「要するに官兵衛さん、貴方が仲間に入ってくれるってことですか?」
「仲間?うーんまあそんなようなところだな、でどうする?」
「是非お願いします官兵衛さん」
一刀は官兵衛の目を真っ直ぐに見て手を出した、それを見た官兵衛はフッと笑って手を出して握手をした。
「ちょっと貴女方、何を二人だけでいい空気を作ってますの?」
「そうだよ、我輩たちもいるのだよ?」
「はあ~麗羽、最上お前さんたちはほんとに空気が読めん奴らだな」
官兵衛はため息を付いて首を振った。
「まあ、官兵衛さんのくせに生意気ですわ」
「そうだよ、素敵紳士たる我輩に失礼だよ白田君!」
「黒田だ!!まずは人の名前から覚えるようにしろ最上!」
袁紹と官兵衛はまたケンカを始めそれを少し離れたところから見ていた顔良が二人のケンカに割って入った。
「姫今そんなことしてる場合じゃないですよ!!」
「まあ斗詩さんそんな事とはなんですの!」
「姫それよりここから出してもらいましょうよ~」
顔良の言葉を聞いて袁紹は一刀に近寄ってきた。
「ねえ北郷さん貴方に私たちを助ける名誉をあげてもよろしくてよ」
「は、はあつまりはどういう事ですか?」
「まあ、そんなこといちいち説明しないと分かりませんの?つまり私たちをこの牢から出す権利をあげてもいいと言っているんですわ!」
一刀たちはこの状況でこんなにでかい態度を取っている袁紹をある意味凄いと思った。
「でも袁紹さんは曹操に負けて軍もバラバラになったんですよね?」
「負けてはいませんわ、あのクルクル小娘に勝ちを譲って差し上げたんですの」
「よく言うな」
官兵衛はぼそりと聞こえるか聞こえないか位の声で突っ込んだ。
「姫そんな大きな態度じゃダメですよ!!」
見かねた顔良が袁紹の隣に来て一刀に話そうとした。
「北郷さんお願いします私と文ちゃんは何でもやります、姫にも頑張ってやらせるようにしますから、どうか北郷さんの軍に置いていただけませんか?」
「まあ麗羽に頼めばその分仕事が増えるだろうがな」
顔良の言葉に官兵衛はぼそりと後付けをした。
「あたいからも頼むよ、あたいはまだ戦っていたいんだ、それにあんた島津って言うんだろ?」
「そうじゃがおいを知っとるんか?」
「宗茂から聞いたんだあたいと似た武器を使う自分よりも強い奴がいるって」
「宗茂どんがそんなことを・・・」
「だからあたいはまだまだ戦いたいんだ斗詩と姫と一緒に・・・」
一刀は顔良や文醜の目を見ると嘘はついておらず本心から言っているのが分かった。
「いいですよ、でも条件があります袁紹さん貴女の言葉を聞かせてください、文醜さんと顔良さんの言葉は聞きましたけどまだ貴女の言葉は聞いていませんから」
「私の言葉・・・」
「「姫」」
袁紹は少し下を向いて考えた、文醜と顔良も袁紹を見つめていた、そして意を決したように一刀の目を見た。
「北郷さん、文醜さん顔良さん共々貴方の配下に加えていただけますか?」
「ええ喜んで、官兵衛さんと同じ配下としてではなく仲間としてよろしくお願いします袁紹さん顔良さん文醜さん」
「「姫!!」」
「斗詩と猪々子はいいが、また麗羽と一緒の軍か・・・」
袁紹の言葉に文醜と顔良も笑顔になり袁紹に抱きついて喜んだ、官兵衛はまた袁紹と一緒になることを少し嫌がっていた。
「私は姓は袁 名は紹 字は本初 真名は麗羽ですわ」
「私は姓は顔 名は良 真名は斗詩です」
「あたいは姓は文 名は醜 真名は猪々子だ」
三人は一刀たちに真名を預けると今まで何も言わなかった最上が大声を出した。
「ちょーっと待ってくれまえ」
「貴方は最上さんでしたっけ?」
「そう我輩は羽州の狐、凄くて、賢い、狐であ~る」
「はあ、それで何ですか?」
「よく聞いてくれたね南郷君」
「北郷です」
「我輩も君の軍に加えてくれないかな?」
北郷は考えていた、官兵衛は頭もよく武力もそこそこで戦力になると思っていたが、鈴々から最上は小狡い戦術をする男だと聞かされていたからである。
(でも義弘さんの世界の人だからそれなりに強いかもしれないからな)
「分かりました、最上さんもよろしくお願いします」
「おお、流石上に立つものだね我輩の凄さが分かってくれたかい?」
「ははは」
一刀は義光の言葉には苦笑いを浮かべたが義光は気づかずに握手をした、これにより一刀の軍に新たに5人の仲間が加わった、そして5人を牢屋から解放し一刀たちは桃香たちが待つ城まで帰っていった、その最中義弘は官兵衛に話をかけた。
「官兵衛どん」
「ん?何だ鬼島津」
「おまはんにしてはすんなり一刀どんに力を貸すことを決めたの、どうゆう心境の変化ね?」
「いやなに、お前さんや軍神も認める男がどの程度か調べてみたかったのは本心だよ、認めた理由も何となく分かったしな」
「ほーう」
「確かにいい眼をしてるなだが・・・」
「だが?」
「誰でも彼でも信用しすぎだ、あれじゃまだ危ういと小生は感じたね」
「まあ一刀どんは優しいからの、一刀どんの時代では戦もないようじゃし」
「まあ、小生も面白いことは好きだからな向こうに帰るまでの間一刀に力を貸してやるさ」
「ふっ、そうかね」
義弘と官兵衛はそんな話をしながら城まで帰っていった。
いや~袁紹を仲間にするのは難しいですねあの高飛車な性格がとても難しい、まあ次回からは新しいたたかいが始まりますので官兵衛も活躍できるかと思います、後余談ですが今、恋姫バサラの呉編を構想しているのでできたら新しく投稿したいと思います、それではまた36話でお会いしましょう、感想 評価お待ちしています。