いや、本当執筆活動は本当に久しぶりでした。
仕事が多忙を極め、だんだんプライベートな時間が消えていき、趣味に没頭しても仕事のことばかり気にするようになり、人間として摩耗していくばかりでした。
今は仕事を辞め、新しい職探しの最中です。
暗い話は置いといて、とりあえずチマチマと書いていたこちらの話を投稿します。ただ、今までと比べて、文章量が少ないです。
それでも、お暇な時に読めていただければ幸いです。
それでは、どうぞ。
第7話:鼻毛の貴公子VS色彩の魔術師~カッコよく書いても鼻毛のインパクトが強い~
「なるほど、これがあなたの本気ですか‥‥‥これはお強い」
「あぁ、これが俺の本気だ」
各々パワーアップした二人がお互いに対峙する。方や兄弟の力を一つに集め、方や伝説とまでになった力。
「これが、真説・ボーボボの力だ」
「ハイハイ、下がってような首領パッチ」
「あぁ! もうちょっとだけ!?」
そのモノマネをしている首領パッチは、天の助に下げられる。変身アイテムのジャケットを着た瞬間、首領パッチが前に出てカッコつけていたようだ。
「やべぇな‥‥‥今まで出会ったどの連中よりも強いぞ」
「でも、兄さんも負けていないよ」
対するシロも驚きながらしっかりとボーボボを見え据えており、いつもの余裕な態度を崩さない。つまり、こんな状況でもボーボボ相手に勝つ算段があるということだ。
「では、始めましょう。どちらの色が塗りつぶしていくか!」
「いいや、もうお前は俺の術中の中だ」
「何ですって?」
「下を見な」
ボーボボに言われ、全員下を見る。だが、そこにはプレートがあるだけで何もない。
「‥‥‥何もないですが?」
「‥‥‥間違えちゃった、エヘ」
「「何やってんだてめぇーーー!」」
「ぶへぇ!?」
ボーボボのウザい謝罪に腹を立てた天の助と首領パッチがボーボボを上空へと蹴り上げた。その光景にコイツ、見掛け倒しなんじゃとクロは呆れかえる。
「ぎゃあーーー‥‥‥真説・鼻毛真拳秘奥義『ボーボボ・絵ルーレット』!!」
「蹴り飛ばされたんじゃなかったのかよ!?」
「「ぎゃあぁぁぁ!? 出たぁぁぁ!?」」
仲間割れかと思ったら、そのまま技に繋げたことに驚くクロに対して、見覚えのあるルーレット二つにトラウマが思い出される首領パッチと天の助。なんのトラウマなのかは原作を読もう。
「な、なにこれ!?」
「このルーレットは敵に対して様々な方法で攻撃をするルーレット! 今回は敵に合わせて世界の名画というジャンルだぁ!」
「私たちにちなんで名画とは‥‥‥いいでしょう。受けて立ちましょう」
「よかったぁ、敵ってことは俺たちは含まれないな」
「よっしゃあ! やっちまえ、ボーボボ!」
「では、罪人リストアップ!」
「「あれれーーー!? やっぱり僕たちもいるぞぉ!?」」
ターゲットとするルーレットの中に三兄弟の他に首領パッチと天の助も含まれていた。しかも首領パッチだけ二つ。
「では、さっそくルーレットスタート!」
「バカが!? そんな簡単にいくと思っているのか「ハイ、ストップ!」はやぁ!?」
何かする前に阻止しようとするクロだったが、回って3秒で止まってしまい止める暇もなかった。
「最初の罪人は‥‥‥コイツだ!!」
「くそっ、オレか‥‥‥!」
「そしてぇ、名画は‥‥‥!」
「阻止させてもら「はい、コレ」だから、早いですって!?」
罪人にクロが指定されて、シロが阻止しようとするも、速攻で名画が選ばれてしまう。
「『プリマヴェーラ』ですか‥‥‥また、一番予測できないものを」
「何を表現しているか、未だに議論されているからな‥‥‥」
「あれ? 何かタイトルが?」
“プリママドンナ:ドキッ! 春の武闘会”
「「「何それ!?」」」
絵は実在のものなのに、タイトルが間違っていた。それに驚いていると絵の中から“三美神”が胴着を着て、クロに襲い掛かってきた。
「王子様! 私の愛欲の関節技を受けて!」
「いいえ、私の純潔のご奉仕を!」
「わ、私は愛の拷問を!」
「グワアアァァ!? こんなの三美神じゃねぇ!?」
「にいさぁーーーん!」
クロはロメロスペシャルを受けながら、首四の字を受けて、さらに鞭で攻撃を食らっていた。まさに拷問である。しばらくすると、技は解かれて絵の中に帰っていった。
「ご、ごはぁ‥‥‥」
「兄さん、大丈夫?」
「すみません、クロ。何故か助けに行けなくなってしまって」
