ムギちゃんの幼なじみが軽音部に入部しました   作:孤独なバカ

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新入部員!!

「……はぁ、唯お前って本当に何かやらかさないといけないのか。」

新歓後の放課後俺たちは部室にきていたのだが

新歓で見事に唯が歌詞を忘れ、澪がツインボーカル俺がサブボーカルをすることになった

「うぅ。ごめんなさい。」

「いや、初めてのボーカルだったからいいんだけどさ。……なんかお前って一番のトラブルメイカーだよな。」

「えっへん。」

「威張るところじゃないだろ。」

律の突っ込みに頷く。でも俺は三人に突っ込みたいんだが

「まぁ、それもそうなんだけどさ。ムギ。こいつらを見て一言。」

「そんなところで見ていたらくる人も来ないと思いますよ。」

とドア付近で見ている三人を見てため息をつく。

「…ほら、反省会というなのお茶会するぞ。席につけ。」

「「「は〜い。」」」

と膨れながら三人は渋々いつもの席に座る。

「すっかり保護者ね。」

「……そうだな。」

もう一年たっているのに結局は仕切ってるのは部長の律ではなく俺だった

「あっ!!このケーキ美味しい。」

「……まぁ、こんな日常もいいんじゃねーか?」

「そうね。」

クスクスと笑うムギに少しだけ笑顔になる

こいつが自然に笑うのって俺と話すとき以外なかったのにな

「本当によかったな。」

俺がいうと頷くムギ

すると

「……む〜。」

と頰を膨らませている澪がいる

「嫉妬してるの?」

「してない!!」

「いや、澪ちゃんそれは。」

と唯に突っ込まれる始末

「澪ちゃんかわいい!!」

「ちょっとムギ。」

「なんかいつも通りだなぁ。」

「そうだな。」

結局日常は変わらないのだろう

するとコンコンと音を聞こえる。

「……ん?」

「どうしたの?かいちゃん。」

「いや。今ノックの音が聞こえたような。」

するとドアが開きツインテールの女の子が入ってくる

「あの、軽音部ってここですか?入部希望なんですけど……」

「「「……」」」

俺たちは顔を見合わせる。そして

「「「確保!!」」」

「ぎゃー!!」

俺以外の全員がその入部希望者に抱きついた

まぁ、わかるけど

俺は手を二回叩き

「おい離れろ。いきなり飛びついたら迷惑だろ?」

と俺は冷静に判断する。

するとごめんと謝り離れていく

「すいません。ありがとうございます。」

「別にいい。一応紹介するか。俺は松井海斗。で一応副部長でギター担当。んでこっちが唯。同じくギター。そしてドラム担当で部長の律にベース担当の澪、最後にキーボード担当のムギだ。」

と簡単に紹介をすませる。

「それで次はお願いしていいか?」

「は、はい。一年2組の中野梓といいます。パートはギターを少し。」

とツインテールの女子が礼をする。

「ということはかいと唯と一緒か。」

「はい。唯先輩。松井先輩よろしくお願いします。」

「おう。よろしくな。それでギターどれくらい弾けるんだ?」

「とりあえず何か弾いてみせて。」

と自分のギターを渡す唯

「まだ初心者なので下手ですけど。」

すると弾き始めると確かにうまいけど

「やっぱりFコードで少し詰まるな。初心者だし省略コードで少し弾いてみて。」

「省略コードですか?」

「5弦と6弦を抑えずに弾くんだよ。このように。」

と俺は少しギターを取り出しさっきと同じコードで弾き始める。低い音は出ないけどそれでもFコードと似たような音なので初心者が完璧に弾けるようになるまではこのコードを使うように親父から習っていた

「こんな感じだよ。」

「……なるほど。」

「手が小さいから慣れるまではそれを引いとけば自然に覚えるからな。多分ギターがあっていないのもあるとは思うけど、でもこっちの方が今は弾きやすいと思うぞ。」

「はい。えっと。」

するともう一度弾いてみる中野に少しだけ感心する

というよりも決して初心者レベルではないな

「唯よりは確実に上手いな。」

「ガーン。」

「口にだすのかよ。……唯はムラがありすぎるんだよ。」

上手いときは俺よりもうまくなるし下手なときは最悪コード自体を忘れるときがある

でもなによりも真面目そうで手がかからなくて済みそうだ

「……本当真面目そうな奴でよかった。これ以上手にやける奴がきたら本当に頭痛が。」

「……すまん。」

と律が俺の肩をたたく

「そういえば入部してくれるの?」

澪の言葉に嬉しそうに頷く中野

「はい。新歓ライブのみなさんのライブを聴いて感動しました。これからよろしくお願いします。」

と礼をするけど普段の態度を見たらどう思うのか頭が痛くなってくる

「まぁ、入部届けは律に出せばいいから。」

「はい。分かりました。」

といい律に入部届けを渡す。もう書いてきてたのか

「俺たちも新歓の片付けして解散な。新歓のために下ろした道具持って上がってこいって生徒会から言われたから。」

「え〜」

というけど俺ばっか言われるの辛いからな

「それじゃあ入部届け受け取ったから明日からよろしくね。」

「はい。それじゃあ失礼します。」

と中野は入部届けを出して最後まで礼儀正しく礼をして去っていった

……さて

「……どうする?」

憧れが強すぎる後輩に今の現状を伝えるために俺は少しだけ後のことを考えるのだった

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