鴉か夜叉か   作:鮭愊毘

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走る時も歩く時もしっかり前を向け

あれから万事屋の一員になった新八。そして・・・

 

 

「くぉらァァ!!ぎぃんとぉきィィ!!家賃払えやボケ!!」

 

「あ?家賃なんて銀平が・・・」

 

「いつまで弟頼ってんだ腐れ天パぁ!!たまには自分の金で払えェ!!」

 

 

一方・・・

 

 

 

「は?え?何?『仕事しろ』?今日は忙しいんだよ・・・

アニメのOVAの生放送が・・・」

 

最近、ヤクザが大量に暴行を受けた状態で見つかった という事件が発生しており、それに関与したがらない真挑組が他の警察から怒られていた

 

 

「それ、予約したってさっき言ってましたよね?」

 

「わかっちゃいねぇな美琴は。こういうのはリアルタイムで見るのがいいだろうが。そうしないとコメント打てな――」

 

 

これは見なかったことにして・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

「しまったァ!!今日ジャンプの発売日じゃねぇか!引き返すか・・・」

 

「もういいでしょ?すき焼きの材料も揃ったことだし」

 

「だ、だよな・・・これもジャンプ卒業するいい機会―――」

 

お登勢に叱られた後、原チャリに乗って食材をもって帰る途中の銀時と新八。しかし銀時は前をあまり見ていなくて―――

 

 

「あ、あぶねぇ!!」

 

 

チャイナ服を着た少女を轢いてしまった

 

 

「これ!これ!どうするんですかァァァ!!」

 

「お、落ち着け・・・とりあえずタイムマシンを・・・」

 

「と、とりあえず警察呼びましょう!」

 

 

~数分後~

 

 

「ほら、呼んできたぞ」

 

「何だ脅かすなよー。血なんか出てな・・・出・・て・・・」

 

こう言って少女の体を起こそうとしたが、下に血だまりがあるのを見て固まってしまった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「どうだ!そいつは!」

 

「ピクリとも動きませんよ!?」

 

とりあえず新八に括り付けて原付を走らせる銀時

それを必死に追いかける銀平

 

 

その後、原付に黒塗りの車が並走したと思えばその乗員が発砲してきたり、新八に括り付けた少女がそれを倒した と、色々な出来事が短い時間で起きていた

 

 

 

 

 

「お前らバカですか?私これぐらいじゃ死なないヨ」

 

路地に逃げ込んだ四人。彼らはその少女がこう言った後、帰る支度を始めた

 

 

「あれ?新八、お前急に重くなったな」

 

「ヤクザに追われてる少女見捨てる大人、見たことないネ」

 

 

「「そう ですよ/だぞ 銀/兄 さん」」

 

 

「あれ?お前ら俺の味方じゃないの?」

 

 

この後銀時は『ジャンプ・・・』と言い残し去る

 

 

 

一方、新八と銀平は少女をターミナル行きの電車の止まる駅へ連れていくことにし、ヤクザの目があるため、新八と少女はゴミ箱、銀平は大きめのダンボールに隠れながら目的地へ向かっていたが―――

 

 

 

「ん?今あのゴミ箱動かなかったか?」

 

「確かに・・・」

 

駅に着く前に見つかってしまった

二人はそのままじっとしていたが・・・

 

 

銀平はダンボールを捨て、持っていた逆刃刀でヤクザと戦い始めた

 

 

(何やってんだあの人ー!?)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「どこ行っても売り切れか・・・ん?」

 

ジャンプを色々な本屋に行って探していた銀時。しかしお目当てのものは見つからず、代わりに道の真ん中に不自然に置かれているゴミ箱とその付近でヤクザと戦っている弟を見てしまった

 

「何やってんだあいつ・・・ッ!!」

 

銀時はヤクザの一人がジャンプを持っていることに気づき

 

ジャンプを読みに来たという目的で銀平に加勢した

 

 

 

ヤクザのリーダーである井上が少女もとい神楽に倒され、銀時もやっとジャンプを読めたおかげなのか嬉しそうにしている

 

 

「そういえばお前、ターミナル行きたいんだろ?」

 

新八らから事情を聴いた銀時が神楽にこう質問する

 

 

「そうしたいのもやまやまアルが、よくよく考えたら帰るためのお金無いネ。だからしばらくお前の所でバイトさせてくれアル」

 

 

これに銀時はジャンプを破りながらこう叫ぶ

 

「ふざけんなぁ!!お前みたいなバイオレンスな小娘――」

 

「何か言ったアルか?」

 

そう叫んだ銀時の頭を何か棒状のものが横切る

 

 

「い、いえ・・・」

 

 

 

 

「あー!俺の鞘がァァァ!!」

 

その後ろで銀平は神楽に投げられた自分の刀の鞘を回収しに走っていった――

 

 

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