「そ、それも含めての秘奥義か‥‥‥」
あまりの理不尽さに倒れるクロ。それを見た首領パッチと天の助は恐怖する。
(えぇ~、なにこれ。方向性が定まっている分、逆に威力が上がっているじゃん)
(やだよぉ~、次もアイツらになれよ)
「じゃあ、お前ら」
「「えぇ!?」
心の中を読まれたのか、次の罪人は首領パッチと天の助になった。ようは一人から二人に指名が勝手に増えたのである。
「いやいやいや!? 何で俺たち!?」
「普通、敵だろ!?」
「さぁ~て、次の絵は~?」
「聞いてねぇ!?」
普通に抗議するが、普段から二人の意見なんて聞かないボーボボなので、無視してそのままルーレットを続ける。
「な、何か分からねぇが仲間割れか」
「あ、止まった」
「『最後の晩餐』ですか‥‥‥これなら対処しやすい」
“最期の晩餐:裏切り者は〇刑”
「いや、伏字の意味ねぇだろ!?」
明らかに裏切り者に対する罰が露骨に表現されているためである。次の瞬間、急に周りの景色が裁判所になる。そして、裁判長にボーボボがいた。
「いや、キリストじゃなくて、お前ぇ!?」
「皆の者、この中に裏切り者が一人いる。さっさと名乗り上げるがよい」
「はい! コイツです!」
「いいや、コイツです、裁判長!」
罰から逃れたくて、二人は互いに相手の事を売る。ボーボボは一度ニッコリと笑う。
「仲間を売ってんじゃねぇーーーー!」
「「ぎゃあああぁぁぁーーーー!?」」
「いや、だったら開くなよ!? こんな裁判!?」
「ついでに黄色に近い色の名前だから、おまえもドォーン!」
「それ言い掛かりってグワアアァァーーーー!?」
「オレンジーーーーー!?」
醜い仲間割れかと思ったら、理不尽な理由で攻撃されたオレンジ少年。その後、裁判所は消えて、元の場所に戻る。
「さぁ~て、次は誰かな~?」
「クソ、はやくルーレットを止めないと‥‥‥」
「こ、この人‥‥‥うぷぅ‥‥‥」
「酔ってるし!?」
ルーレットの針として回っていたボーボボだったが、あまりの回りすぎで酔っぱらってしまう。だが、次の瞬間止まったマスの目が真っ白に塗り替えられてしまう。
「何だと!?」
「いつまでも好きにさせると思っていたんですか? 残念ですが奥義“色玉”で真っ白に塗り替えさせてもらいました。これで罪人指定はできないですね」
「お、おぉ! さすが兄貴! やるな!」
通常なら妨害はできないのだが、シロの真拳がそれを可能にしてしまい、罪人指定が出来なくしてしまった。これでは攻撃ができない。
「その手の奥義は順番を踏まなければ、発動しない。さぁ、ここからはこちらの番ですよ」
「バカめ、ルーレットをよく見てみな。真拳はまだ発動しているぞ」
「何をバカなことを‥‥‥なっ!?
「う、ウソでしょ!? 名画ルーレットのほうが回っている!? 何で!?」
「罪人ルーレットの方をよく見てみな」
何故か名画ルーレットの方が回転しているのに驚いて、ボーボボに言われ罪人ルーレットの方を見ると、そこには止まったマス目にクロの落書きをしている首領パッチがいた。
「わ~い、上手にできたぁ~!」
「いや、アリかよ、それ!?」
「あっ、ルーレットが止まった!」
“ヴィーナス! 貴様もか!?”
「「「???」」」
意味不明のタイトルに首を傾げてしまう三人を他所に、どこからか貝が流れてくる。
「と、とりあえず名画自体は“ヴィーナスの誕生”ですが、タイトルのせいでわかりませんね」
「あっ、貝が流れてきた」
「どうせ、あの貝の中から攻撃が飛んでくるだろう」
今までの流れからして、返り討ちにしようと身構える。やがて、貝がクロの手前に流れ着き、貝が開かれる。
「だめよ~ん、見ちゃイ・ヤ♪」
「‥‥‥?」
「はい、公然わいせつ物罪で逮捕」
「えぇ!? そんなバカな!?」
貝から現れた天の助がセクシーポーズを決めるも、警察として現れたボーボボに逮捕されて連行されてしまう。それを何とも言えない表情で見送るクロだが、そこに首領パッチが肩に手を置く。
「‥‥‥な、なんだよ」
「なに、ジロジロ見てんだテメェーーーーー!!」
「グハァ!?」
急に殴られ飛ばされるクロ。そして、ルーレットが回り始めたところ、今のも含めて攻撃らしい。
「な、何故殴られた?」
「ど、どんまい‥‥‥」
「くっ、これではパワーアップした意味が‥‥‥!」
「オラオラァ! 次の裁きが待っているぜ!」
“首領パッチ ぶち殺す!”
