そして数日後、パチパチと手を叩く俺たち。なぜかといわれるとやっと唯がギターを持ったのだ。
「ギターを持つとそれらしく見えるね。」
「ねぇ何か弾いてみてよ!」
すると頷いたけど多分何もやってないから
チャラリララー
「チャ◯メラ!?」
だろうな。
「唯、家でギター練習しないの?」
「家じゃほったらかしなんじゃないの?」
「そ、そんなことないよー!!」
珍しく本気で唯が否定している。
「すっごい大事にしてるんだよ?ほこりがついたらふいたり、鏡の前でポーズとってみたり、添い寝したり、写真とってみたり」
大事にしているベクトルが全然違う。
「ボーッと眺めてて1日が終わっちゃうこともしょっちゅう」
「「弾けよ」」
と俺と律は突っ込んだ。
「いやー、ギターってきらきらぴかぴかしてるからなんか触るの怖くて…」
「あーなるほどわかるなー」
「ああわかるわかる」
オレも最初はカバーを外せなかったしな。
「そういやギターのフィルムもはずしてないもんね。」
「もしかしたらなんだけど携帯がモニタのフィルムもはがしてないんじゃあ。」
「すごいなんでわかったの?」
だろうと思ったよ。
「まぁ勘かなぁ」
すると
「えーいっ!!」
「あぁーっ」
数秒間空気が凍る。そして
「……」
ぷるぷる
「な…なんちゃってー…」
すると座りいじける唯
「ご、ごめんっほんの出来心だったんだ。」
するとオレは苦笑してしまう。
「律これ。」
「えっあっほーらムギが持ってきたお菓子だぞー!!」
「そんなんで機嫌がなおるわけ」
するとお菓子を真剣に食べ始める。本当に扱いやすいからな~唯は。
「後律これオレが持ってきたきたお菓子だぞ。」
「あっそうなのか?」
「あまりものだから持ってきた。いつも余らせるほどあるからな~。」
よく売り込みの人からもらうから余るんだよな。
「そうだよね…やっぱりギターって引くものだよね…」
とお菓子を食べ終わったのか正論を言う唯。
「ただ大事にしているだけじゃギターもかわいそうだよね。ありがとうりっちゃん。私やる気でてきたよ。」
「お?…おおそ、そうか?」
一応やる気になったけどもうそろそろテストだけど大丈夫か?
「うん!唯がギター練習するきっかけになると思ったんだ!さすがわた…」
「「調子にのるな。」」
オレはチョップを頭に澪はわき腹に肘をぶつける。
「そういや澪、オレが作った歌詞見てくれないか?メロディーはiPadで保管してあるから聞いていいし。」
「そういえば、曲作ってあるんだよな。」
「一応聞いてみてくれないか?ムギたちはあんなんだし。」
律は気絶しているし、唯とムギは話してお菓子を食べている。
「いいよ。」
「ほらイヤホン。」
イヤホンを渡すと耳に付ける。
そして数分間聞き続けている。そして曲が終わったのかイヤホンが外した。
「どうだった。作曲はムギに任せていたけど。」
「すごくいいと思うよ。かっこいいし!!」
「そっかーよかったよ。」
少しほっとする。
「私も聞いてみたい!!」
「私も」
律と唯イヤホンに手を伸ばす。ムギは聞いているし任せてもよさそうだな。
「そういえばどうやって作ったの?」
「パソコンのサイトで楽譜は決めた。けど歌詞は全部考えたやつだから。」
そして楽譜を渡していく。
「すげーじゃん。かい。」
「でも、弾けるかな?」
「練習すればな。それにいつも弾いていたやつもあるからそっちはお願いしていいか?どちらかと言うと女性向けのメロディーだし。」
「それくらいならいいぜ。多分澪がやってくれるから。」
「少しは、律が考えろよ。」
とため息ながら考えていた。
「そういえば題名は?」
「Crow Song 訳したらカラスの歌だな。」
「まあいいんじゃないか?」
「うん。私もいいと思うけど。」
どうやら賛成らしい。まぁ良かった。
「んじゃ練習な。唯はコードとかわかるか?」
「ま…まずは楽譜の読み方から教えてください。」
「そこから!?」
「まあ音楽初心者は知らない方が多いと思うぞ。じゃあ」
説明していく。でもこの状況がすごく楽しかった。
ずっとバンドを組みたい。
自然とそう思えた。
AngelBestsよりcrow songを使いました。本当にいい曲なので聞いてみてください。