鴉か夜叉か   作:鮭愊毘

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太陽は拒まない

「日輪様、もう少しの辛抱です!」

 

銀時たちが鳳仙と戦っている頃、銀平は少数の百華と共に日輪たちの護衛を任されていたが

 

 

「いたぞ!反逆者共だ!」

 

「チッ!ここにも!」

 

鳳仙側の百華に発見されてしまう。鳳仙の方に人員を回しすぎた月詠側の百華。そして銀平は真剣を使わず、逆刃刀の峰で非殺傷の戦いをしていた。さらに晴太達の護衛。精神と肉体、そして刀にもダメージが入ってしまう

 

 

「こりゃ、逃げ切れそうにないね。晴太、あんただけでも行ってくれ」

 

「母ちゃん!」

 

「もうお前だけ逃げろなんて言わない。戦おう、みんなと。私がここにいれば敵をひきつけられる。お前はそのうちに管制室へ急ぐんだ」

 

日輪によると、吉原は元々幕府の艦船を建造していた造船所で、日はこれのハッチによって遮られている。管制室でこれを開ければ、こちらにも勝ち目はあるということだ

 

 

 

 

 

 

この頃銀時は、鳳仙に反撃の隙を与えないように木刀を何度も、何度もたたきつける。そして彼を壁際に追い詰めると次に百華たちのクナイが彼を襲う。これで夜王を倒したと喜び合う百華たちだったが

 

 

 

「まだだ!!」

 

銀時が叫ぶ。そう、まだ鳳仙は生きていた。彼が飛ばしたクナイを身を挺して百華から守る銀時。彼の体はもう、立つのがやっとの状態だった

 

 

 

「これ以上貴様らに何が出来る!その消えかけの火のごとき魂でェ!!」

 

 

 

「消せはしねぇさ。お前には、俺の火は消せねぇよ」

 

刹那、少しづつ銀時の後ろから光が差し込んでくる

 

 

「これは・・・太陽ォ!!」

 

鳳仙の目、乾いた土のようになった皮膚からは血が出始める

そして銀時に体を突かれる

 

 

 

 

「なぜ・・・?わしは焦がれているのに・・・わしは乾いていく・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鳳仙は死に、吉原に自由が訪れた。見た目も、雰囲気も明るくなった吉原。遊郭はなくなったものの、ソ〇プなど、子供には見せられないようなものがたくさんあるのは変わらなかった。

 

ちなみに、晴太は現在(大人の)おもちゃ屋でアルバイトをしている

 

 

 

 

 

~完~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おい平の字(ひらのじ)!」

 

「誰が平の字ですか源外さん」

 

この頃、銀平は酷使した逆刃刀の件で源外のところへ訪れていた。元々逆刃刀というものはこの世界では希少。それ故どこの鍛冶屋でも扱ってくれなかった

『絶対何かされる』

こう覚悟を決め、今に至る。そして"平の字というのは"彼の愛称。銀時の『銀の字』と同じである

 

 

 

「完成したぞ!」

 

「完成!?俺は修理を頼んだんですけど・・・?」

 

源外の『完成』の言葉に警戒しながら修理された刀を見ると

 

 

「あれ?普通だ・・・」

 

見た目は普通だった

 

 

「こいつはすげぇぞ。"リプログラミング"っていうモノを組み込んでな・・・簡単に言うと、何かデータみたいのに刺すとそれを自由に書き換えられるってわけだ!」

 

「普通と思ってた俺がバカだった。で?データに刺すってデータって個体じゃないですよね?」

 

「最近、どっかで生き物をデータみたいにして消滅させる事件が発生したってどっかで聞いた」

 

「何その今考えました感満載なセリフ」

 

 

銀平がこれに助けられることになるのはまだ先の話

 

 

 

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