DRAGON BALL D改   作:榛猫(筆休め中)

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前回までのDRAGONBALL D改......。

会談の最中、突如起きた時間停止......。

聞けば、テロリスト達が攻めてきているという......

そしてその時止めに使われていたのは...一誠達の仲間であるギャスパーであった......。


反旗の白龍!赤VS白!

sideナレーション(界王)

 

 

一誠がギャスパーの気配を辿り、瞬間移動した先には、椅子に縛り付けられ、紙袋の破片切れ端を頭部につけたギャスパーがあった。

 

 

でえじょうぶ(大丈夫)か?ギャスパー」

 

 

「!!...しっ...師匠!!ど、どうして...」

 

 

「オラが来るまでよく耐えたな...待ってろよ?今助けてやる...」 

 

そうして一誠は難なくギャスパーを拘束していた縄を引きちぎり、ギャスパーを解放する。

 

 

「し、師匠...どうして...今は会談に行ってるはずじゃ...」

 

 

「おめえを助けに来たんだ、弟子を助けに来ねえ師匠なんて師匠じゃねえ」

 

 

「...っ!!」

 

ギャスパーが驚愕をしているのを他所に、一誠は彼をこうしたであろう下手人を見ていた。

 

 

「おめえたちか、ギャスパーをこんなふうにしやがったんは...」

 

鋭くなった視線はしっかりと下手人達に向いている。

 

 

「フン、だとしたらどうだというんだ? そんな雑魚一匹、利用した程度で」

 

 

 

「雑魚...?ギャスパーが雑魚だと...?っく...ゆるさんぞ...っ!! 貴様らぁぁ...ッ!!」 

 

一誠がそう叫んだ直後、彼の姿がブレ、一瞬の好きに掻き消える。

 

 

「なっ...!?消え...ガッ...!!」

 

魔術師の一人がそう言いかけていきなり倒れ伏す。

 

「んなっ!?どうし...ぐあっ...!!」

 

 

「ちょっ...あぐっ...!!」 

 

全てをしっかりと言い終えることなく倒れていく魔術師達......。

他の魔術師達も同様に訳の分からないまま倒れていき、やがてそこには一誠とギャスパー意外、誰も立ち上がるものはいなかった。

 

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 

「す、すごい...」

 

ギャスパーは次々と魔術師達を倒していく一誠に見惚れていた。

 

 

(僕も...あんなふうに強くなれたら...きっとみんなを守れるのかな...)

 

そんな思いが胸に競り上がってくる。

 

(一誠先輩...いえ、師匠は僕もきっと強くなれるって言ってくれた...なら、僕もなれるよね...いつか、師匠みたい強く...)

 

そんな決意を新たにしていると、一誠が近づいてきた。

 

 

「ギャスパー、怪我はねえか?」

 

その身体には傷一つなく、埃がすこし付いている程度だ。

 

 

「はい、師匠のおかげです!!」

 

 

「いや、おめえが頑張らなきゃ間に合わなかった...ありがとな」

 

そう言ってポンとギャスパーの頭を撫でる一誠。

 

 

「えへへ、師匠...」

 

 

「ん?どうした?」

 

 

「僕も、いつか師匠みたいに強くなれますかね?」

 

決意はしたものの、やはり心根はまだ未熟なままのギャスパーには不安がある。それを消すためかどうかは分からないが、ギャスパーは、師と呼び慕う一誠にそう問いかける。

 

 

「あぁ、おめえはきっと強くなれるさ、もしかしたらオラを超えちまうかもな!!」

 

一誠はそんなギャスパーの言葉にカラカラと笑いながらそう答える。

 

まるで、本当にそう思っているかのような言葉だ......。

 

 

「!...僕、頑張ります!!」

 

 

「いい返事だ、よし、みんなも心配してる。そろそろ帰るか」

 

 

「はい!!」

 

そうして二人が帰ろうとした時だった。

 

 

「それは、少し待ってもらえないか?兵藤一誠」

 

そんな声が掛けられ、一誠が上を見る。

 

その視線の先には銀色の鎧を纏った青年がいた。

 

 

「おめえ...たしかさっきのとこ(会場)にいた...」

 

 

「あぁ、紹介が遅れたな...俺はヴァーリ、ヴァーリ・ルシファー『白龍皇』だ。あの時に話しただろう?」

 

そう話す、自身をヴァーリと呼ぶ青年。

 

 

「そういうことか、だから感じたことのある気だった訳か......」

 

感心したように一誠が呟く。

 

 

「けど、おめえはさっきまで外で戦ってたはずだ、オラ、おめえの気が膨れ上がってんのをずっと感じてたかんな」

 

 

「...そこまでお見通しとはな、だが残念...俺は最初からこっち側だよ」

 

