金髪ストパーに悪い奴は……?
ある日の何も騒動といった騒動がない万事屋。しかし彼らに吉報(?)が飛び込んでくる。
それはあのリプログラミング搭載型逆刃刀を制作した源外がまたなんかつくったとのこと。その"なんか"とは……
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「あ、どーも。坂田
「「……??」」
坂田兄弟の前に現れた男。彼は金髪ストパーにまっすぐな目、腰に掲げた木刀といい、銀時のリデコ的存在だった。
そんな男を前に何が起こっているのか理解できない二人。
「これは」
「金ちゃんアル」
「金……ちゃ……ん?」
「へー。こんな死んだ目したあんたが俺のオリジナルね……」
「オリジナル?」
銀平が疑問を持つ。
新八によると彼は源外が造った『超合金製完全体坂田銀時弐号機』とのこと。銀時が不在の時万事屋をまとめるため新八と神楽が制作を依頼したらしいが、銀時がいなくても、銀平がいるし、
「お騒がせ……だってよ」
銀時が金時をあざ笑う。
「うっせぇ不完全体」
「は?人間ってのはな、少しぐらい欠点抱えてたほうがいい生き物なんだよ。機械のテメェにはわからないだろうがな」
「……」
金時が銀時の言葉に黙り込んでいると後ろからたまがこう言い出す。
「はい論破」
「うっせぇ」
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万事屋が金時の事で騒いでいる最中、江戸ではある人物が現れていた。
彼は坂田銀平に容姿が酷似していたが、しかし全体的に黒が目立つ。
「ここか。"レイ"の居る場所ってのは」
そこで彼は子供がいじめをしている様子を目撃する。まわりに大人たちはいるのになぜか皆黙認している。
「おいクソガキ」
彼はいじめの加害者の子供に怒りをあらわにしながら接近する。
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「……」
"彼"が子供に怒っていた頃、銀平もなぜかイライラしていた。彼は何故自分がこうなているのか見当がつかなかった。ストレスの原因がわからないからだ。
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「……ッたく、ここの大人共は……」
"彼"はその後、いじめを解決した。
その行動に周りの大人は
「違うやりかたがあるだろう!」
と激怒した。しかし"彼"は
「違うやり方?何だそれは。いじめを近くに居るのに無視してる奴に言われたかねェ。
気に入らないんだよ。テメェらみたいな奴の子供ばっか育っていくのは」
こう言い放ち去っていった。
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金時が万事屋と絡んだ日の夜。銀平はスナックお登勢にいた。
「銀平様、今日はどうされたのですか。怒ってばっかりでしたよ」
「それがわかんないんだよなぁ……」
「自分と感情を共有する存在がいる……とか?」
「まさか」
「冗談ですよ。しかし幕府の技術力では……いえ、独り言です」