ソードアート・オンライン~紅葉きらめく双刃~   作:セウト

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オーディナル・スケールを見てシノン愛が加速した勢いだけの作品ですが、生暖かい目で見守って下され

一応、初めての投稿なので駄文注意です


一層~出会い~

“彼女”は俺に言った。

 

「―――――」

 

俺は“彼女”の名を思い出せない、そして最後にもらったその言葉も思い出せない。分かってるのは“彼女”はもうこの世にいないことだけ。たしかその言葉を聞いたのは、~層で死を向かい入れようとしたあの時だったはずだ。

 

なぜこんなにも曖昧な物言いしかできないのかというと俺こと≪Aki≫は今、記憶喪失中であるからだ。SAOに閉じ込められてから今日に至るまでに多くの冒険を繰り広げて、人生をなんとなく生き抜いてきた。経験も知識もこの世界にいたからこそ得られたものも色々積み上げてきた。そこまで記憶はあるのにぼんやりと頭に思い浮かべることのできる“彼女”に関する記憶は断片的に失われているし、彼女と生き抜いていた頃…確かに一緒にいた時間の記憶はほぼない。

 

しかし間違いなくSAOの出来事は俺にとってのターニングポイントであり、思い出すべき大切な記憶のかけらが散った日であり、俺とあいつらに初めて出会った大切な時間であったと、のちの俺はそう語るだろう。

 

 

 

 

 俺に親はいない。別段神が俺という存在を作り出したというSFじみた話ではなくこの世にいないという意味だ。いなくなった日のことはよく覚えている。なぜならばいなくなった原因を作ったのが俺であり、また一番近くでそれを見ていたのも俺だからだ。

 

俺の家は裕福であったと言えるだろう。ナーヴギアを月のお小遣いだけで買えたり、SAOの初回盤を買えたあたり、そう思っている。ただ、裕福であることが幸福であるかと言われれば決してそうではない。お金があるが家の規律が厳しいだとか周りの人間に疎まれるのが不幸だとすれば、逆に何不自由なく生きてきた幸福な家庭もある。俺の家庭はどちらも該当する…いや、幸福を知っていたからこそ不幸なことに俺は耐えられなかった。つまりは軟弱者なのだ。とにかく、俺は自分の身に起きた不幸をいまだに引きずって、克服できないままでいる。俺の居場所はどこにもない…そんな気さえする。

 

 俺は心底自分のことがくだらない人間だと思っているし、今ではそこも通り越して自分に対して関心が全くない。生きている意味が全く見いだせないでいるのだ…

 

 

 

 

あたりが暗い。おそらく夢だ。SAO内で見る夢とかどういう構造してんだ。と、おそらく世界で一人しか答えられないような疑問を持ちつつその夢を鑑賞することにする。

 

視界が開けた先にあるのは俺の部屋、といってもリアルでの俺の部屋のことだが。辺りには俺が息抜き名目で買った漫画、ゲーム。高そうなふかふかベッド。机には勉強道具一式が整理されて並んでいる。丁度時間は午後6時、塾の時間だ。勉強道具をカバンに入れたら、下に降りて早めの晩御飯、そして外の自転車に乗って塾まで20分。いつも通りの日常、この生活に何ら文句もなかった。

ただ毎日、父と母が顔を合わせる時間が怖かった。二人は子供の俺から見ても仲がいいとは言えない。昔は本当に笑顔の絶えない家族であったと記憶しているが、それがかすむ程に二人は喧嘩していた。リビングに降りてきてこの光景を目の当たりにした俺は「ああ、またか…」と精神をすり減らした。いつも真ん中に立って二人を止めに入っていたのは俺の役目だったが、今ではウチの会社の現社長。父の親であるじいちゃんが常だ。

 

その日も「ただの日常だ」と深く考えもせずに塾に行こうとした俺は今も考えの浅はかさを呪ってやりたくなる。

 

 

 

 

「なんだ…またこの夢か」

 

