Metal Gear Fate/ Grand Order   作:daaaper

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すまない、今日はすっごく短め。
そして戦闘も無い、なぜならこれ以降が受験終了後の作品だからなっ!
……というわけで、今回のお話はリハビリがてらに書いただけの物になります。

また、来週から大学が始まるため次話投稿の予告が出来ません。
いつのまにか投稿されていると思われますのでご了承下さいm(_ _)m




邪竜百年戦争オルレアン 4-3

仲良く頭をゴッツンコさせた少女(?)達。

それは同時に眠りについていたお姫様が無事……では無いが、とりあえず目を覚ましたという事だ。

 

「す、すいません!アタマ大丈夫ですか!?」

 

開幕から敢えて言おう、マシュの頭の方が大丈夫なのだろうかと。

しかしそんな誤解を招きそうな発言など気にもせず本物のお姫様、マリー・アントワネットは華やかに、

……遠回しな比喩ではなく本当に華のように可憐で自由なんだとアマデウスは後に語る。

 

「フフフ、私は大丈夫よ、それよりそちらの方こそ大丈夫かしら?」

 

「ハッハイ!私は問題ありません!」

 

「それは良かったわ〜!……それはそうとここはどこか説明して下さる?」

 

そう言うとゆっくり起き上がり辺りを見渡す彼女。

彼女の視界に広がるのはぶつかった少女に焚き火と奥で何かを調理している男性、あと連れである縛られている変態と眼帯をつけている男に紅い槍を持つ戦士、美しくも強い金髪の女性が2人、そして……

 

「ああぁ!ネコちゃん!!」

 

猫じゃなくてトレニャー!と言うまでもなく飛びつこうとするお姫様。

ただ残念ながらそのネコちゃんを抱えていたのは強いと思った金髪女性であり、実際彼女は同じ王でも騎士王であり、同時にモフモフ好きな暴食王である。

 

「残念だが貴様がこれをモフることは許されん、素直に諦めよ」

 

「いいじゃない良いじゃない!だってその子可愛いじゃない!!」

 

「それは否定しない……だがまずは自分の立場を理解した方が良いのではないか?

具体的にはあそこに貴様の連れが縛り上げられている訳だが」

 

「あっそれは良いのよ、彼はそういう事をしてしまったという事でしょう?」

 

「マリア!?」

 

これは自分だけ助かろうとしたからだろうか?

それとも彼女が全面的に悪くて自分は無関係なんだとアピールした事が悪かったのか!?

そう思い叫ぶ彼女の連れであり変態であるアマデウス。

 

……なら自業自得じゃないかと突っ込んではいけない。

彼女の中でそう思わせる程度に彼に前科があるのも事実だが、実際のところ彼女の行動のツケを彼が払わされている状況でもある。

 

まぁ自分一人で逃げ出そうとした彼が結局悪いんじゃ・・・と思えなくもない。

 

「……とりあえず坊主、どうする?」

 

「……直接話しを聞くしか無いよねぇ」

 

これがアマデウス本人やスネーク達から何も話しを聞いていなかったら別だが、双方の誤解(あと逃走)によってもたらされた事故だろうと結論が見えており、その事故の原因はこのお姫様ではと思われる現状、彼に全てをなすりつける形でカタをつける気にはなれず、藤丸はとりあえずマリー・アントワネットから話を聞く事にした。

 

 

 

 

 

♦︎♢♦︎♢♦︎♢♦︎♢♦︎♢

 

 

 

 

主文:アマデウス・モーツァルト、及びマリー・アントワネット両名ともに無罪。

 

 

そんな感じでトレニャー誘拐未遂(?)事件……というか事故はカタがついた。

王妃からの聴取は彼女自身が故意で連れ去る意思がそもそもあったのか、トレニャーの解放を拒んだ理由の解明に焦点が当てられた。

 

