恋姫バサラ 蜀編 大陸に呼ばれし老鬼と御遣い   作:双龍

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やっとあの子を出せました、誰かって?それは小説をご覧になって自分の目で確かめてみて下さい、それでは28話をお楽しみ下さい。


28話

汜水関が義弘により真っ二つに斬られた事は、直ぐに洛陽の城にも伝わった。

 

「た、大変です賈駆様!!汜水関が一人の男に斬られました」

 

兵士は大慌てで軍師である賈駆に報告した。

 

「あんたねえ、汜水関を斬れるわけ無いでしょ、情報は正確に持ってきなさいよ」

「しかし華雄将軍からの伝令ですので間違いないかと」

「はあ!?」

 

すると玉座の間の奥で座っていた老人が槍を杖のようにして歩いてきた、北条氏政である。

 

「まあ、待つのじゃ詠、もしかしてその汜水関を斬ったというのは髭を扇状に生やした、儂ぐらいのじいさんじゃないかの?」

「は、はいその通りでございます」

「なら詠よそれは正確な報告じゃ」

「ま、まさかあんたのところの世界の奴?」

「うむ、そんなことができる奴は儂の世界にも数人しかおらんが、そのうちの一人の島津の仕業じゃな」

「全く、あんたの世界の人間は常識を知らないの?」

「鬼島津か、相手にとって不足はない」

 

更に奥から拳銃を持った雑賀孫市が言った。

 

「月ちゃん大丈夫ですよ私がついてますからね」

 

鶴姫が手を合わせて祈っていた。

 

「ともかく孫市と貴女のところの黒い奴借りるわよ」

「風魔か?よかろう風魔ー!!」

 

氏政が呼ぶと後ろから風魔小太郎が突如現れた。

 

「孫市、風魔、虎牢関にいる恋たちの援軍に行って」

「フフ、月には世話になった雜賀衆は受けた恩は必ず返す」

 

孫市は走って扉を出ていき風魔は命令を聞くと姿を消した。

 

虎牢関では撤退してきた華雄たちを呂布と張遼が迎えていた。

 

「あははは、まさかあの汜水関を斬ってまうじいさんがいるとは、驚きやな」

「霞・・・笑ってる場合じゃないぞ」

 

華雄と張遼が話していると呂布は汜水関のある方を見つめた。

 

「恋殿、何かあったのですか?」

 

呂布の軍師である陳宮が聞いた。

 

「・・・・その人戦ってみたい」

「恋そらずるいで、うちが戦いたいのに」

 

呂布たちは義弘のやったことを聞くと大層やる気をだし義弘たちを待ち構える準備をした、連合軍側でも興奮は収まっていなかった。

 

「圧巻の一言ね、ねえ祭?」

 

「本当ですな策殿、儂も武人の血が騒いできましたぞ」

「全く、雪蓮も祭殿も何を呑気なあの力が敵に回ったらどうするの」

「まあ、落ち着け冥琳そうなれば儂らの出番よ、のう幸村」

「勿論でございます、お館さまぁぁぁーこの幸村早く暴れとうございます」

「へっ丘の鬼があれだけやるんじゃ、俺は大地でも割って見せるか」

「はやるな、元親」

「お前こそはやってるように見えるぜ思春よ」

 

孫策たちは義弘のやったことに武人の血をたぎらせていた。

 

「流石は義弘殿だ、よーし私もやるぞ秋蘭!!」

「まあ、待て姉者、華林様の命はまだだ」

「やはり島津は欲しかったわね」

「Ha、流石だぜ鬼がそこまでやるなら竜はもっと上を目指さなくちゃな」

「肌が焦げる、これぞ鬼島津」

「それにしてもよ、小十郎董卓のやつも運がねぇな、華林に孫策それに劉備、加えて武田のオッサンに真田、西海の鬼に越後の軍神、三河の虎に青天の立花、鬼島津にこの俺独眼竜に右目のお前、どんな事したら竜や鬼から攻め立てられるんだろうな」

「しかし政宗様これだけのものたちが共に戦うことはもうありますまい、よい経験になるかと」

「ああ、俺もMaxで行かせてもらうぜ」

「松ー、某もあんなじい様になるぞー」

「はい、犬千代さま」

「信じらんない」

 

魏の陣営では荀彧が一人義弘のやったことに頭を抱えていた。

 

「よ、義弘さん凄すぎ」

「流石は義弘殿だな我々も負けてはいられない、鈴々戦の準備だ」

「応なのだ」

「ふっ、義弘殿次は常山の趙子龍の武勇を見ていただこう」

「流石じっちゃんだなよし、おれもやるとするかー!!」

「島津殿次は私も行きましょう」

 

桃香たちも義弘のやったことを見て盛り上がっていた。

 

「あのじいさん、凄いなぁ」

「そうだろ、だが島津殿の武勇はあんなもんじゃないぞ翠、なあ忠勝」

 

義弘の武勇を見て忠勝も次は自分の番だと言わんばかりに張り切っていた、そして義弘が桃香たちの所に戻ってきた、そして連合軍は虎牢関まで部隊を進めた、連合の部隊を待ち構えるように呂布、張遼、華雄率いる部隊も虎牢関の前に展開していた。

 

「お、来よったで」

「よし、汜水関では遅れをとったが今回はそうはいかんぞ」

 

張遼と華雄は強敵と戦えることに武人の血が騒ぎ、呂布も黙ってはいるが戟を握る手に力が入っていた。

 

「行く・・・」

 

呂布の言葉で戦の火蓋が切っておとされた、謙信が兵を連れて斬り進んでいると目の前に張遼が現れた。

 

「あんたか?汜水関斬ったちゅうんわ」

「いえ、それは私ではありません」

「そうか・・・でもあんた強いなぁ、佇まいでわかるわ、うちは神速の張文遠や」

「なるほど張遼殿ですか、私は越後の軍神上杉謙信、奇遇ですね、私は神速聖将とも呼ばれています」

「ほんならどっちが早いか勝負着けずにはおれんな~」

 

その頃義弘も部隊を連れて進んでいた、すると目の前に陳宮を連れた呂布が味方を斬って進んでいた。

 

「死ね」

 

呂布の容赦の無い攻撃が兵士の命を奪おうとしていた、すると義弘が兵士と呂布の間に剣を降り下ろした、呂布はヒラリと義弘の攻撃を交わし義弘の方を向いた。

 

「汜水関斬ったのお前」

「そうじゃおいは島津義弘、皆は鬼島津と言ちょる」

「鬼島津・・・」

「おまはん、呂布じゃな」

「そう」

「がははは、おいはついとるの~鬼神呂布と戦えるとは・・・腕がなるわ」

 

義弘は豪快に笑うと不敵な笑みをした。

 

「恋もお前と戦いたい、音々下がる」

 

呂布がそう言うと陳宮は下がった。

 

鬼島津と鬼神呂布、そして神速の張遼対越後の軍神上杉謙信二組の闘いの火蓋が切っておとされた。

 

 




やっと恋を出せました、天下無双の強さを持ち根強いファンの多いこの子ですが台詞回しが難しいです、まあ作者としても好きなキャラなので頑張って書いていきます、それではまた29話でお会いしましょう、感想評価お待ちしています。
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