鴉か夜叉か   作:鮭愊毘

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車は安いものじゃない

「ったく!バカ姉貴がよぉ!!何が道場だ!何が父上だ!」

 

妙が天人に連れられた後、新八は木刀を振りながらこう叫んだ

 

「父ちゃんハゲてたのか?」

 

「精神的な意味でね・・・ってまだいたんですかあんたら!!」

 

そこで銀時は本格的なケーキを作っていた

 

「俺、糖分取んなきゃ無理なんだわ・・・で?ねーちゃん追わなくていいのか?」

 

「・・・知らないっすよ。自分で決めて出ていったんだから」

 

「ふーん・・・『姉なんて知らない』ってか?ならなぜ涙を浮かべる?」

 

「!!」

 

銀平が新八の涙を指摘する

 

「侍が動くのに理屈なんていらねぇさ。護りたいもんがあるなら剣を抜けばいい。

 

ねぇちゃんは・・・好きか?」

 

「・・・」

 

銀時のこの問いに新八は頷く

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「出航午後四時!?これじゃあ間に合いませんよ!!」

 

「もっとスピード上げろってか?それはやだよ。安全第一だし」

 

銀時は新八と共に原チャリで後を追うが追いつけそうにない

 

 

「おいそこのノーヘル!止まれ!!」

 

「あ?警察?それにさ、今時道路交通法なんてあってないようなもんでしょ」

 

「いやそれはそうなんだけどさ・・・」

 

その途中、パトカーに見つかってしまう。そしてそのパトカーには『真挑組』という文字が書かれていた

 

 

「ん?よく見たらあんた今噂の『あんまり仕事しない幕府の犬呼ばわりされない警察』こと真挑組じゃないですか」

 

「あ?幕府なんて知るかよ!俺たちもあーいうやり方にはうんざり・・・じゃなくて!」

 

「何?俺たち急がしいからそのパトカー借りるよ?」

 

「借りるよじゃねぇよ!お前らさっきから何様だt「借してやれ」副長!!」

 

先ほどから銀時ともめる運転席の警官。しかし後ろに座る副長なる人物にパトカーを貸してやれと言われ困惑する

 

 

「よしでかした我が弟!!」

 

銀時らを乗せることに成功した。ちなみに、運転してる警官はそれでも反抗してきたので"副長命令"で黙らせている

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数分後、しゃぶしゃぶ天国の方は突然突っ込んできたパトカーによってパニック状態に陥っていた

 

 

「社長!これは!?」

 

「く、車が・・・突っ込んできた・・・ってこれパトカーやないか!もう役人に見つかったんか!?」

 

 

 

「惜しいな」

 

「!!」

 

 

「御用改めである!真挑組だ!!」

 

 

パトカーから出てきた銀平がこう言い放つ

 

 

「姉上!まだパンツ穿いてますか!!」

 

「新ちゃん!?」

 

 

 

「くっ!だがな、その人数でどうするつもりなんや?」

 

キノコ頭の天人とその手下たちが銃を抜きこう言う

現在銀平側は銀時、部下二人、姉弟の計五人

 

 

「ここは俺たちがひきつける。お前は脱出用ポッドでも探せ」

 

「あ、あんた!」

 

「お前はねぇちゃん守ることだけ考えてろ。俺は俺の護りたいものを守る」

 

 

「何をごちゃごちゃ言ってんや!」

 

そう言って天人たちは一斉に発砲するがその直前に銀時らの攻撃を食らい、吹き飛ばされる

 

 

「何だ・・・?デタラメだけど・・・」

 

「強い・・・!」

 

 

「「新 一/二 !行けェェ!!」」

 

 

「新八じゃボケェ!!」

 

 

姉を連れて逃走する新八。そしてそれに続く坂田兄弟たち

彼らは追ってから逃れようとしている最中、行き止まりの動力室に入ってしまった

 

 

 

「行き止まりや!昔は威勢のよかった侍も、今は娘一人護れないなまくらや。この国も空も、全て我ら天人のものや!!」

 

 

「国?空?そんなのくれてやるよ。俺達ァ目の前のもの守るのに精一杯だからな」

 

「そうか・・・なら護ってみいや!」

 

こう言ってキノコ頭は銃を構える

 

「社長!あれに一発でも当たったら色々おしまいでっせ!」

 

「あ!そうだった・・・!ってあいつ登ってるし!!」

 

心臓部に登っている銀時を前に何も出来ない天人たち

 

 

「どんなに小さいものでも落ちてるものは拾う!そして・・・

 

護りたいモンのためなら・・・

 

 

「「俺達は何でもやってやるぜェェ!!」」

 

心臓部の上から木刀を振り下ろす銀時、そして下部から真剣を突き刺す銀平。これによってこの船は機能を停止した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「海の上でよかったけど町に落ちてたら・・・あんな侍、初めてだ」

 

機能を停止した船はそのまま海に落下。その付近の岸には警察が来ている

 

「でも結局、助けられちゃったわね」

 

 

 

 

 

「あれぐらい許せよ」

 

「許せよじゃないですよ!パトカーどうするんですか!」

 

「あ?パトカーがないなら、戦車でパトロールすればいいじゃない」

 

「おお!これならテロリストにばったり会っても戦える・・・じゃねぇよ!!」

 

 

一方、万事屋の方は銀平が部下と船と共に破壊されたパトカーについてで揉めていた

 

 

「うっせぇなー・・・美琴にグチるぞ」

 

「あー!戦車の方がいいですよねー!あはは・・・」

 

 

 

 

 

 

「姉上・・・僕・・・」

 

「行きなさい」

 

「え?」

 

「あの二人に何か感じたんでしょ?行って見つけるといいわ。あなたの剣を」

 

「・・・」

 

 

―――父上、この男たちの魂、いかなるものかひどくわかりづらいですが、たしかに光っているように見えるのです。今しばらく、その光、眺めてみようと思います

 

 

 




この小説ともう一つの小説は別次元ということで解釈していただけると幸いです
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