恋姫バサラ 蜀編 大陸に呼ばれし老鬼と御遣い   作:双龍

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さて今回は書いていながら大丈夫だろうかと思ってしまいました、それでは43話をお楽しみ下さい。


43話

璃々を助けたことで戦が終わり一刀たちは黄忠の城の中に招かれていた。

 

「私の名は姓は黄 名は忠 字は漢升 真名は紫苑と申します、そしてこの娘は我が娘の璃々です、親子共々よろしくお願いします」

「璃々です、よろしくお願いします」

 

紫苑と璃々は全員に自己紹介をし他の者も紫苑と璃々に自己紹介をした、そしてかすがは官兵衛に城下町で会った又兵衛の事を話した。

 

「な、なんと又兵衛がそんなことを・・・」

「ああ間違いなく本人だった、ただ消えてしまった後の事は私には分かりかねる」

「そうかすまなかったな軍神の剣、風魔にもすまなかったと伝えてくれ」

「分かった」

(又兵衛、お前はいったい何処に向かっているんだ)

 

官兵衛はかつての部下の事を思った、すると紫苑が官兵衛に近づいてきた。

 

「黒田官兵衛殿ですね?」

「ああ」

「家康殿が貴方が私の一騎討ちに疑問を思い、密偵を放って璃々を助けてくれたそうで、ありがとうございます」

「いや、小生の方こそ元部下がとんでもないことをしてすまない」

「部下だったのですか?」

「ああ、ある男に敗れてそれを小生の軍にいるせいだと言って出奔したんだ」

「そうだったのですか、ですが助けていただいたのは事実ありがとうございます」

 

紫苑が官兵衛に礼を言っていると、桃香たちが集まってきた、すると朱里が紫苑にたずねた。

 

「紫苑さん聞きたいことがあるんですけど」

「ええ、朱里ちゃん何なりと」

「成都に向かうなら巴郡か江陽か巴東県辺りだと思うんですけど、どこから向かえばいいですか?」

「そうね、与しやすさだけなら江陽か巴東ですけど私が桃香様に勧めるのは巴郡かしら」

「紫苑殿の言いようだと巴郡には強敵がいるようですね」

「ええ謙信さん、ですが強敵だからこそ桃香様には引き合わせたいのです、巴郡城主の厳顔とその部下魏延の二人に」

「引き合わせるちゅうことは二人とも仲間になってくれるちゅうことかね?」

「元々懇意にしていた間柄ですから、説得の仕方によっては分かってくれるかと思います」

「説得で済むなら江陽や巴東よりも早そうだな」

「いいえ、城を落とす速さで言うなら江陽や巴東の方が早いと思います、しかし厳顔と魏延の二人を仲間にできれば成都へ向かう道々のお城は全ての桃香様の物になるでしょう」

「それほど人望厚き人物なのか」

「ですが一つだけ問題があります」

「問題?どんな?」

「実力、人望申し分ない二人ですが、だからこそ頑固なところもありまして、素直に説得に応じるかどうか、多分一戦して力を示せと言うでしょう」

「根っからの武人ちゅうわけね」

「偏屈な奴なのだ」

「でも自分なりの判断基準を持ってる奴の方が信用できるけどな」

「白蓮の言う通りだな、じゃあ紫苑の提案に乗るとしようか、説得工作はよろしく頼むね紫苑」

 

紫苑は頷くと武将たちは紫苑の城で休む事にした、その頃巴郡の城壁の上では一人の女性が紫苑の城の方を向いていた。

 

「桔梗様ー」

「焔耶かどうした」

「はい、紫苑様が負けたと伝令が」

「そうか(あの未亡人殿め何を考えておるのだ)」

「いかがしましょう?」

「焔耶よ、いかなる状況になってもワシ等のやることは変わらん、劉備軍に戦いを挑み勝てばよいのよ」

「流石です桔梗様!!」

「そうと決まれば焔耶、兵士たちに戦いの準備をさせろ」

「はい‼」

 

二人は来る劉備軍との戦に心を踊らせていた、そしてその日の夜義弘はまた城壁の上で一人酒を飲んでいた、すると階段を上がってくる音が聞こえてきた。

 

「誰ね?」

「紫苑です」

「おお紫苑どん、おまはんもどげんね?」

「ええ、いただきますわ」

 

義弘は杯をもう一つ出した、二人は月明かりの中酒を酌み交わした。

 

「このお酒美味しいですわね」

「嬉かね、おいが作った酒よ」

「まあ」

「紫苑どん、おいはの家康どんと戦ったことがある」

「貴方方の世界で、ですか?」

 

仲間となった紫苑と璃々には義弘達が別の世界からやって来たことなどを話していた。

 

「うむ、天下分け目の大戦、おいはそこで古きに終わりを告げようと思ったんじゃ、全ての若者に代わりおいだけが死せりとな」

「義弘殿差し出がましい事を言いますが、ご主人様も桃香様も他の皆さんも貴方を慕っています、もちろん私も若い人に次代を譲るべきというのは否定しません、でも私たちは若い人たちの手本となるべく生きなければならないそう思うのです、そうする事でこの世界に何かを遺せる、私はそう信じています」

「慕われ遺すか、戦に明け暮れたおいにはもったいない事じゃ・・・何かを見つけたような気がするわ、紫苑どん感謝するど」

「いえいえお役にたてたのなら何よりですわ」

 

義弘は紫苑の言葉で何かをつかむと杯の酒を飲み干した、そして次の日一刀たちは巴郡に向けて進軍し昼には巴郡に着いた、巴郡の城の前には野戦を仕掛ける為に兵士が整列していた。

 

「やっぱり紫苑の言った通り戦で勝たないとダメみたいだな」

「一刀どんまかせんしゃい、おいが必ず厳顔どんを連れて戻る」

「義弘さんでも相手はもう一人いるんだよね?紫苑」

「ええ、厳顔の部下の魏延が」

 

もう一人を誰が相手にするかと一刀が考えていると後ろから重い足音が聞こえた、一刀が後ろを振り返ると忠勝が立っていた。

 

「た、忠勝さんどうしたんですか?」

「一刀、忠勝は魏延の相手は自分に任せてくれと言っている」

 

家康が説明をすると義弘が忠勝に近づいてきて、豪快に笑った。

 

「ガハハハ、まさかほんとに忠勝どんと共に戦場の立てるとはの、長生きはしてみるもんじゃ」

 

義弘の喜びの声に忠勝も黙ってはいるが喜んでいるのが皆には分かった。

 

「まさか島津殿と本多殿、武の頂点と謳われた二人が共に戦場に立つとは、では露払いは手前が勤めましょう」

「面白そうですね、私も共に参りましょう立ち切り花殿」

 

すると二人の武将が謙信と宗茂の前に立った。

 

「謙信はんあんたが行くならうちも行かせてもらうで」

「恋も・・・」

「分かりました、ついてきなさい霞」

「応!!」

「天下の飛将軍呂布殿と共に戦えるこの幸せ噛み締めましょう」

 

呂布がコクりと頷くと、ここに戦国の世で武を極めし者達、島津義弘 本多忠勝 立花宗茂 上杉謙信、更にこの世界の武を極めし 呂布 張遼この六人が戦場に武を轟かせる。

 

 

 




終わりました、次回は戦闘シーンになります、しかしこのメンバーが戦になったら絶対にワンサイドゲームになりますよね宗茂さんの中の人は呂布だし、それではまた44話でお会いしましょう、感想、評価お待ちしています。
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