もんむす・くえすと!創章   作:私は中二病です

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どうもです。私は中二病です。

今回はイリアスSideを書きたいと思います。

下手なのは変わりませんが
一生懸命書くので暖かい目で見てやって下さい。

でわ、どうぞです。


第4話 ~イリアスSide~

~イリアスSide~

 

 

ザッ!ザッ!ザッ!

段々と足音が近づいて来た

この天界に私達以外に居ない筈

一体誰なのだろうか?

私が考えていると

足音の正体がハッキリと見えて来た。

 

 

「……。」

 

 

「「「っ!?」」」

 

 

私達は驚愕した

その姿に

その身から溢れ出る程の神力に

私よりも数が多い羽

私よりも規模が違い過ぎる神力

この者は一体……

そして何よりも驚いたのが

懐かしいという雰囲気だった。

 

 

「あ~……。

初めましてと言うべきだろうか?

其処に居る女神

俺が誰だか分かるか?」

 

 

私が考えていると

突然、目の前の者が喋り掛けて来た

放置するのも悪いので返事をした。

 

 

「……貴方の事は初めて見ましたし

貴方の事なんて知りません……。」

 

 

「貴方は何者ですか?」

 

 

「イリアス様に危害を加えるのでしたら

誰であろうとも敵と見なし迎撃します。」

 

 

ミカエラ、ルシフィナの二人は

目の前の者を警戒していた

それ程までに危険な相手だろう

神力は多ければ多い程に

強さの証となるのだから。

 

 

「……。」

 

 

目の前の者は腕を組み

何やらブツブツと呟いていた。

何を考えているのだろうか?

私が考えていると向こうが喋り掛けて来た。

 

 

「少し俺の話を聞いてくれないか?」

 

 

「「「……。」」」

 

 

「別に何かしようって訳じゃない

今まで何をして来たか

それを聞いて欲しい

聞いておいて損は無い筈だ。」

 

 

少し怪しい気もするが

私は少しだけ考えた据えに返答した。

 

 

「……分かりました

貴方の話とやらを聞きましょう。」

 

 

「「イリアス様?」」

 

 

ミカエラとルシフィナが

不思議そうな顔で私を見て来た

普通は知らない相手の事を素直に聞く事を

不思議に思うだろう

しかし、私は聞いてみたかった

だから、条件付きで話してもらおう。

 

 

「但し、変な行動をしたら

躊躇いなく攻撃します。

宜しいですね?」

 

 

「あぁ、それで良い

それじゃ、全てを話そう……。

俺は……」

 

 

「「「……。」」」

 

 

目の前の者が一旦間を置いた

そして息を整えたのか喋り出した。

 

 

「この星の創造神だ。」

 

 

「「「創造神!?」」」

 

 

この者が言い出したのは予想を上回るものだった

まさか、この星の創造神と名乗るなど……

しかし強ち嘘ではないと分かる

その身に纏う神力と

何故か懐かしいという雰囲気

私は少しづつ信じようとしていた。

 

 

「そう、創造神だ

180億年前に俺は何も無い宇宙で誕生した

そして俺は神力を操れる様に千年以上は修行に費やした

修行の末に俺は神力を上手く操れる様になった

そして俺は神力を使いビックバンを引き起こした。」

 

 

「ビックバン……

宇宙の始まりの光ですね。」

 

 

ビックバンを起こせるのは

神のみしか許されない行為だ

例え天使がビックバンを

起こすのを許可出来たとしてもだ

先ず無理だろう

ビックバンを起こすのは

私ですら容易ではないのだから

天使では無理にも程があるだろう。

 

 

 

「宇宙の……。」

 

 

「始まりの光……。」

 

 

「そうだ。

それから俺は約130億年は更に修行をして

剣、槍、弓、扇、鞭、その他の武器も修行をしたのだ

その結果、全ての武器を扱える様になった。」

 

 

「暇だったのですね。」

 

 

「あぁ、孤独故に何もする事が無いしな

あの頃、剣を振っていたのが懐かしいな……。」

 

 

「孤独……。」

 

 

創造神と名乗る者は130億年もの間

修行に明け暮れたと言った

それ程までに長い年月を生きると思うと私はゾッとした

そんな長い年月を過ごすとなると

私は確実に耐えられないだろう

孤独というのは神すらも蝕むのだから……。

 

 

「話を聞く限り

ずっと修行してる様ですが……。

130億年と言いましたね?