当初は王家ということもあり、機嫌を損ねたり頑固かもしれないと心してかかった一般常識持ちの藤丸だったが、マシュからこんな風に私たちは理解しているのですがと一通りの概要を説明した所、自分が浮かれ過ぎていたと彼女はスネークとトレニャーに謝罪。

そして自分のせいで捕まっていたアマデウスにも謝り、謝られたアマデウス本人も困惑する羽目に。

 

まぁ怪我人も居ないしこちらとしてもサーヴァントだし、戦力増強に一応繋がるからという判断のもと、2人を仲間にする方向でそんなに時間がかかることも無く決着がついた。

……スネークが麻酔銃を撃ったことを謝ると

「そんな経験滅多にできないから問題ないわ!」とこれまたアッサリ許された。

……けどそういう問題じゃないんじゃ……と思うも口に出さず密かに心にしまった藤丸だった。

 

そこから更に付け加えるなら、マスターである藤丸やトレニャー自信が許したこともありトレニャーを思う存分モフモフし始めたお姫様、大変ご満悦であられる。

対してすごく、大変、大変すごくご不満になった王様であったが、ワイバーンのお肉でトントンになった。

その分体重もトンに近づいt——(ここから先は文字が存在出来ない)

 

 

「それで、とりあえず腹ごしらえを済ませてくれたおかげで私は約半年ぶりに言葉を発することが出来るわけだが……これでとりあえず今日すべきことは終わったかね?」

 

そう言いながらエミヤは汚れた食器やフライパンを洗う……事も無く彼の魔術で作られたものなので洗う必要は無く、

全員が食べ終わった頃に勝手に消えていった。

実際には腕を組みながらスネークに話しかけているだけだった。

 

なお、クー・フーリンも交えているが話しかけようとはしない。

 

「夜襲を仕掛ける相手も居ないしな、仕掛けられる可能性は捨てきれんがそれは常だしな、特別すべきことはもう無いな」

 

《いつのまにかサーヴァント二体を仲間にしてるあたり、僕としては何とも言えない気持ちなんだけどねぇ。

……けど藤丸君が無事で何よりだ》

 

「なんだロマン、俺たちのことを信用して居なかったのか?」

 

《そういう意味じゃないけど!?》

 

わかってる、ただ単に心配だっただけだろう、それでもからかうのが人というものである。

実際のところ、一段落着くまでカルデアと連絡を取るタイミングが無かったとはいえ、その報告がだいぶ遅れていたのも事実だ。いくらサーヴァントが4体いるとはいえそれだから安心できるほどの状況では無い。

……とは言っても陣営としては申し分なく、更には弱体化されているとはいえルーラーであるジャンヌダルクも居る、周辺環境のモニタリングはカルデアでも当然して居るわけで、奇襲を受ける可能性は油断さえしなければ良い程だ。

それ自体ロマンはわかってるだろうが、心配なものは心配なのだ。

 

「……まぁ心配になるのはわかるがな。

オイ坊主、とりあえず明日の予定を決めてさっさと寝る準備しておけ」

 

呼ばれて焚き火の近くでマシュとジャンヌの2人を交えながら話していた藤丸が男三人衆に顔を向ける。

 

「そういえばもうそんな時間……って明日の予定?」

 

「私が言うのも何だがねマスター、私たちは情報を集めるためにあの街に向かった。

それは何のためだ?」

 

「・・・あっ、黒いジャンヌダルク……」

 

「ああ、実際やっこさんがここでの犯人で間違いねぇだろうな、どう見ても」

 

「つまりこの特異点の原因は明らかになった。

次に私たちがすべきことは敵であるあのジャンヌ・オルタになる訳だ」

 

《聖杯の回収が絶対の目標に変わりはないからね。

もっとも彼女からはまだ聖杯の在りかについての情報は得られていないから、単純に彼女を倒せばいいって訳でも無いけど、ワイバーンやサーヴァントを召喚して使役してるなら確実に彼女が持ってると見て間違い無いよ、先の戦闘でも彼女から聖杯の反応は有ったし》