 

「......なんだって?」

 

一瞬で辺りの空気が冷え込む。

 

 

「以前君と話した時に勧誘を受けてね、強いやつらと戦えると聞いて、誘いに乗ったんだよ、まさか、こんな早くに大きな願いを叶えられる日が来るとは......」

 

 

「願い?」

 

 

「君と戦うことさ、兵藤一誠...いや、神龍」

 

 

「......?」

 

 

「俺は、ずっと強者と戦うことを夢見てきた。その一つには、神龍...君と戦い、倒す事...。遥かな昔、二天龍を圧倒的な力で捩じ伏せ、三勢力を救った英雄に...」

 

 

「......おっちゃんはどうすんだ?おめえの仲間だろ?」

 

 

「おっちゃん?あぁ、アザゼルのことか...彼はもう敵だよ、いずれは倒す相手だ」

 

 

「どうやっても戦うしかねえみてえだな、いいぜ?おめえをぶっ倒す!!」

 

 

「そう来なくては面白くない!! 赤と白の対決をここで決めようじゃないか!!」

 

銀色の翼を広げ飛び上がっていく。

 

 

「っと、そうだった、ギャスパー、おめえにコレを渡せって言われてんだ」

 

そう言って一誠はギャスパーに腕輪を渡す。

 

 

「し、師匠...これは?」

 

 

「オラもよくわかんねえけど、アザゼルのおっちゃんがおめえに渡しとけってよ、腕にこうやってつけてりゃいいらしい」

 

 

「こ、こうですか?」

 

一誠の見様見真似で腕輪を装着するギャスパー。

 

 

「よし、じゃ、行ってくる!!」

 

 

「はい!!師匠、負けないで!!」

 

 

「あぁ!!」

 

そのやり取りを最後に、一誠も大空へと飛び上がった。

 

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 

 

「ようやく来たか」

 

 

「あぁ、待たせちまったか?」

 

上空で待ち構えていたヴァーリが一誠が来るのを見てそう呟く。

 

 

「いや、この程度これから戦える楽しみに比べればなんてことはない、さあ、始めようか!!宿命の決着を...!!」

 

 

「フッ あぁ、やろうぜ...けど、おめえはオラには勝てねえ」

 

その言葉を皮切りに、二人が激突した。

 

最初に動いたのは一誠だった。

 

 

「だりゃっ!!だりゃりゃりゃりゃッ!!」

 

瞬時に間を詰め、怒涛のラッシュを繰り出す

 

 

「遅いな、こんなものか!!」

 

 

『Divide!!』

 

そんな音声が響いた直後、一誠の身体に異変が起きる。

 

 

「なっ!?力が...!?」

 

体に力が入らなくなったのだ。

 

 

「隙を見せたな...!!」

 

 

「がぁっ…!!」

 

突っ込んで来たヴァーリの蹴りを喰らい、一誠は吹き飛ばされていく......。

 

 

 

『気をつけろ相棒、奴の能力は半減だ、だが、それ以上に厄介な他の能力がある』

 

 

「?...なんだ?ドライグ」 

 

 

『奴は、相手の力を半減し、減らした分の力を自分に加算する。つまり、お前の力を奪い、自分の力にしようとしている。スタミナの回復は出来ないがな。あくまでパワーのみだ』

 

 

「......なら、奴に力を使われなきゃいいんだな?」

 

 

『そういわれればその通りだが...できるのか?』

 

 

「あぁ、オラもまだまだ本気じゃねえ。ちっとばっか本気でやるか!!ドライグ、チカラ貸してくれ」 

 

 

『......まさか、こんなことできるというのか?』

 

 

「分からねぇ、けどやってみなきゃ分からねえかんな!!」

 

 

『つくづくお前は面白いやつだ、よし、やってやろう!!』

 

一誠がドライグと会話を終え、ヴァーリのもとに戻ると、ヴァーリは呆れたように呟いた。

 

 

「こんなものなのか?神龍の実力は…詰まらないな...。もっと期待していたんだが......」

 

 

「へへっ、けどオラ、まだ少しも本気を見せちゃいねえぞ?」

 

その言葉にヴァーリが少し反応が少し変わった。

 

 

「なら、見せてくれないか?君の本気を」

 

 

「あぁ、今から見せてやるよ()()()の本気を!! つあッ!!

 

ボッ!!