 起伏の少ないまたは心のこもっていないとも言えるような声を出したのは≪Aki≫つまりは俺のことだ。俺は感情を表に出すのが下手糞だ。というより心がそもそも何も感じないのだから感情も何も出せるモノがないという方が正しい。表現はできるが空っぽなのだ。このような性格であることは自分自身把握出来てるし、リアルでもこの世界でもボッチしている自覚は当然ある。そのことに対して恥ずかしいだとかは多少はあるのだが、もう慣れた…と思う。今の俺という人格を形成したのは間違いなく現在に至る俺の人生の積み重ねだと確信してはいるが詳しいことは…あまり思い出したくない。

 

「今日は…そうだ。流石にサボるわけにはいかないよな…」

 

いろいろ物思いにふけっていたら覚醒し始めた頭は今日の用事を思い出し、俺はまだダルさの抜けきらない体を起こし始めた。今日行われるのはこのゲームが始まって以来初めての攻略会議。つまりは≪第1層フロアボス攻略会議≫だ。

 

 

 

 

攻略会議が開かれるのは迷宮区最寄りにある≪トールバーナ≫の街だ。街の中央広場午後4時に開かれるその会議とやらにはおそらくこの世界を前線で生き抜いてきたプレイヤーが集まるはずだ。俺はこの攻略会議に出る意味を2つほど見出している。一つは単純にボス攻略に出るため。この2か月間、俺はレベリングだけは欠かさず行っていた。逆説的に言えば鍛錬を怠っていなかった、と言えるのだが俺の場合は目的が違う「この世界で生き抜くため」なんてことは一切考えてなった。「生きたい」とする感情すら俺は希薄で、正直生きていることも……とにかく死ぬという感情が薄いと把握している。

前にリアルで中学の友達とも言えそうにない(ただのデリカシーのない中坊)奴に言われたことがある。「お前って生きてる感じしないよな」と。責任感の強い学級委員は問題をクラス内で起こしたくないのか「何言ってるの!」とそいつを叱りつけたことがあったが、あの男子生徒の言っていることは間違いなんかではない。

  

 もし、俺と誰か見知らぬ社会最底辺の人間が悪魔に囚われ、「どちらかが生贄となるしか救う術はない」と語りかけてきたのであれば、生贄役を押し付けられたのであれば俺は何の抵抗もせずに生贄になるだろう。それぐらいに俺は生きる意味を見失っている。極論、今は誰かに「死ね」と言われてないから(あとじいちゃんが悲しむだろうなぁ)生きているだけで、レベリングも同様「しておけ」と言われたから、「まあやるか」ぐらいでダラダラ生きながらえている。

 HPがレッドゾーンに初めて入ったときに誰かに救われたことがある。その時初めてこの世界に来て話しかけられたのだが「死ぬのが怖くないのか?」と。俺はその時、反射的に

「じゃあ、死ぬのってそんなに怖いことなのかな」と返したことがあったが(相手には気味悪がられた)、俺からすればあの日から続く地獄が終わるのだと考えれば死ぬことなど…

 

「まあ、それでもダラダラ生きてるけどね…」

 

意識は今の現実:SAOへ…そこで俺は攻略会議に出る2つ目の理由を探し始めた。ちなみに時刻は会議の始まる30分前の午後3時半。中央広場にいればもしかしたら会えるかと思ったのだが……見つけた。

 

「よう、まだ生きてたな」

 

片手をあげて挨拶するその相手は

 

「ヨウ、1か月ぶりだナ~アッキー」

 

「アッキーて…」

 

相手はβ時代に数十回、デスゲーム化してから数回いろんな情報を融通(有料)してもらった相手ひいては情報屋≪鼠のアルゴ≫だ。そう、実のところ俺はβテスター出身でこのSAOの前半層のことはそこそこ知っている。彼女のことはβ出身だと互いに確認したわけではないが確信があった。これは暗黙とはなっているがSAO内でβ出身と初心者の間には確実に隔絶があり、また埋めがたい溝があることは明らかなのだ。だから俺は自分がβ出身であることをばらすのはこれから先もないだろう。

