようか、いままでありがとう白蓮」
一刀はいままで休む場所を与えてくれた白蓮に感謝の言葉を言うと義弘たちの方を向いた。
「義弘さんたちはどうするですか?」
「おいは一刀どんおまはんの天下が見てみたいからのおまはんたちについて行くど、白蓮どんいままで世話になったありがとう」
義弘も一刀に着いていくことを決め一刀は謙信たちの方を向いた。
「私も一刀殿たちと共に行きましょう、剣も慶次もそれでいいですね」
「はっ謙信様のお心のままに」
「俺も謙信がそう決めたのなら構わないよ」
「白蓮殿、いままでどうもありがとうございました」
謙信はかすがたちの了解をとると白蓮に向かってお辞儀をした。
「宗茂どんおまはんはどうするんじゃ?」
「私は白蓮殿のところに残ります」
「そうか・・・また会おう宗茂どん」
「はい、必ず」
義弘と宗茂は固く握手をすると後ろから星が出てきた。
「義弘殿、私ももう少し白蓮殿のところにいます」
「そうかなら星どんも元気での」
義弘は星とも固い握手を交わした。
「しかしご主人様、我々は手勢というものがない、それが問題です」
そう愛紗が言ったとおりいままでは白蓮の軍の兵士を使っていたが一刀たちには自分達の兵士はいなかった。
「手勢なら町で集めたらよい、な、白蓮殿」
「お、おい無茶言うなよ私だって討伐で兵を集めるんだぞ」
「白蓮殿、今こそ器量の見せどころですぞ?」
「うっ・・・」
「それに白蓮殿の兵士たちは皆勇猛ではありませんか、友の門出に義勇兵の五百人や千人、贈ってやればいいのです」
「無茶言うなよ~・・・」
「私も勇を奮って働きましょう、どうですか白蓮殿」
「むぅ~・・・ま、まぁあんまり集めないでくれると助かる・・・」
星は一刀たちのために白蓮と交渉し町で兵を集めることを白蓮は許可してくれた。
「じゃあ遠慮なく集めさせてもらおう桃香と愛紗と頼むよ」
「まっかせなさーい」
「御意、早速行動しましょう」
「それと謙信さんと義弘さんも桃香について行ってもらえますか」
「おお大役、任されたど」
「了解しました、北郷殿」
「はぁ仕方ないこうなった以上私も出来る限りの協力をしよう」
一刀は普段から町の民と仲良くしている義弘と謙信にも兵集めを頼み、白蓮も兵を集めるのに協力すると言ってくれた。
「ありがと白蓮、この恩はいつか頑張って返せるようにするから」
「ふふ、期待しないで待っておこう星、兵站部に手配して武具と兵糧を提供してやってくれ」
「了解した、では北郷殿一緒に参ろうか」
「一刀俺も一緒に行くよ」
「ああ慶次頼むよ」
星と兵站部に行く途中一刀は少し先を歩く星に話しかけた。
「そういえばさっきはありがとう」
「別段、礼を言われるようなことはしておりませぬよ」
「でも白蓮を上手く乗せて俺たちに便宜を図ってくれたろう」
「ふふ、何の事やら」
星は悪戯っぽく笑った後真剣な表情をして一刀に聞いた。
「それよりも北郷殿、討伐に際して何か策のようなものはお有りか?」
「実は無かったりするんだよな、慶次は何かある?」
「俺もそういうのは謙信に任せてるからな~」
予想通りの答えに一刀は苦笑した。
「とにかく義勇兵が何人集まってくれるかだな、それに相手の情報も不足してるしそれらを集めてから行動を開始すると思う」
一刀も真剣な表情で星に言った。
「しかし悠長な事をしていては功名の場がなくなるのでは?」
「義弘さんたちが兵を率いても俺たちはまだまだ弱小勢力には変わらない、功を焦って全滅、なんて洒落にならないだろ、だからこそ最初の一歩はできるだけ慎重になった方がいいと判断しているんだけど」
「なるほど中々考えてますな」
するといままで黙っていた慶次が星に聞いた。
「星姉さんはこのまま白蓮さんのところにいるのかい?」
「いや、私もいつかは白蓮殿のところから抜けるが今すぐというわけではない」
「ふーんま、何かあったらうちに来いよ姉さん、なあ一刀」
「ああ、趙雲が良ければ来てくれるとうれしい」
「星でよろしい、私はあなたを気に入っているのですからな」
一刀と慶次がそう言うと星はまた悪戯っ子ぽく笑い言った。
「そうですな、何かあれば一刀殿に最後まで面倒見てもらいましょう」
星は最後までという言葉を強調して笑いながら答えると先に歩いて行った。
「やっぱり一刀の回りは面白いねぇ、一刀、俺楽しみにしてるよ一刀の恋の行方」
「な、何言ってんだ慶次」
慶次と一刀は笑いながら廊下を走って星を追いかけた、それから一週間後兵が集まり独立の日を迎えた。
とうとう独立までいきました、次回は恋姫のファンの方に人気のあの子達が登場です、それにバサラの新キャラも出ます、次の投稿も恋姫でいくと思います。それではまた17話でお会いしましょう。感想と評価お待ちしています。