DRAGON BALL D改   作:榛猫(筆休め中)

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前回までのDRAGONBALL D改……。

グレイフィアが一誠の家に来た時の回想回であった……。


芽生える憎悪、壊れ始めた日常!

sideナレーション(界王)

 

 

グレイフィア達が兵藤家に越してきてから数日経ったある日のこと……。

 

 

「ほら、これは皆で海に行った時の写真よ」

 

 

「あらあら、裸で海に…」

 

 

「母ちゃん、いってぇナニ見してんだ?」

 

一誠の母親がオカルト研究部のメンバーに一誠が小さい頃のアルバムを見せていた。

 

ただ、当の本人はもうこの世には居ないのだが……。

 

そんなことは露知らず、メンバー達はアルバムを見やる。

 

 

リアスやアーシアに至っては……。

 

 

「小さい頃のイッセー小さい頃のイッセー小さい頃のイッセー小さい頃のイッセー小さい頃のイッセー小さい頃のイッセー…」

 

 

「部長さんの気持ち、良くわかります!」

 

と、目を輝かせながら見ている。

 

グレイフィアに至っては……。

 

 

「クスッ…流石は一誠様、この頃はお盛んだったのですね」

 

と、何処か勘違いした解釈で微笑ましいものを見るように眺めている

 

写真の内容はといえば、イッセーがすっぽんぽんで海に入っていたり、砂浜に女性の胸のような大喜な山を二つ作っていたりと、赤っ恥を掻くようなものばかりである。

 

そんな写真が貼られているとは知らないイッセーは不思議気に首を傾げていたりする。

 

 

それをあの世から見ていたイッセーは頭を抱えて悶絶していたという……。

 

 

「……イッセー先輩の赤裸々…いえ、意外な過去」

 

 

「意外?いってえどんな写真見てんだ?木場、ちっと見せてくれよ」

 

と、木場の見ている写真を確認しようとするが……。

 

 

「そういって僕から写真を取るつもりなのかい?駄目だよ、もう少し楽しませてね」

 

と言ってサッと逃げてしまう。

 

 

「なんだよ…オラ何がなんだかさっぱりだ…」

 

訳が分からないとばかりに首を捻る一誠。

 

 

と、そこで、逃げ回っていた木場が動きを止めた。

 

 

「イッセーくん、この写真のこと、覚えてる?」

 

 

「ん?どれのことだ?」

 

 

「この写真だよ」

 

そう言って木場は一枚の写真を見せてくる。

 

その写真には、何かの飾りのような物の前に立って、笑顔を浮かべている二人の子供の姿があった。

 

 

 

『界王さま!これどうすりゃいいんだ?』

 

ワシにそんなこと聞くんじゃないわい!そうだな、良く覚えてないと誤魔化すのが一番じゃろ……。

 

 

『あそっか!サンキュー界王さま!』

 

こんなときばっかり頼ってくるなぁ!!

 

 

「いっ…うーん…オラ良くわかんねえぞ、その写真がどうかしたんか?」

 

 

「そっか、じゃあこの上の剣を見たことは?」

 

矢鱈と剣を強調してくる木場……。

 

 

「剣…んーっ…はははっ、良く覚えてねえや」

 

そもそもその時はお主じゃないのだから当然じゃ!

 

 

『それはそうだけどよ…ま、いっか!』

 

お前は相変わらず気楽な奴じゃのぅ……。

 

そんなやり取りをしているとは知らない木場は暗い表情で呟く。

 

 

「こんなことがあるなんてね、人生何があるか分からないものだね…イッセーくん、これは聖剣だよ」

 

そう話す木場の顔は憎悪に満ちていた……。




オッス!オラ悟空!

木場の様子が近頃おかしいぞ、リアスの言うことも聞かねえし……。

ん?誰か来てるんか?

いぃっ!?アイツの知り合いぃ!?


次回!DRAGON BALL D改!

復讐魔木場!イッセーの幼なじみ登場!

ぜってえ見てくれよな!

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