 

「それでだ、話は戻るが明日はどうするか、お前が決めろ」

 

そうスネークに言われて深妙な顔を作る藤丸。

だがそれは数秒程で、段々と首が傾き始め、指で軽く頰をかく。

 

「……えっと、ごめん、どんな選択肢があるのかな?」

 

《そりゃそうなるよねぇ……》

 

「ハイ、今言われて見て考えてはみましたが……具体的にどうとは……」

 

「なんだマシュに我がマスターは何をすべきかわからないのか」

 

「? アルトリアさんはわかるんですか?」

 

「当然だ」

 

そう言って、話し合いを話半分に聞きながらトレニャーをいじり続ける王妃を横目に置きながら自慢げに、かつ王の風格を漂わせながら深く頷く騎士王。

そして答えは単純だと目の前にいる自身のマスターに口を開けた。

 

 

「私の聖剣でオルレアンにある敵の根城ごと吹っ飛ばす」

 

 

訂正する、思ったより脳筋のお言葉だった。

 

 

「それって……どうなの……?」

 

「なに心配はいらないぞ、追加でそこの弓兵で爆破、まばらに残った敵は呪いの朱槍でカタをつけ、後の残りで残敵狩りだ」

 

更に訂正する、この騎士王思ったよりちゃんとした脳筋だった。

 

「ま、待って下さい!それでは——」

 

「あらかじめ言っておくが私は敵に容赦はしない。

手っ取り早く、かつ簡単で結果が出ることのなにが悪い」

 

「っ……」

 

「それに私たちはあくまでも人理修復のために来た、決して復讐の邪魔をしに来た訳では無い」

 

「っ私はこの国に復讐なんて——!」

 

「あくまで今のはアルトリアさんの意見であってそれを実行するとまだ俺は決めてないよ?」

 

ここでイザコザでも起きるかと思いきや藤丸が強引に止めに入った。

そのまま騎士王にまず事実だけ確認する。

 

「最もこれが私はベストだと考えているのも事実だが」

 

「それとジャンヌさんへの意見も別だよね?」

 

「……そうだが」

 

「ならほかの人の意見を聞くよ、それで良いねジャンヌさん?」

 

「……ええ、構いません」

 

「なら遠慮なく言わせてもらうけど、その単純な作戦自体は僕自身嫌いじゃないけど、些か早計過ぎないかなぁ?」

 

女性2人が口論になりかけるも、中々の器用さで藤丸が場を収めた後、アマデウスが遠慮なく発言する。

意外とこの男、クズではあるが聖女と騎士王が作った空気を気にせず言葉を発する程度に度胸が……いや気にしないタチらしい、しかも反対意見である。

 

「ほお、まさか音楽家に反論されるとは思わなかった」

 

「物の一つや二つ言えなきゃ、邪魔してくる貴族や全然聴き入らない聴衆と借金取りを相手に生活できないからね。

まぁ僕のことは良いとして、仕掛けるにしても早過ぎると思うんだけど」

 

「俺も反対だな。まず聖杯回収が目的だがお前さんの宝具だと回収に手間がかかる。

それに戦果確認も難しくなる。加えてそもそもオルレアンに向こうの戦力が集まってるかも怪しい。それに向こうに一度宝具を喰らわせたからな、居たとしてもワイバーンで逃げられたら意味がない」

 

「……あぁそうだな」

 

音楽家に傭兵の2人の反論に若干不貞腐れる騎士王、本当に大丈夫なのだろうか

(主に王としての矜持とか)

だが当然反論には反論で返す。

 

「だが他にどんな選択肢がある、当然貴様は考えがあっての事なんだろうな?」

 