 

「まあ、生きてるなら良かった…俺は普通にボス攻略に出るからこれが最後のあいさつになるかと思ってね」

 

「生きてるかどうかはフレ…ああ、そういや登録してなかったナ。ほレ、一応登録しておけよナ~。あと、縁起でもないこと言うなナヨ。どうせ、ろくに眠りもせずに経験値稼いでんだロ?」

 

「ん、どうだろうね。俺みたいに生きようとする意識が低い人間はコロッと逝くんじゃないカ?」

 

ちょっとアルゴのマネをしてみる。

 

「似てねーヨ!まったく…まあそれくらいのことが出来るくらいにはまだ余裕がありそうだナ。ほれ、何か欲しい情報はないカ?久々の再会祝いに安くしておくヨ」

 

「ん~そうだな~…じゃあ今日の攻略会議に女の子は何人参加しますか?」

 

これなら流石の彼女も分からないだろ。おそらく数瞬後には「そんなの分かるわけないだロ!」と返ってくる彼女の言葉を笑おうかと思っていたのだが…

 

「なんダ、そんなことか?おそらく二人だナ。SAO内で前線に出られそうな女性プレイヤーは現時点で2人。しかもどちらも勝気で美少女であるときタ」

 

「これは狙わない手はないナ」と余計な情報まで喋ってくるのでたったそれだけの情報に500コルも払わされた。そこでアルゴとは離れそろそろ攻略会議が始まる。中央広場にはそこそこの大人数が、その中でその美少女とやらを一目見てみようかとキョロキョロしてたのは内緒の話だ。

 

 

 

 

「はーい!それじゃ、5分遅れだけどそろそろ始めさせてもらいます!」

 

そんな掛け声から始まった攻略会議。少々登場の仕方に演出じみたものを感じずにはいられなかったが今はそのことを頭の淵に追いやる。

 

「今日は俺の呼びかけに応じてくれてありがとう!知っている人もいると思うけど、俺は≪ディアベル≫、職業は気持ち的に≪ナイト≫やってます!」

 

容姿からして初日からゲームを始めた廃人ゲーマーには見えないような爽やかイケメンぶり、だが中央広場まで助走なしで飛んだ筋力・敏捷力には目を見張るものがある。ついでに言えば彼が青色に染めている髪の色はおそらくモンスターからのレアドロップであることは明らかだった。

 

「…今日俺たちのパーティーがあの塔の最上階に続く階段を発見した。とうとう、たどり着くってことだ。第一層の…ボス部屋に!」

 

この掛け声で集まったトッププレイヤ-たちの間に少なからずどよめきが走る。そしてディアベルはこう続けた。

 

「…俺たち、ここまで到達するのに一か月もかかったけど俺たちは示さなきゃいけないと思う!ボスを倒して、第二層に到達してこのゲームそのものがいつかは必ずクリアできるものなんだってことをはじまりの街で待っている人たちに伝えなきゃならない。それがここにいる俺たちトッププレイヤーの義務なんだ!そうだろ、みんな!」

 

 びっくりするほど演説慣れしたその青髪のプレイヤーは確かにトッププレイヤーを自主的に収集し、それを率いていこうとする気概を兼ね備えているように見える(“兼ね備えている”と断言できないのはたんに俺がひねくれているからだ)

 

(まあ、こういうプレイヤーがこのSAOにいてくれただけ助かったかな…俺ならいくらなんでも目立つことは避けたいし、めんどいし、人前で演説とかできないし)

 

やりたくない動悸が半分以上コミュ障であることが起因していることが何とも言えない感情を引き起こしたが、俺は自信をもって「これまでの“俺”という歴史書に自己紹介で噛まなかったことはなかった」と言えるので今更強がる必要なんかない。逆にユーモアに自分の戦力以上の自己紹介をしようとしたことで滑ったことなんてそれこそ星の数以上だ(そんなに自己紹介したっけ?)

