今回は太宰さんsideの1話目です。
区切りは中也sideの時と同じところでだいたいきるつもりです。
今回は中也は出てきません!
キャラ崩壊注意です。
大丈夫でしたら読んでもらえると嬉しいです!
4年ぶりに中也に会った。
相変わらず無愛想で、小さくて、あの頃とほとんど何も変わっていなかった。
今でも、私の知る”中原中也”でいてくれていた。
そんな些細な事でも、私を安心させるのには充分だった。
4年前に捨て切れず、ずっと抱えていた想いが大きく膨らむのも、仕方のないことだった。
愛おしくて、たまらなかった。中也を見ていると触れたくて、其の凡てを自分のものにしたいという独占欲が湧き上がってくる。苦しい。
此の恋が決して実ることはないと知っていても、諦める事なんて出来なかった。
そのせいなのか、何時もと変わらない中也からの言葉も、酷く鋭くなって、胸に突き刺さった。
嗚呼、もうこんな想い云って仕舞おう。
其の時君は、一体どんな顔をするのだろうね。
両想いなんて望まないから、せめて反対の気持ちで、ずっと忘れられないように。
最高の嫌がらせをしてあげよう。最期まで君が憶えていられるような、『告白』を。
To太宰.
会って話したい事が在る。
善ければ、今夜あの場所で。
7時に待ってる。
From中也.
仕事が終わり、家に帰ると机の上にメモが在った。
中也からだ。知らず知らずに鼓動が早くなる。
最近は、中也の事を考えるだけで、胸が熱く、苦しくなる。
昨日はこんなメモはなかったから、今夜というのは文字通り今日の夜のことだろう。
然し、既に時間は6時40分。
ここから歩いて行くのだから、もう間に合わない。でもまぁ、中也は待っていてくれるだろう。
中也の云っている「あの場所」とは、昔、私が教えた海の見える場所だろう。
二人だけの特別な場所。…憶えていてくれたんだね。
それだけで、とても嬉しかった。
中也の話というのが何かはわからないが、丁度善い。
今日想いを伝えて仕舞おう。
何か、プレゼントするのも善いかも知れない。
中也の事だから、貰い物である限り捨てないはずだ。
どうせ遅れるんだから、買い物をしてからでもさほど変わらない。
取り敢えず家をでて、目的の場所とは全く逆方向のアクセサリーショップに寄る。
指輪やネックレスなど、店内は煌びやかな装飾品で溢れていた。中也なら何でも似合うだろう。取り敢えずプレゼントをネックレスやペンダントに絞って探してみる。
中也の瞳と同じ色をした宝石の入ったとても綺麗なペンダントがあった。一目見て此れしかないと思い其のペンダントを購入した。中也はどんな顔をするだろう。
そんな事を考えるのも楽しかったが、時間がないので、其処から急いで中也の待っているであろう場所へ走った。
ここで切ります!
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読んでくださってありがとうございました!!