アーシアを拐いに来た堕天使からアーシアを守るべく、一人堕天使に挑むイッセー。
戦いはイッセーが優勢に進んでいたのだが、堕天使の策略によりアーシアは拐われてしまう。
助けられなかった事への悔しさから残されたイッセーは叫び倒すのであった…。
「駄目よ、彼女のもとに行くことは許さないわ」
開口一番のリアスの言葉はそれであった…。
「なんでだ!あのままじゃアーシアが殺されちまうかもしんねえんだぞ!頼むよ…オラ、アーシアを見捨てるなんて出来なえんだ!」
【パンッ】
乾いた音が部室に響く。
リアスがイッセーの頬を叩いたのだ…。
「何度言えば分かるの?駄目なものは駄目よ、彼女の子とは忘れなさい…あなたはグレモリー家の眷属なのよ」
それを言われたイッセーは怒気を露にしながらゆっくりと口を開いた。
「……眷属?アーシアがシスターだから?だからどうした!オラはアイツを友達として助けてえんだ!眷属だから駄目だってんなら、オラはおめえの眷属を止める!そうすりゃおめえ達にも迷惑はかけねえ」
「出来るわけないでしょう、勝手なことを言わないでちょうだい」
「おめえがなんと言おうとオラには関係ねえ…。早くしねえと
するとある単語にリアスが反応する。それ
「儀式?あなた今儀式と言ったの?」
「あぁ、それがどうしたってんだ!」
イッセーの言葉を聞いたリアスは不意に立ち上がると言った。
「用が出来たから少し出てくるわ…。」
「どこ行く気だ!まだ話は済んでねえぞ!」
「イッセー、あなたを転生する際に使った駒、あれがなんの駒か知っている?」
「……知らねえ」
「あなたに使った駒は
イッセーにはリアスが何をいっているのか半分も理解できていないのか首をかしげている…。
「つまり、私が教会を敵陣地と認めればあなたは朱乃や優斗の力を使うことが出来るの」
「オラが木場や姫島の力を…?」
自身の身体を見つめるイッセーにリアスは頷いて続ける。
「えぇ、それとあなたの中に宿っている
それだけ言うとリアスは朱乃を連れだって出ていってしまった。
「…………よし!」
しばらくなにかを考え込んでいたイッセーは不意に立ち上がると部屋を出ていこうと歩きだす。
そこに声をかける者がいた、木場である…。
「行くのかい?」
「あぁ、アーシアを助けに行ってくる!おめえも止めるのか?」
「殺されるかもしれないよ?」
「ニッ…殺られねえさ、アイツなんかにオラは負けねえ!」
自信満々に答えるイッセーに木場はやれやれと苦笑する。
「確かに、はぐれ悪魔を一人で消し飛ばした君なら心配いらないかもしれないけど、僕だってグレモリーの一員だ、もしもの為に一緒に行くよ」
「良いんか?部長に大目玉くらうかもしんねえぞ?」
「大丈夫、部長ならきっと手伝わなかった方が大目玉を食らってしまうよ」
と、二人がそんなやり取りをしていると今まで黙っていた小柄な少女、搭城小猫が口を開いた…。
【ブンッ】
どわぁ!なんじゃなんじゃ!?危ないじゃないか!!!
「……小さい言うな…。」
む?おぉ、すまんすまん…。
少女、小猫が口を開いた。
「……私も行きます…。二人だけでは不安ですから」
「おめえ達、ありがとな!んじゃ、いくぞ!!」
こうしてイッセー、木場、搭城の三人は夜の教会へと乗り込むのであった…。
オッス!オラ悟空!
教会前についたぞ!早えとこアーシアを助け出さねえと大変なことになっちまう…!
ん!?おめえはあん時の!
次回!DRAGON BALL D改!
因縁の再開!アーシアを救えイッセー!