後の50億年は何をしてたのですか?」

 

 

突然ミカエラが質問をした

確かに気になる……

私は気になるので答える様に言った。

 

 

「あ、それは私も気になりますね

是非とも聞かせて欲しいです。」

 

 

「私も気になります!」

 

 

「寝てた。」

 

 

「「「は?」」」

 

 

この者は本当に予想を上回る事を言ってくれる

50億年もの間、寝るとは……

創造神?と名乗るだけの事はあるだろう。

 

 

「だ・か・ら~!

寝てたって言ってるんだよ

修行に疲れて寝てた。」

 

 

「50億年も寝るとか

貴方は誰ですか?

あ、創造神でしたね。」

 

 

私は最近、流行っている

ネタ?というのを言ってみた

すると向こうもネタ?に気付いたのか返して来た。

 

 

「うむ、創造神だ。」

 

 

何故か腕を組み微笑みながら返答して来た

少し和むのは何故だろう?

すると創造神(仮)は止まっていた話を戻した。

 

 

「続きを話すぞ?

地球が誕生するまで

俺は修行に明け暮れていたのだ

そして地球が出来たのを境に修行を止めて

地球に下り立ったって訳だ

最初の頃は恐竜が多かったが

今は、どうなってるか知らん

そして俺は世界の中心である

此処に天界を作った。」

 

 

「成程、そういう事でしたか

だから此処は世界の中心にあるのですね

これで納得しました。」

 

 

この創造神(仮)が世界の中心に作ったから

此処は世界の中心にあるのだと理解した

ミカエラが何か気になったのか質問をした。

 

 

「何故、世界の中心に

天界を作ろうと思ったのですか?」

 

 

「それは私も思いました。」

 

 

「確かにミカエラが言うのも一理ありますね。

どうしてです?」

 

 

どういう理由で作ったのだろうか?

其処は少し気になっていた所だ。

 

 

「何となくだな。」

 

 

「「「……。」」」

 

 

この創造神(笑)は本当に予想外だ

何となくで中心に作った等……

私達は創造神(笑)にとても冷めた目を向けた。

 

 

「う、何だよぉ~……

別に世界の中心に天界を作っても

良いじゃんかよぉ~……(イジイジ)」

 

 

私達が冷めた目を向けると

創造神(笑)は涙目になりイジけ出した

見ていると癒される……。

 

 

「話を戻すぞ……?

俺は天界を作った後に

自身の神力で神と邪神を創り出そうとした……」

 

 

「「「っ!?」」」

 

 

創造神(笑)は話を戻し喋り出した

そして創造神(爆)がとんでもない事を言い出した

自身の神力で神と邪神を作ろうとしたというのだ

何故、そんな事をしようとしたのだろうか?

私には少し理解出来ない……

しかし、私達は似ていると思った

別の存在を生み出し孤独を紛らわす。

この創造神(爆)も、そうなのだろうか?

 

 

「しかしだ……

俺が作り出したのは神でも邪神でも無かった

只の光の球体と闇の球体だった

つまりは失敗だな。」

 

 

「「「……」」」

 

 

創造神(爆)は悲しげな目で

私達に創造を失敗したと告げた。

しかし、創造神(爆)の言葉で

私の中の疑問が確信へと変わった

 

 

「滑稽だろう?

俺の神力が数字で例えて1億あるとすれば

5000万も使ったんだ

しかも最後には球体が生まれたというだけ

ハァ……最悪だったな。

そして俺は気分を害したが故に……ふて寝した。」

 

 

「「「ふて寝……ぷっくくくく」」」

 

 

矢張り、この創造神(笑)は面白い存在だ

しかし、ふて寝とは……

私でも、しない行動だ。

 

 

「どうせ俺は気が短いですよぉ~

ふんだ!

……そして、俺は自らの身体を光の球体に包み

2億年もの間、寝ていたという訳だ。」

 

 

「2億年も寝てたのですか?