 

『Welsh Dragon Over Booster!!』

 

一誠の力の解放に呼応するように、神器(セイクリッド・ギア)から真っ赤で強大なオーラが解き放たれる。

 

アザゼルから貰った腕輪の作用か、一誠の身体を赤い鎧が包み込んだ...かに見えた。

 

 

「...?...なっ!?」

 

ヴァーリがそれを見て驚きの声を上げる。

 

そんなヴァーリの視線の先には、鎧ではなく...金赤色の髪に金赤色のオーラが立ち昇る。

 

 

「これが(スーパー)サイヤ人とドライグの力を掛け合わせた()()たちのチカラ...赤龍帝の龍気鎧(ブーデッドギア・ドラグオーラメイル)だ!!」

 

 

龍気鎧(ドラグオーラメイル)...やはり凄いな君は、新たな力を造り出してみせるとは...!!これでこそ俺の倒すべき目標だ!!」

 

 

「......いくぞ!!」

 

言って一瞬で肉薄してくるヴァーリ。

 

だが、一誠はその攻撃を容易く受け止める。

 

 

「触れたな?」

 

 

『DivideDivideDivideDivideDivideDivideDivideDivideDivideDivideDivideDivideDivideDivideDivideDivideDivide!!』

 

ヴァーリの神器から連続で先程の音が流れてくるが、一誠は構わず、受け止めた腕を引き込んで思いきり蹴り上げた。  

 

 

「───ッ!?かっ...はっ...!!」

 

凄まじい勢いで飛んでいくヴァーリを、一誠は追撃をかけるために飛ばされた先に現れ、更に吹き飛ばす。

 

 

「だりゃあっ...!!」

 

更に飛んでいくヴァーリ先回りし蹴り飛ばし、更に先回りしては殴り飛ばす。

 

 

「がはっ...!!」

 

飛んでいった先に再び回り込んだ一誠は、両腕を前に組み、それを腰まで持っていき、力を溜めた気の塊を、飛んでくるヴァーリ目掛けて撃ち放った。 

 

 

「かめはめ波ぁ!」

 

そこまで溜めてはないので、消し飛ぶほどの威力はねえが相当のダメージかあるはずだ。

 

 

「ぐはぁ...ッ!!」

 

かめはめ波を、諸に受けたヴァーリは勢いよく地面に叩きつけられる。

 

 

「はぁっ...!!はぁっ...!!さすがに強いな......。アルビオン、こうなれば覇龍を使うぞ!」

 

 

『止めろヴァーリ!!死にたいのか!!』

 

 

「構うものか!!

我、目覚めるは覇の理に全てを奪われし二天龍なり...」

 

何やら詠唱を始めるヴァーリ。

 

 

「無限を妬み夢幻を想う...」

 

 

「我、白き龍の覇道を極め...」

 

 

「汝を無垢の極限へと誘おう!!!!」

 

 

『Jaguar Note Drive!!!』

 

すると、ヴァーリの体が一際大きく巨大化していき......

 

白い鎧を身体のあちこちに纏わせたその姿は、白き龍を連想させるのだった。

 

 

「これが俺の奥の手、覇龍だ...。さて、君はどう戦う?兵藤一誠!!」

 

「すげえ気だ...だが、《オレ》たちには勝てねえ」

 

「なら、試してみるか!!」

 

そう言うとヴァーリは一瞬でに肉薄し、半減の力を込めた攻撃を仕掛けてくる、が......。

 

 

「............... パシパシパシパシッ シュシュシュシュッ!!」

 

対する一誠に全てを止められるか、躱されている。

 

 

「何故だ!?何故当たらない!!半減が効いていないのか!!」

 

 

「おめえの力は()()たちには効かねえ、いくぞ!!でりゃああぁぁぁッ!!」

 

 

「なにっ!? がぁっ...!!」

 

またしても吹き飛ばされるヴァーリ。

 

 

「遊びは終わりだ、だりゃぁぁぁ!!!!」

 

驚愕しているヴァーリに()()たちは回り込み、一撃を叩き込む。

 

 

「ごふっ...!!」

 

その一撃を受けた箇所の鎧は砕け、ヴァーリはまた勢いよく吹っ飛んで行く......。

 

 

「何故だ!!何故勝てない!!二天龍では神龍には届き得ないということか!!」

 

ヴァーリの悲痛な叫びに答えたのはドライグだった。

 

 

『そういうことだ、いくら覇龍を使おうが、それは生前の俺達が使っていたもの。俺達が二人がかりでも手も足も出なかった奴に人間が...ましてや片割れの二天龍如きが敵うはずない......』

 

 

 

 

 

「そういうことだ。おめえじゃオラには勝てねえ...。これで終わりだ!!」

 

一誠が両腕に気の塊を造り出すとそれをかめはめ波の構えに変えて唱え始め。

 

 

「かぁっ...!!」

 

「めぇっ......!!」

 

 

「はぁっ.........!!」

 

 

「めぇっ............!!」

 

の手の中に先程のかめはめ波とは比にならない程の強力なエネルギーが収束していく......。

 

