DRAGON BALL D改   作:榛猫(筆休め中)

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前回までのDRAGONBALL D改……。

遂に始まったライザーとの一戦。

果たして勝つのは一誠か!ライザーか!


見せつけろ!イッセーと小猫のコンビネーション!

sideナレーション(界王)

 

 

一誠達が魔方陣を潜るとそこは不思議な空間であった。

 

 

「あり?ここって部室…だよな?」

 

飛んだ先の空間に一誠がキョロキョロと辺りを見回す。

 

 

「ひょっとしてよぉ、失敗したんか?」

 

と、そこで放送が流れる。

 

 

『皆様、この度、フェニックス家とグレモリー家の試合に置いて、審判役を任せられましたグレモリー家の使用人、グレイフィアと申します』

 

 

「へぇー!こいつは驚れえたぞ!グレイフィアが審判なんてよ…」

 

 

一誠の驚きを他所に、グレイフィアはアナウンスを続ける。

 

 

『この度のレーティングゲームの会場として、リアス・グレモリー様方の通う、駒王学園の校舎を元にしたレプリカを異空間に用意させていただきました』

 

 

「ん?なぁ、れぷりかって…なんだ?」

 

 

「本物そっくりの偽物ってことだよ」

 

 

「んー……。オラには良くわかんねえや、ははは!」

 

木場の説明でも理解できなかったのか、一誠は笑う。

 

 

『両陣営、転移された先が「本陣」でございます。リアス様の本陣は旧校舎オカルト研究部部室。ライザー様の本陣は新校舎生徒会室。兵士(ポーン)の方はプロモーションを行う際、相手本陣の周囲まで赴いてください』

 

 

「なあ、ぷろもーしょんってなんだ?」

 

放送を聞いていた一誠の言葉にメンバー全員が驚愕してずっこける。

 

 

「そうね、そういえばあなたには説明していなかったわね、プロモーションというのはね?簡単に言えば別の役の力を使うことができるのよ、例えるならあなたが佑斗や小猫、それに朱乃やアーシアのようにね」

 

 

「いいっ!?オラが木場達みてえになるんか!?」

 

 

「あらあら、イッセーくんが私達の役職になったら敵いそうにありませんわね」

 

 

「今の僕でさえ追い付けないのにそんなことになったら…」

 

 

「……イッセー先輩は『プロモーション』しなくても大丈夫だと思います」

 

驚く一誠にそれぞれの反応をするメンバー達。酷い言われようである……。

 

 

『開始のお時間となりました。なお、ゲームの制限時間は人間界の夜明けまでとなります。それでは、ゲームスタートです』

 

その直後、学校のチャイムが高らかに鳴り響く。

 

「さあ、作戦会議よ!」

 

こうして一誠達はどう攻めるか作戦をたて始めるのだった。

 

 

 

 

_________________

 

 

 

 

「それじゃあお願いね、二人とも」

 

 

「「……はい(ああ!)」」

 

会議の後、大まかな作戦を決めた一誠は小猫と二人、体育館へと向かっていた。

 

 

「ここだな…」

 

 

「……中に入りましょう」

 

体育館へと辿り着いた二人はすぐさま中へと入っていく。

 

中に入ったところで、一誠が何かに気づいたようだ。

 

 

「どうやら先を越されたみてえだな…」

 

 

「……分かるんですか?先輩」

 

 

「あぁ、数は四人ってとこか…」

 

そう話していると体育館の中央から別の声が聞こえてくる。

 

 

「そこにいるのは分かってるわよ、グレモリーの下僕さん達」

 

 

「気づかれてるみてえだな…」

 

 

「……行きましょう、イッセー先輩」

 

 

「分かった、小猫、おめえも無理すんじゃねえぞ?」

 

 

「……分かってます、イッセー先輩に鍛えてもらいましたから」

 

 

「はははっ!じゃあいくぞ!」

 

勢い良く飛び出す二人。

 

 

「おめえ達はオラが相手になっぞ!」

 

 

「私達の獲物はあなた?それじゃあ…」

 

 

「「解体しまーす♪」」

 

 

「……ハッ!」

 

一誠が相手取っている三人は全員兵士(ポーン)

 

一人は以前倒したこともあるあのミラと呼ばれた棍使いの少女であった。

 

 

「「バラバラバラバラ♪」」

 

 

二人のチェーンソーを持った少女が、作動したチェーンソーを無造作に振り回して、的確に一誠を狙うが……。

 

 

「よっほっはっ!」

 

何のことはないと身軽に躱わしていく一誠。

 

そんな一誠を二人のチェーンソー少女と共にミラと呼ばれた少女が攻撃を加えるが……。

 

 

「フッッ……!」

 

 

「よっ…!はぁっ!」

 

前と同じように棍を奪われて吹き飛ばされてしまう。

 

 

「きゃっ…!」

 

吹き飛び床に倒れる少女。

 

 

「「ミラ!!」」

 

 

「今度はこっちからいくぞ!はあぁぁあああっ!!」

 

棍を器用に振り回し、瞬時に三人との間合いを積めると三連擊…。

 

 

「かはっ…!」

 

 

「ぐっ…!」

 

 

「うっぐっ…!」

 

お腹を抑えて蹲る三人。

 

 

「終わりだ!はあぁっ!!」

 

最後は気功波を放ち三人に止めを指した。

 

 

『ライザー・フェニックス様の兵士(ポーン)三名、先頭不能(リタイア)

 

グレイフィアの声がそうアナウンスしてくる。

 

 

「ふぅ…」

 

一息をつく一誠、少しして小猫を見ると、そちらももう終わっていた。

 

 

「おっ!そっちも終わったみてえだな」

 

 

「……はい、そっちも…って言う必要もありませんでしたね」

 

 

「あぁ!すぐ終わっちまった……」

 

 

「……先輩と対等に戦える人なんてそう居ないと思います」

 

 

「そんなことねえと思うけんどなぁ…」

 

そこで不意に通信機からリアスの声が聞こえてきた。

 

 

『イッセー、小猫、戦況はどう?』

 

 

「あ、えぇっと…これ、どうつかんだ?」

 

 

「……部長、こっちは無事です二人とも終わりました」

 

小猫がジト目で一誠を見ながら、リアスの通信に答える。

 

 

『そう…。朱乃の準備が整ったわ、すぐにそこから離れて』 

 

リアスの言葉に二人は頷き、体育館から出る。

 

 

「逃げる気!!ここは重要拠点のはず……」

 

敵の戦車(ルーク)が叫ぶ。

 

 

「さあ、ソイツはどうかな?答えならすぐに分かると思うぜ?」

 

それだけ言うと、二人は体育館を後にした。

 

 

その直後、体育館に巨大な落雷落ちた……。




オッス!オラ悟空!

ライザーの兵士(ポーン)達を倒したぞ!

このまま一気にいくぞ!……ん!?小猫!しっかりすんだ!

おめえが小猫をやったんかぁ!!

次回DRAGONBALL D改!

小猫散る!?怒れ兵藤一誠!

ぜってえ見てくれよな!

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