やはり俺が魔戒騎士なのは間違っている。   作:アスハラ

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今回八幡達です。


銀と漆黒

《街/ビルの屋上》

 

八幡

「たく、誰だあの魔戒騎士は・・・・」

 

「さあ・・・・」

 

八幡と操は依頼の場に来ていたが・・・

 

 

 

 

〈街/八幡のいるビルの隣〉

 

ドカ!

 

魔戒騎士

「グワ!?」

 

ゲートホラー

『ギシァ!』

 

見知らぬ魔戒騎士に横取りされていたがゲートホラーにボコボコにされていた。

 

 

 

《街/八幡のいるビルの屋上》

 

八幡

「人の依頼を横取りするなんて・・・・しかもゲートホラーにボコボコにされるとは」

 

「は~完全体になっていないホラーにボコボコにされる魔戒騎士なんて初めて見たよ零兄」

 

八幡

「俺もだ」

 

ピィン

 

カチ

 

シルヴァ

『私も初めて見たわ』

 

「零兄どうする?」

 

八幡

「まあ、高みの見物でもしとこう」

 

ガサ

 

八幡

「クリームパン食う?」

 

「うん、食べる♪」

 

八幡はポケットから菓子パンを出した。

 

シルヴァ

『フフ、仲がいいわね♪』

 

 

 

 

《街/魔戒騎士のいるビルの屋上》

 

魔戒騎士

「ク、クソ!?」

 

キュカン!

 

カアァァァァ!

 

ガシァァァァン!

 

牙狼?

「黄金騎士牙狼!」

 

ゲートホラー

『フン!何が黄金騎士だその黒さは漆黒ではないか』

 

漆黒牙狼

「だ、黙れ!」

 

 

 

 

《街/八幡のいるビルの屋上》

 

「嘘!?牙狼!?でも、何だかおかしいよ確か牙狼は黄金の筈だったんじゃ?(ブッ」

 

八幡

「フン、あれが“漆黒牙狼”か(モグモグ」

 

シルヴァ

『エマの情報通りね』

 

「え?どういう事?」

 

八幡

「エマさんいわくかつて俺が討伐したホラー“リング”の口車に乗ってしまったせいで黄金を剥がされたって話だ・・・・実際見たが何とも情けない姿だ」

 

シルヴァ

『そうね黄金騎士も地に落ちたわね』

 

八幡

「(構えは似ているが・・・・ハズレか)」

 

「零兄?」

 

シルヴァ

『・・・・』

 

八幡

「シルヴァ、アイツ弱すぎるな」

 

シルヴァ

『そうね鎧召喚したのにそれでもホラーを討伐出来ないなんて・・・・』

 

「零兄あの人ヤバイよ」

 

シルヴァ

『そうね時間が無いわね』

 

八幡

「・・・・チッ、行くぞ」

 

バッ!

 

「了解」

 

バッ!

 

 

 

 

《街/魔戒騎士のいるビル屋上》

 

漆黒牙狼

「グハァ!?」

 

ゲートホラー

『とどめだ漆黒牙狼!』

 

ビシュ!

 

ザクッ!

 

ゲートホラー

『グ!』

 

ザ!

 

ゲートホラーの腕に小さな剣が刺さった。

 

八幡

「・・・・」

 

ゲートホラー

『破邪の剣・・・・魔戒騎士か』

 

ザ!

 

「と、着地成功♪」

 

八幡

「お前さっさと鎧解除しろ」

 

漆黒牙狼

「そ、その必要は」

 

「ほいっと」

 

ガン!

 

バァァァァン!

 

魔戒騎士

「な、何を!?」

 

操は腰にある三角形の紋章を筆で突き鎧を強制解除された。

 

「アンタ零兄の邪魔なの」

 

魔戒騎士

「な!?僕は・・・・」

 

「“黄金騎士牙狼”って言いたいんだろうけどあんな情けない戦いを見せられてアンタに従えと?」

 

魔戒騎士

「ぐ・・・・」

 

「フン」

 

八幡

「話は終わったか?」

 

「終わったよ~」

 

八幡

「じゃあゲートホラー今度は俺が相手だ」

 

ゲートホラー

『腐り目の魔戒騎士だと・・・・き、貴様まさか!?』

 

八幡

「・・・・」

 

キュカン!

 

カアァァァァ!

 

ガシァァァァン!

 

銀牙騎士ゼロ

「銀牙騎士ゼロ貴様らホラーの陰我俺が・・・・」

 

ビュン

 

ザン!

 

銀牙騎士ゼロ

「断ち斬る!」

 

ゲートホラー

「グハァ!?」

 

ドバァ!

 

バァァァァン!

 

八幡は鎧を召喚して素早くゲートホラーを斬り倒した。

 

八幡

「行くぞ」

 

「ハーイ」

 

魔戒騎士

「ま、待ってくれ!」

 

八幡

「?」

 

魔戒騎士

「君達俺の元に来る気はないかい?」

 

八幡

「ない」アッサリ

 

「私もない」アッサリ

 

魔戒騎士

「な、何故!?」

 

八幡

「弱い奴の下に付く気はない」

 

「私も・・・・」

 

???

『俺様も』

 

魔戒騎士

「“ザルバ”!」

 

シルヴァ

『魔導輪ザルバ。アンタともあろう物が何でこんな奴に仕えてんのよ』

 

ザルバ

『フン、たまたまコイツが牙狼剣を抜いちまっただけさ。俺様はコイツに仕えてねえし“契約”もしてねぇよ』

 

シルヴァ

『やっぱりね』

 

八幡

「だよ・・・・(ゾクッ」

 

ビュシュン!

 

八幡

「操!危ない!」

 

「え?」

 

ガッ!

 

ドカァ!

 

八幡達がいる場所に何かが飛んできて操に当たりそうだったが八幡が操を掴み何とか回避した。

 

八幡

「操、怪我は無いようだな」

 

「う、うん大丈夫だよ」

 

八幡

「よかった・・・・」

 

???

「ホォ、俺の薙刀を避けるとはな・・・・」

 

スタ!

 

八幡達の前に白髪の男が現れた。

 

ズポ

 

???

「俺の薙刀を避けたのは貴様が初めてだ」

 

八幡

「誰だ貴様?」

 

ナイト

「俺の名は“ナイト”」




牙狼〈GARO〉-VANISHING LINE-のナイト出しました。

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