体育館を制圧後、ライザーの
そのことに気付いた一誠は
しかし、小猫に続き、木場と朱乃も離脱していく……。
その事に怒りを爆発させた一誠は超サイヤ人へと覚醒するのであった。
sideサーゼクス
「あれは……!」
私は目の前の映像に目を疑っていた。
それは可愛い妹のリアスとライザーの婚約をかけた非公式の試合のものだ……。
リアスの眷属達が次々とやられていくなか、リアスの唯一の
彼が金色の戦士に姿を変えたのだ。
黒だった髪や眉は金髪となり鋭く反々り立ち、瞳は蒼く、鋭くなっていた。
まるでそれは、あの時の青年そっくりであった。
「兵藤一誠くん……君はいったい何者なんだ?」
私は映像を見ながら一人呟くのだった。
sideout
sideナレーション(界王)
【シュインッシュインッシュインッシュインッ】
身体から金色のオーラを立ち上らせながら
「な、なに…?いったいなにが起きたと言うの…?」
「…………」
ライザーの
「ッ!…金色に姿を変えたくらいで調子に乗らないで欲しいわね!」
【ボカァンッッ】
爆発が一誠を包み込む…しかし……。
「なっ…!?」
「…………」
そこには衣服はボロボロだが、大した傷もない一誠の姿があった。
「お、おまえは…いったい……」
「おめえ達だけは許さねえぞ…」
「ひっ…!?こ、来ないで……!!」
あまりの迫力に逃げだそうとする
だが一誠はそれを許さなかった……。
「だぁっ!!」
瞬時に
「がっ…!」
「ぐうぅ…たすけ……」
「波ああぁぁぁっ!!」
地面に叩きつけられ、這いずりながらもその場から逃げようとする
「いやあぁぁぁあああっッ!!」
断末魔の絶叫と共に
直ぐ様アナウンスが流れてくる。
『ライザー様
「…………」
それを聞いた一誠は徐に指を額に付け、瞬間移動した。
_____________
【ピシュンッ】
一誠が瞬間移動した先はリアスのところであった。
「なっ…!?貴様、どこから現れた!」
「い…イッセー?」
「え…?イッセーさん…なんですか?」
「部長、アーシア、おめえ達は今すぐここから離れんだ」
ライザーの言葉を完全に無視して、一誠はリアス達に言う。
「ッ!出来ないわ、私はキングよ、可愛い下僕を残して下がるなんて私のプライドが許さない!」
「そうです!イッセーさんにだけ戦わせるわけにはいきません!」
そんなリアス達の言葉に遂に一誠が切れた。
「いい加減にしろぉ!敵いもしねえやつのところに出ていってボロボロになって勝てればそれでいいんか!!おめえを勝たせるためにやられていったあいつらのことはどうでもいいんか!」
「…っ!でも……」
「おめえ達がいても邪魔なだけだ!オレの理性があるうちにさっさと行けえ!」
「…っ!行きましょう、部長さん」
「ッ!?アーシア!」
「イッセーさん、信じてます。絶対に勝って帰ってきてください」
「……あぁ」
一誠の短い返答を聞いたアーシアはリアスを連れその場を離れていった。
「逃がすと思うか!」
それを逃がすまいとライザーが追おうとする、が……。
「行かせねえよ…」
瞬間にライザーの目の前に移動するとその行く手を阻む。
「ッ!!貴様…いったいなんなんだ!」
「オレがなにか?もうとっくにご存知のはずだろ?
オレは貴様を倒すために、人間界からやって来たサイヤ人、穏やかな心を持ちながら、激しい怒りによって目覚めた伝説の戦士……」
「
「スーパー…サイヤ人だと…?ふざけるな!たかが金色になったくらいで!この俺を倒せると思うなよ!」
ライザーが魔力で炎を作り出し、一誠に向けて思いきり射ち放つ。
しかし、一誠は避けようとはせず……。
(バシッ)
まるで物を弾くように炎を払い飛ばした。
「なっ…なんだとぉ…!?」
「こんくれえの炎、受け止めるまでもねえ…」
「くっ…!調子に乗るなよ!下級悪魔風情がぁ!!」
一誠の言葉に激昂し、巨大な火球を作り出すライザー。
「骨も残らず!塵になれぇ!!」
勢いよく放たれる巨大な火球……。
一誠はそれを迎え撃つようにある構えをとる。
「……かぁ…」
「めぇ…」
「はぁ…」
「めぇ…!」
手の中に溢れだす蒼い輝き。
それを一誠は最後の言葉と共に撃ち放った。
「波あああぁぁぁぁぁぁあああっっっ!!!!」
蒼い閃光は一直線に火球へと飛んでいき、やがて火球を突き抜け、ライザーのもとへと飛んでいった。
「なっ…なぜだあぁぁこの俺がああぁぁぁあああっっっ!!!!!」
ライザーは光に飲み込まれ、その姿を消した。
『き…
「…へ…へへ…やったぞ……」
変身が解けそのまま気を失う一誠。
「イッセー!!」
「イッセーさん!」
リアスとアーシアがイッセーに駆け寄り心配そうに様子を見ている。
こうして、リアスとライザーによるレーティングゲームは幕を降ろしたのであった……。
オッス!オラ悟空!
いっやぁ!ゲームが終わったぞ!
朱乃も木場も小猫も無事でよかった!
ん?部長、オラん家でなにしてんだ?
いいっ!?オラん家に住むぅ…!?
次回!DRAGONBALL D改!
一時の平和!紅髪のお嬢様の決意!
ぜってえ見てくれよな!