DRAGON BALL D改   作:榛猫(筆休め中)

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前回までのDRAGONBALL D改......。

ソーナ・シトリーの姉であり、魔王である悪魔、セラフォルー・レヴィアタンとの激闘を繰り広げた一誠。

熾烈な戦闘で、勝ち星をあげたのはなんと一誠の方であった。

これからどうなる...!?


授業参観終了!そしてやってくる紅髪の家族!

sideナレーション(界王)

 

 

「いや〜負けちゃった✩強いんだね〜ドライグくんってば✩」

 

 

「はははっ、まあな!」

 

あの後、無事に学園へと戻ってきた二人は皆に出迎えられた。

 

 

「まさか、お姉様に勝ってしまうなんて...リアス、一誠君の強さはどれほどなの...?」

 

 

「......分からないわ、あの子の強さは未知数なのよ...」

 

 

「...(キング)のあなたでも分からないなんて...あの子はどれ程の実力を......」

 

そんな二人を後目に場面は進んでいく。

 

 

「お疲れ様でした一誠様...。見事な戦いぶりでしたね、私は初めから貴方が勝つと信じておりましたよ」

 

そう言って微笑むグレイフィアに一誠も無邪気に笑みを返す。

 

 

「サンキュー!グレイフィア!けど、セラフォルーも強かったかんな!オラ久しぶりにワクワクしたぞ!!」

 

そんな一誠の言葉に、グレイフィアは微笑ましそうに笑みを浮かべる。

 

それを見ていたセラフォルーは不意に口を開く。

 

 

「ねえねえ、もしかしてドライグくんとグレイフィアちゃんて、付き合ったりしちゃうの?」

 

 

「へっ...?」

 

 

「えっ...い、いえ...私はそのようなこと...」

 

少しだけ頬を染め、やんわりと否定するグレイフィアに、セラフォルーはにこやかな笑みを浮かべて......

 

 

「そうなんだ〜☆じゃあドライグくんは私が貰っちゃおっかな☆」

 

その一言でその場の空気が一気に凍る。

 

 

「............ん?」

 

唯一分かっていなさそうな一誠だけがキョトンと首を傾げている。

 

 

「ドライグくんのこと気に入っちゃったんだ☆まだ誰も相手いなさそうだし、私が彼女になってもいいかな〜って☆」

 

その言葉に意外にも噛み付いたのはリアスであった。

 

 

「お、お待ちくださいセラフォルー様!!お言葉ですが、イッセーは私の眷属です!流石に他の者の眷属をお相手にするというのは如何なものかと...」

 

 

「そう?じゃあリアスちゃん、ドライグくんちょうだい☆」

 

 

「そ、それは......」

 

まさかの要求にしどろもどろになるリアス。しかし助け舟は意外なところから出された。

 

 

「まあまあセラフォルー殿、そこまで急がなくても良いでしょう。イッセーくんも貴女を知ったばかりでは何も言えないでしょう、お互いに相手のことを深く知ってからでも遅くはないと思いますが、どうかね?」

 

 

「ジオティクス様...うーん、言われてみれば確かにそうかも...分かったわ☆ドライグくん、また今度デートしようね☆ソーたぁぁぁん!待ってぇぇぇぇぇ!!」

 

 

「〜っ!!『たん』付けはお止めになってくださいとあれほど...!!」

 

そう言うと、シレッと離脱を測っていたソーナを追って走り出していくのだった。

 

それを見てサーゼクスが一言......

 

 

「うむ、今日もシトリー家は平和だ。そう思うだろう?リーアたん」

 

 

「お兄さま、私の愛称を『たん』付けで呼ばないでください......」

 

まさかの返答だったのか、サーゼクスが打ちひしがれたように呟く......。

 

 

「そんな......リーアたん。昔はお兄さまお兄さまといつも私の後ろを着いてきていたのに......。これが反抗期か......」

 

そんな様を見ていた一誠は笑いながら言った。

 

 

「はははっ!リアスんとこの父ちゃんも兄ちゃんも面白ぇなぁ!!」

 

 

「この方達はいつもこのような感じでございます。一誠様......」

 

その後、一誠の両親も合流し、雑談をした後、互いの両親が話をしに行き、リアス達もサーゼクスに呼ばれてどこかへと言ってしまい、仕方なく教室へと戻ることになる一誠達なのであった。

 

 

 

 

◆◇◆◇◆SIDECHANGE◇◆◇◆◇

 

 

 

「あら、アーシアちゃん、よく映ってるわ」

 

その晩、兵藤家では何故か授業参観の鑑賞会が行われていた。

 

 

「ハハハハ!やはり娘の晴れ姿を視聴するのは親の務めです!」

 

酒が入り、昼間のダンディな渋さが微塵も消え去ったリアスの父が豪快に笑う。

 

 

参加しているのは兵藤父、母、グレモリー父、兄、そしてグレイフィアにリアスや一誠といった数名である。

 

 

「父ちゃん母ちゃん...オラのこんな姿撮ったって面白くねえだろ...?」

 

そんな検討違いなことをいう一誠の横で、目を輝かせてそれを見ているのはグレイフィア嬢である。

 

さらにその横では顔を俯かせてプルプルと震えているリアスの姿もあった。

 

そしてさらに酒が入り、テンションが上がったサーゼクスによってリアスの授業風景の解説までがされ始め、限界となったリアスが部屋に閉じこもってしまった。

 

それを気にしたアーシアが後を追って出ていくも、しばらく一誠は親たちの話に付き合っている姿がグレイフィアによって目撃されたとかされなかったとか......

 




オッス!オラ悟空!

どうやらリアスにはもう一人びしょっぷ?ってのがいるらしい、ソイツの封印を解くんか?

ん?なんだコイツ...?

次回!DRAGONBALL D改!
もう1人の僧侶!目覚めよ眷族一の稼ぎ頭!

ぜってえ見てくれよな!

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