一刀たちが村に着くとすぐに袁紹たちが捕らえられている牢屋に案内された、義弘たちは馬を繋ぐため一刀と雛里が先に牢屋に向かった。
「あらあなたは確か連合にいた・・・」
「北郷一刀だよ袁紹さん」
「姫忘れるなんて失礼ですよ、スミマセン北郷さん」
袁紹は捕らえられていても相変わらず横柄な態度をとりそれを顔良がフォローしていた。
「いや構わないよ貴女は顔良さんだよね?じゃあ隣にいるのは」
「あたいか?あたいは文醜だ」
「袁家の二枚看板に会えて嬉しいよ」
顔良も文醜も自分たちを褒められて少し嬉しくなった、そして次一刀が目をいったのは枷を付けた男だった。
「お前さんが北郷一刀か?」
「ええ貴方は黒田官兵衛さんですね?」
「小生の事を誰から聞いた」
「それは」
「おいたちじゃ官兵衛どん」
「久しぶりですの~官兵衛殿」
「鬼島津に北条殿か妙な取り合わせだな」
「官兵衛どん、おまはんおいたちが一刀どんの所におるのは知っとったんじゃなかね?」
「なぜそう思うんだ?」
「おまはんがいて無銭飲食などなるわけがなか、おいたちをここに呼ぶのが目的じゃなかと?」
「流石の読みだな鬼島津、だがその目的までは分からないだろ?」
官兵衛はしてやったりとした顔でニヤリと笑った。
「袁紹どんに付いていけなくなったんじゃなかね?」
「うっ」
「おまはんの事じゃこん世界に来ても天下の夢を追ったんじゃろう」
「くううう」
「おまはんは袁紹どんなら与し易いと考えた、じゃが袁紹どんはおまはんが考えとる以上のおなごじゃった、ちゅう所じゃなかね?」
官兵衛は図星を突かれてしまい顔をしかめ、その後諦めたようにあぐらをかいて義弘に答えた。
「そう、その通りだよ小生はまたしくじったのさ、凶王も刑部もいないこの世界なら天下を取れると思ったんだ、そしてこの三国の戦をすべて記憶している小生が軍に入ればどんな軍だろうと勝てると思い、袁紹の所に入ったんだ、だがな今回曹操の奴に負けたのは小生のせいではないぞ」
官兵衛は立ち上がると枷を上げて袁紹と最上を指差した。
「コイツらのせいだ」
「何ですって!?聞き捨てなりませんわね官兵衛さん、何で私のせいなんですの!!」
「俺はちゃんと兵糧を守るように忠告したはずだなのにお前さんたちは、華林さんのようなものに策など要りませんわ、等と言って小生の忠告を無視して勝手に突撃した、そのせいで負けたんだ!!」
官兵衛の悲痛の叫びを聞いていた一刀たちはその光景が簡単に浮かび官兵衛の事を気の毒に思った、その後も官兵衛と袁紹は口論を続けたが一刀がその二人を止めた。
「ケンカはやめてください!!、で官兵衛さん貴方は何で僕たちを呼んだんですか?」
「戦いに負けて投降することも考えたが覇王と呼ばれている奴は好かなくてな、それで流れ着いたこの村が劉備殿の領地だと聞いて、この惨めな暮らしからおさらばするためにお前さんたちを呼んだのさ」
「でもおさらばするってことは仕官するってことですよね?貴方を知らないものが来たら仕官はできないんじゃ・・・」
「劉備殿の所には鬼島津がいると聞いていたからなそれに小生の格好は目立つから特徴を伝えれば鬼島津は来ると思ったのさ」
「なるほど・・・」
「それだけじゃ腑に落ちないか?北郷一刀、ならもう一つ」
官兵衛は一刀の近くまで近寄り一刀たちにしか聞こえないように話した。
「立花と公孫賛を逃がしたのも小生だ」
「白蓮を!?、なぜ逃がしたんですか」
「何、簡単なことさ小生は用心深くてな袁紹の手綱を取れなかった時のための保険だ、立花たちをお前さんの所に逃がしておけば俺を知るものが増えるからな、それに・・・」
「それに何ですか?」
「北郷一刀、お前さんの事も小生は気になっていたからだ」
「何で俺の事を?」
「鬼島津に軍神小生の世界でもこの二人に認められた男は多くない甲斐の虎か権現位だろう、その二人が認めている男だ気にならないはずがない、でだ北郷殿どうだろう小生を使ってみる気はないか?」
官兵衛はニヤリと笑って一刀に申し出た。
やっと出ました官兵衛さんこのキャラもかなり好きですねバサラの中では僕の使う比率が多いのでかなりレベルが高いです、それではまた35話でお会いしましょう、感想、評価お待ちしています。