「選択というより同時並行だな。

一つは相変わらず情報収集、特に相手の活動と被害状況が主だな、明日はまだ休みかも知れんが回復すれば今以上に動くはずだ、ある程度は被害を無視する他ないが放っておく理由は無いだろう?」

 

「ええ、傷ついている人々を無視する事は出来ません」

 

「私もジャンヌ・ダルクと同じよ、時代が違うというだけで民を見捨てるなんて出来ないわ」

 

「それと追加で戦力の増強だな」

 

《あー……悪いけど聖晶石が無いと追加の召喚は……》

 

「いやっ、そこの2人の様に何故か召喚された、まぁ野良のサーヴァントでも言えばいいか、そんなのが他にもまだ居るだろう。それなら仲間に引き入れた方が良いだろう、少なくとも向こうに回られるのは困る。普通の人間なら色々と面倒はあるが、サーヴァントなら戦力が増えて困る事はない、いずれ相手にするにしても頭数は有った方が良いだろう」

 

「確かに私たちと同じような人が居てもおかしく無いわね!それに新しい人が増えるのは良い事だわ!!」

 

「もっとも彼が言う通り敵に回られたら面倒な事この上ないんだけどねぇ」

 

たとえ速攻による強襲にしても、後で戦うにしても戦力が多いに越した事はない。

必ず居ると決めつけはられないが、まだ仲間になってくれるサーヴァントが居る可能性はある。

そんなサーヴァントが敵に回られる可能性もあるわけで、おいそれと攻勢に出る訳にも行かない。

 

ちなみにどこかのジャンクフードファイターは自分よりなんか良い感じの意見を出した傭兵に負けたと勝手に思いふくれています。

そんなファイターを紅いのと青いのが笑みを浮かべて心から祝福してます。

 

「では明日からはサーヴァントの方を探す、という事ですね先輩?」

 

「そうだね、もっとも簡単に見つけられる気はしないけどねぇ……」

 

そう言いながらも目標が決まったからか笑みを浮かべる藤丸、それを見てマシュや他のサーヴァントたちもホッと息を吐く。

最年少だとは言え、自分たちのマスターである彼が与える影響は意外と大きいのだ。

一方でスネークはジャンヌに尋ねた。

 

「ここからだと近いのはそうだな……ディジョンか?」

 

「そうですね、ラ・シャリテよりは離れて居ますがそれ以上に栄えています。

何かしらの情報は得られるでしょう……もっとも、無事ならの話にはなってしまいますが」

 

「そう心配するな、なんざ俺が言っても意味はないが少なくともディジョンまで行動範囲にはまだ入って無いだろう」

 

「……何故そう思うのです?」

 

「飛んできたワイバーンの移動速度だ。

直接見た限りだと時速60km、まぁもう少し早く飛べそうな気がするがそれでも最高時速で100kmだろう。

オルレアンからラ・シャリテは直線距離で150km、ディジョンの場合は250km、ついでラ・シャリテからディジョンの距離は150kmだ。

ラ・シャリテを襲ったのが今日だが、その移動時間を考えれば早くても1時間半、巡航速度を考えれば2時間はかかってる、ディジョンはそこから更に倍だ。

街を破壊する時間も考えれば一つの街で活動して帰るだけで1日終わる」

 

「……ですが更に遠くの街を襲ってから私達を襲った可能性もありますよね?」

 

「あり得なくは無いがまずここの軍を攻撃している、実際俺たちが最初に会った砦も襲っているわけだしな。

ずいぶんな理由ではあるが執念はあのホンモノだ、それでも街を襲うには相当な時間と労力が必要になる、それに反撃も一応喰らう。

単なる田舎娘でもまずは脅威のある方を処理するのが普通だろう、そのついでに民間人も襲うんだろうが、それでも近場から段々と広げていくのが自然だ」

 

「……なるほど」

 

《じゃあ決まりだね、明日はここから南にあるディジョンに行こう》

 

こうしてカルデア一行はフランス2日目を(やっと)終えた。

 

 




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