 

不意にいい感じにまとまりかけた攻略会議に冷や水が投入される出来事が起きた。

 

「ちょお、待ってんか!」

 

ディアベルとは似ても似つかない粗暴な風貌、登場時のジャンプ、そしてなぜかでかい態度。俺はこの男が何を語りだすのかはなんとなく察しがついた。

 

「わいは≪キバオウ≫ってもんや」

 

なんとも容姿に負けないネーミングに一瞬笑いがこみ上げるが、内心穏やかではないことが表情から見て取れる。要するにキバオウの主張はこうだ初心者をはじまりの街に置いていったβテスターは自分たちに詫びを入れろ、お前らがちゃんと手ほどきしてくれたら2000人も死ななかったとそういうことだ。

 

まあ、俺にしてみればそれどころではなかったとしか言えない。若干のアドバンテージがあることには変わりないかもしれないが、この1か月β時代と差異が感じられる箇所なんて数えていたらキリがない。…考えもしたくないが死んだプレイヤーにはおそらく割合的にβ出身の方が多いのではないだろうか?俺も油断して差異を見切れずに死にかけたことは何度もあったし…

 

と、キバオウの名乗り出ろコールに俺は応じる気は全くないどころか正直今話題に上げるようことでもないだろと早々に切り捨てた。そんな時

 

「発言、いいか」

 

と名乗り出る、大男、巨躯、チョコ、壁いくつもの検索ワードが該当しそうでいて人種からして違いそうな男が噴水近くまで進み出る。

 

「俺の名前はエギル。つまりキバオウさん、あんたの言いたいことってのは元テスターには謝罪・賠償しろ、という事だな?」

 

「そ…そうや」

 

明らかに気圧されているように見えるキバオウ。まあ、あれは俺でもビビるわ。フレイジー・ボアとか素手で倒しそうだもんな~あの人。

 

「でもなキバオウさんカネやアイテムは確かになかったかもしれないが、情報だったらあったはずだぞ?このガイドブック、あんたも持っているだろう?なにせ、無料配布されていたんだからな」

 

…なにっ!?俺カネとられたんじゃが?と、この本の配布主:金勘定にうるさいアルゴがまさかそんなことしているとは夢にも思わなかった。どうやら会場全体の反応を見るにみんな持っている感じだった。

 

そこからエギルはただ無料で置いてあった、しかも街についた時からこの本はどの町にもあったという理由から「この本はテスターのヒトが作ってくれてものであり少なくとも今は感謝すべき」とし、キバオウの主張と真っ向からぶつかり合った。印象からしても謝罪を要求するキバオウに、攻略を前向きにとらえようとするエギル。キバオウはその真っ当な理由に加え、ディアベルの話術による円満な仲裁によって今のところβテスターのことについて今は不問となった。

 

ここまで長かったような気がするがここからやっとボス攻略について身の入る話になるのではないかと…最初は僕もそう思ってました…。

 

「この攻略本のおかげで少なくとも偵察部隊の危険を冒さなくてもいい…。みんな今はこの本に感謝しよう!ここからは実際に攻略するために戦略を練っていきたいと思うんだけど、何はともあれレイドの形は作らないといけない!なので、まずは…」

 

おいおい嘘だろ?ここであの悪魔の一言言っちゃう?言っちゃうの?

 

「仲間や近くにいるヒトとパーティーを組んでくれ!」ドーン

 

あーーー言っちゃったよ。俺がこの世で二番目に嫌いな言葉「はーい、二人組作ってー」だ。

簡単に作れるなら生きてきて十数年ボッチしてねぇよ!など思う事を心の中で叫んでいるとどうやら俺は本当にあぶれたようだ。大体5~6人が理想のパーティー構成のようだが、どうやら本当に皆さんの頭の中には俺を仲間に入れるという選択肢はないようだ。俺、まだハイディングスキルは持ってないよ?ここで何かして一気にタゲを取るのもいいが残念ながらパッシブスキルで常に俺に働きかけているコミュ障スキルが行く手を阻む。

 

(はあ~これじゃボスの取り巻きMob担当か、もしくはどこかのチームが可哀そうがって入れてくれるのを待つしかないかな?)