一誠はそれを勢いよく前に撃ち放つ......。

 

 

「波ァァァァァァッッッ...!!!!」

 

刹那、蒼い極太の閃光が迸り、ヴァーリを呑み込んだ。

 

 

「グッガァァァァァァァッッッ...!!」

 

ヴァーリは超かめはめ波に呑み込まれ、姿を消した...かに見えた......が。

 

光が収まると、そこには鎧は愚か、着ていた服が危ないところを残して消し飛んで倒れているヴァーリの姿があった......。

 

 

「俺は...敗けたのか...」

 

 

「.........」

 

倒れたヴァーリの言葉に、一誠はなにも答えず、全ての変身を解く......。

 

 

「やはり、二天龍如きでは神龍には敵わないんだな......」

 

 

「......おめえは今まで必死で努力したことがあっか?」

 

 

「...ん?」

 

ヴァーリが疑問を浮かべた顔で一誠を見てくる。

 

 

「オラもな、最初から強かったわけじゃねえ、ちっせえ時から前みてえな力は出せた訳じゃねえんだ。でもな、この世界にも強いやつがいるって知ったらよ!!オラ、ワクワクしちまって修行したんだ。なぁ、ヴァーリ。オラはサイヤ人だけど、強くなるのはサイヤ人じゃなくても出来んだ。人間だって、他のやつだってそうだ、だからよ、おめえも頑張ってみねえか? おめえが目一杯修行してまた強くなったら、また相手してやる。オラももっともっと強くなって待ってっかんな!!」 

 

そう言うとヴァーリはフッと笑って…。

 

 

「修行...努力...か、そうだな...次に会うときは君を倒せるくらいには強くなって戻ってくるとしよう」

 

 

 

「ははっ!!楽しみにしてっぞ!!オラも負けねえかんな!!」

 

 

 

「フッ…ハハハハハハッ!!」

 

 

 

「はははははっ!!」

 

二人して一通り笑ったところで、一誠はある一点を見て声をかけた。

 

 

「なあ、そこのおめえ。そろそろ出てきてもいいんじゃねえんか?」

 

すると、虚空から猿のような男が出てきた。

 

「ったく...気付かれちまってたのかよ...。さすが、神龍様は違うねい......」

 

猿男は頭を掻きながら言う。

 

 

「はははっ!!気配を消すんならもっと気配を殺さねえとな!!」

 

 

 

「あちゃぁ...こりゃ手厳しいねぃ...」

 

残念...とばかりに顔に手をあてる猿男。

 

 

「美猴か...何の用だ?」

 

 

「その言い方は酷いんじゃないかぃ? 相方がピンチだっつーから助けに着たのによぅ。それにしても、おまえがそこまでやられる相手がいたなんて想像できなかったぜい...ってかその服装は完全にアウトだな......」

 

「ああ。彼、赤龍帝が俺の予想を遥かに越えていてな。今回の勝負は俺の負けだ」

 

 

「負けたわりには清々しい顔をしてるな」

 

 

「ああ、最高の戦いだったよ」

 

ヴァーリとのやり取りからこの猿男はヴァーリの連れのようだ。

 

 

「そういえばよ、おめえいったい誰だ?」

 

 

そこにいつの間にか隣にやって来たグレイフィアがコソッと説明してくれる。

 

 

「一誠様、この方は以前お話ししていた闘戦勝仏の末裔です...」

 

 

「とーせん...?なんだっけ...?」

 

 

「最遊記という物語の主人公の話です」

 

グレイフィアのとても簡潔な説明でも分かるかどうかだが......。

 

 

「んん...?よくわかんねえけど、すげえやつなんだな?」

 

 

「あー...まあ、そんなとこだ。まあ俺っちは仏になった初代とは違って自由にいきるんだぜぃ。よろしくな、赤龍帝...いや、神龍」

 

 

「あぁ、よろしくな!!」

 

 

挨拶を返すと美猴は満足げに頷いてヴァーリのもとまで行き、棍を地面に突き立てた。

 

すると、二人のところに黒い闇のようなものが展開される。

 

 

(あれ!?アレってオラが昔持ってた如意棒だ!!こっちにもあったんかぁ...懐かしいぞ)

 

懐かしんどる場合かー!!

 

 

「そんじゃ、俺っち達は他の予定があっからまたな!!」 

 

 

「また会おう...兵藤一誠...次はもっと...強くなって...」

 

 

それだけ言い残すと、二人は闇の中へと消えていくのだった。




オッス!オラ悟空!

ふぅ...何とか平和になって良かったぞ!!これならしっかり修行が出来んな!!

ん?おめえ誰だ?

次回!DRAGONBALL D改!

結んだ平和と新たな来訪者!

ぜってえ見てくれよな!
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