本当に呆れた人ですね

あ、神でしたね

これは失敬失敬。

……え?」

 

 

「そうですね

普通は数日とかなのに……

寧ろ、其方の方が貴方らしいという訳でしょうね

えぇ、納得出来ます。

……え?」

 

 

「お姉ちゃんの言う通りですね

会って間もないのに

納得出来てしまいます。

何故でしょうか?

……え?」

 

 

「どうした?」

 

 

「「「光の球体の中で

寝てたのですか!?」」」

 

 

創造神(笑)の言葉に

私達は驚き詰め寄った

あの球体には、この創造神(笑)が

入って居たとは……

これで私の中の確信が絶対に変わった。

 

 

「うわっ!?

そんな接近して来るな。

何か問題でもあったのか?」

 

 

「えぇ、大有りです。」

 

 

「そうですね。」

 

 

「その話が本当だとすると

貴方が話した事が

全て真実という事になりますね。」

 

 

「最初から本当の事しか話してないぞ?

まぁ、信じようとも信じなくとも

別に良いがな……。」

 

 

「「「……」」」

 

 

創造神(笑)は寂しそうな表情で言い切った

私よりも長い時を生きて来たのだから

当たり前だろう

しかし良く長い時を孤独に耐えられたものだ

すると創造神(仮)は首を横に振ったり

自分自身の顔をビンタしたりと

本当に存在そのものが笑える。

 

 

「どうした?

まぁ、それよりも……だ。

俺の話、信じてくれるか……?」

 

 

「その問いに答える前に

言わなければならない事があります。」

 

 

「「イリアス様?」」

 

 

「言わなければならない事? 何だ?」

 

 

私は思っている事を口にした

ミカエラとルシフィナが疑問に思い

私を見て来た

しかし私は構わずに喋り続けた

 

 

貴方が先程

自身の神力で神と邪神を創造しようとした……。

そう仰いましたね?」

 

 

「あぁ、言ったぞ。」

 

 

「でも、失敗したと……。

そう、言いましたね?」

 

 

「あぁ、失敗したな。」

 

 

「それは間違いです。」

 

 

「何故だ?」

 

 

「何故なら貴方が創り出した

その光の球体は……。」

 

 

「光の球体は?」

 

 

「「……。」」

 

 

「“私”だからです。」

 

 

「……え?

冗談だろう?」

 

 

「冗談では、ありませんよ

私が生まれた時に

邪神アリスフィーズも横に居ましたからね

貴方が中で寝ていた光の球体も

目の前に、ありましたからね。」

 

 

「俺は創り出せたのか……?」

 

 

「はい、そうですよ!

“お母様”?」

 

 

えぇ、そうです

貴方は星を作り出し

私をも作り出してくれた

本当に感謝しています……“お母様”

 

 

「そうか……そうか……!

良かった……(ニコ)」

 

 

「「///!?」」

 

 

くっ……!?

お母様の泣き顔と笑顔が可愛いですね

運命よ……私は母親に恋をしました……。

 

 

「どうした? 体調が悪いのか?」

 

 

「「い、いえ……

何でもありません。」」

 

 

「そ、そうか?

よいしょっと。

所で、イリアス?」

 

 

お母様が私を呼んで来ました。

何か用でしょうか?

 

 

「何ですか?

“お母様”」

 

 

「何故、お母様なんだ?」

 

 

「この地球を生み出したのと

女性の方というのも、ありまして

そして私を創造してくれたので

お母様なのです。」

 

 

「そっちの二人にも言っておくが……。

俺は男だぞ?」

 

 

「「「……え?」」」

 

 

「やっぱり女だと思っていたな。」

 

 

「「「えぇぇぇぇええええ!?」」」

 

 

私達、三人の叫び声が

この世界に響き渡った事だろう

それ程までに“お母様”の言葉が信じられなかった。




如何でしたでしょうか。。。?

駄文で申し訳ありません……。

次回はミカエラとルシフィナの修行風景でも書きます。
勿論、天軍の剣を。。。
原作崩壊……(笑)

でわ、また次回に。

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