 

この悲しい気持ちがなんらかのデバフを引き起こすのでは?と冗談めいたことを考えながら周りを見渡してみるとなんとあぶれてそうなプレイヤーが一人いるではないか!

 

普段の俺ならあり得ないが…一人残されて先生と準備体操するような羽目には陥りたくはないのでそのプレイヤーに近づく…が、少々ここで問題が発生した。どうやらこの子…女の子だ!!

 

(ここまであからさまに近づいて何でもありません~とは言いにくい…。でも先生と準備体操する気持ちはごめんだ…)

 

「なに、あなたもあぶれ組?」

 

なんと!向こうからしゃべりかけてくれた。

 

「う…うん、そうなんだ。君も?」

 

「まあね、この様子を見ればわかる通り…見事にソロだわ。まったく、この世界じゃ女も男も数値次第なのに…失礼なものよね」

 

「確かに…それは一理あるね」

 

内心穏やかではないが会話がちゃんと成り立っている。どうも俺も彼女も見た目でパーティーに誘われなかった節がある(俺の身長はそんなに実際そんなに高くない)。まあ、彼女にはもう一つ、女の子だから誘えなかったんじゃないかとも思う。エギルさんとかディアベルなら分からないけど基本ここにいるの生粋のゲーマーだからね~女の子に声をかけられないパッシブスキル持ちは果たして何人いることやら…。

 

「あ…じゃあ今から申請送るね」

 

「OK、ありがと」

 

「えと、じゃあ簡単に自己紹介するね俺は≪Aki≫」

 

「≪Sinon≫よ、主武装は短剣。よろしくねアキ」

 

必要最低限のことしか喋ってないがなんとも軽やかに彼女はしゃべる。俺から見て大人びて見えるし、実際年上なのではないかと思うがそこはリアルの話を持ち出すのはタブー。正直ここからどういう会話を紡ぎだせばいいのか頭をフルで回転させていたのだが、Akiの脳内エンジンではこの状況自体がエラーを起こしているので検索結果は当然のように出ない(女の子となにを喋ればいいのか分からない)。そんななか隣に座っているシノンは特に気にしたそぶりも見せずにキョロキョロ周りを見渡している。

 

「ねえ、アキあそこの細剣使いと後ろに剣担いでるあの人たちも二人組なんじゃないかしら?」

 

「あー確かに周りの人たちに馴染んでるようにも見えないし…あそこの二人組もあぶれたのかな?もし、そうならパーティー組む?」

 

「そうね、年も近そうだしパーティーメンバーが多いに越したことはない気がするわ」

 

「うん…じゃあ近くまで行ってみようか」

 

この数か月で一番しゃべってる自覚をしながら、シノンと近すぎずでも遠からずの会話をする。俺自身おしゃべりではないのでこれくらいのテンポで会話するのはとても心地がいい。

 

中央広場の左端から右端に移動し黒髪の片手用長剣を担いでる少年に話しかけようとする。シノンとの軽い運動のように繰り広げた会話のおかげで今なら多少の人見知りも無視できる。

 

「あのさ…君たちも二人組だよね?もし、良かったら一緒にパーティー組まない?」

 

自然に…自然に…そしてディアベル顔負けの笑顔も添えて…はうまくいったか知らないがちゃんと相手に言葉は伝わった。

 

「本当か!?実は男が一人しかいなくて肩身が狭かったん…ッダ」

 

「そうね、こちらとしても願ってもないことだわ」

 

へぇ~2人組でも肩身が狭いことってあるんだな~と俺は一つ社会勉強した。ところでダメージは入らないにしろ正拳突き食らってたけど大丈夫かな?うずくまってるけど大丈夫なのかな!?ただこの片手剣使いと細剣使いは今日が初対面ではないことがこのとき感じられた。

 




説明回っぽい感じですね

主人公はこれからもっと掘り下げていきます。

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