〈3〉
このマジで意味不明の異常事態の原因が神様だった事が判明して約1時間が経った現在
「ぜぇ……はぁ……ぜぇ……はぁ……この……クソッタレめ」
ただ叫んでただけなのだがやたらいい汗掻いた気がする……まあ、冷房が効いてて汗一滴すら出てないんだが。
「はぁ……はぁ……ふぅ、このクソッタレめ……忌々しいわ」
比較的余裕が生まれた俺は机にあれから放置してあったノートパソコンを引き寄せ触り始める。まずやる事は現実と化したRWOにある我が国、旭東帝国の現在の状況の確認である。一旦メッセージは閉じて行動決定などのメニューを開こうとするが……開かない。何度か繰り返し試してみるものの操作できたのは一番最初に現れる『メインメニュー』と現在の旭東帝国状況を示す『詳細』の2つだけだった。
「おいおい……使えるのがメインメニューとメッセージボックス、詳細と設定の中では今はスゲーどうでもいい部屋の模様替えだけかよ……。メインメニューにある選択の内使えるのが半分以下ってどういう事さ?」
因み部屋の模様替えは選択したら全自動で勝手に模様替えしてくれる模様、無駄、マジで無駄、これぞ無駄の極致!あまりの酷さに頭を抱えて発狂でもしてしまいそうだがそれすらする余裕が無い。ああ、胃が痛い。
取り敢えずそれでも何かいいものはないかと(主に俺の胃の為に)手当たり次第ポチポチクリックし続けているとふと、このゲームには2人の『秘書官』が居たはずだと漸くだが思い出した。
「……そう言えば旭東帝国が現実としてここにあるんだから秘書官もいるんじゃ?って事はしっかり国民もいるって事なんだよな?」
ここで結構と言うかとんでもなく重要な問題が浮上して来た。即ち、『今国民どうしてんの?』である。内政は一応大日本帝国がモデルだから議会があって
「ヤバい、秘書官ってどう呼べば良いんだ?ゲームでは常に執務室に居たはずだけど今居ないしそれにあんなに叫びまくったりしてたけど近衛すら確認しに来なかったんだけど……」
さっきから頭しか抱えてない気がしないでもない気がする気がするがまあ、是非もないよネ!いや本当、抱えても仕方ない気がするんだ。マジでね。実際こんな事あってみ?パニック起こすよ?俺みたいに。
と、その時新たにメッセージが届いたようで本来なら鳴らない「ピロリン」というテンプレ的な着信音が鳴り俺は死んだ目をしながらそれを開封した。
『やあやあ、運e……もう身バレしてるしいいか神様ですよ〜。
色々胃が痛たそうな君に朗報だ。今君のいる部屋、執務室は一時的に外とは遮断されている。だから君がこのメッセージを閉じた瞬間から遮断は解除され君の切望する秘書官ちゃん達が入って来てくれるって寸法さ。だから頑張ってね〜。
神様より』
正体もう隠す気ねぇなこの駄神……しかもなんかこの文面人をおちょくってる感じがめっちゃするんだが気のせいだろうか?いや多分気のせいではない。しかし……
「キタァァァァァァアアア!偶にはまともな事するじゃねぇかあの駄神!いやまともな事したんだからこれは失礼か……良くやったぞ(駄)神!貴様を今確かに俺は神と認めたよ‼︎」
今までのストレスが祟ったのか狂喜乱舞し荒ぶる俺はそう叫ぶ。
テンションがMAX状態な俺が沈静化するまで暫くお待ち下さい。
10分後……
「こほん……、いや久々にあんなテンションになったよ、うん」
漸く沈静化した俺は居住まいと服装を正し席しっかり座る。これからメッセージを閉じて秘書官達と会うのだ、少しくらいはマトモにやりたい。
「と言う事でほい、閉じる」
カチっ、ガチャ
「「失礼します」」
メッセージを閉じる為マウスをクリックした瞬間執務室の扉が開き2人の女性が入って来る。うん、間違いない。ゲームの中で良く俺に仕えてくれた秘書官の2人だ。
「初めまして、帝国陸軍所属大元帥補佐官である
「同じく帝国陸軍所属大元帥補佐官である
そう言って微笑む2人の
因みに暫くしたらメインメニューすら開けなくなる模様。但し