「あれれーーーーー!? 絵とか関係なくねぇ!?」
ルーレットが止まると、絵は落書きみたいな首領パッチで、タイトルはそのままだった。
「何が起こるか分からない! それがボーボボルーレットだぁ!」
「ぎゃあぁーーーーー!」
ありとあらゆる方法で首領パッチをボコボコにしたボーボボはルーレットの針に戻る。そして、またルーレットは回りだし、そして止まる。
「対象は私であれは‥‥‥“富岳三十六景”ですか」
「一番有名な波絵だが‥‥‥一体どうなる?」
“ふ~たん三十六変化! ナミナミの会!”
「‥‥‥ダメだよ! 分けわかんないよぉ!?」
「お、落ち着け! オレンジ!」
絵は分かるのに、タイトルのせいでどんなことになるのかが全く分からないため、とうとうオレンジが発狂した。
「落ち着きなさい、オレンジ、クロ。敵のペースに乗ってはいけません」
「あ、あぁ……そうだな、アニキ」
こちらを落ち着かせようとするホワイトの声にクロはそちらの方を向く。そこには幼女になったホワイトがいた。
「アニキが幼女になったーーーーー!?」
「ふぇ? わぁぁ!? ナニコレ!?」
「口調も幼女っぽくなってるぅーーーーー!?」
「‥‥‥ふぅ」
あまりの事態に落ち着くどころか混乱する二人、その裏でキャパオーバーになったオレンジは気絶した。
「勝負アリだな。今回の効果は対象を魔法少女ふ~たんにしてしまう」
「ふぇ!?」
「そうなってしまってはもはやカラー真拳は使えまい」
「ふ~んだ! こんなことになっても私はまだまだ戦えるもん!」
「だ、ダメだ‥‥‥元がアニキだと知っている分、強烈な違和感が‥‥‥!」
魔法少女風の幼女が気張って見せるが、元は成人男性の男であることを知っているため、現実と真実の誤差に頭を抱えるクロ。だが、二人はお構いなしに戦いを続ける。
「いいだろう。ならば、決着をつけるぞ!」
「いっくよ~!」
「あぁ、どうすれば‥‥‥って、うん!?」
戦闘を再開しようとしたその時、クロはルーレットの対象が首領パッチによって自分たちになっていることに気付く。そして、そのまま絵の方が止まろうとしていた。
「あ、アニキ! 一旦止まれ!」
「えっ!? 急には止まれないよぉ!」
「もう遅い! 真説・鼻毛真拳超奥義‥‥‥!」
気づいたクロが止めようとするが、ボーボボはすでに技を繰り出す構えをしていた。そしてルーレットが止まる。
“エレメンタル鼻毛”
「メモリーオブトゥモロー!!」
「「ぐわぁーーーーーーー!!」」
止まるのと同時に鼻毛真拳を繰り出し、クロとシロを倒した。同時にルーレットが消えてシロも元に戻る。
「明久は大丈夫か!」
「ボーボボ! 大丈夫だよ!」
「無事で何よりだ……」
倒した直後、記憶破壊がされている明久がいるタワー屋上をみると、そこにはソフトンに助けられた明久が元気に手を振っていた。
こうして、クライムタワーの対決はボーボボ達の勝利で終わったのだった。
◇◆◇
一方、そのころハレルヤランド中央に位置する黄金の城、マネーキャッスルでは一人の男がタブレットを操作しながら優雅にお茶を飲んでいた。そこに一人の従業員がやってくる。
「報告します! クライムタワーを守る絵心三兄弟が敗れました!」
「‥‥‥誰がやった?」
「あのボボボーボ・ボーボボとその一味です!」
「‥‥‥そうか。ご苦労、下がれ」
「は、はい!」
従業員が下がると、男はカップを置き、立ち上がる。そして、男は笑みを浮かべる。
「来たか、ボーボボ‥‥‥!」
鮮烈な笑みを浮かべ、男は‥‥‥このハレルヤランドの社長、ハレクラニはつぶやいた。
いかがでしたか?
今回でクライムタワーは決着、次はハレルヤランドのラスボスです。
ちなみに、シロは書いてある通り、ちゃんと男に戻っていますので。
難産だったのは、やはりバトル内容ですね。
年を重ねると、ハジケることが難しくなるというか、意味不明のようで物語の筋を通すの難しくなるので。
改めて、皆さんのお暇な一時を楽しくすることが出来たなら幸いです。