若手悪魔会合にてお互いの目標を語り合った各家の代表たち
ソーナの目標を聞き、絶賛する一誠とセラフォルー、そして苦い顔をしつつ賛同する老齢悪魔たち......。
サーゼクスの提案でグレモリー眷属とシトリー眷属とのゲームが決まり互いに勝負に燃える王二人......
この先どうなる一誠!!
sideナレーション(界王)
「そうか、初戦はシトリー家か」
グレモリー家本邸に戻ってきた一誠たちは、同じく戻ってきていたアザゼルとそう話していた。
広いリビングに集合し、アザゼルとともに一誠たちは先程の会合の話を聞いていた。
「対戦まで約二十日間ってとこか...。」
話をしながらアザゼルが何やら計算を始める。
「なぁ、修業すんのか?」
一誠の問いにアザゼルはあぁ、と呟き頷く。
「今回のゲームのこともあるが、
アザゼルの言う通り、
いつ襲ってくるか分からない以上、戦いに備えるのは大事なことだ。お主も気を抜くなよ悟空
『あぁ、そうだな、分かってるさ界王様!』
「修業は明日から始めるぞ。修行については一一誠、お前が見ろ」
アザゼルの言葉に一誠に皆の視線が集まる。
「へっ? オラがか?」
「俺が見るよりお前が見たほうが適任だろう」
それを聞いて、木場がアザゼルに尋ねる。
「僕達としては願ったり叶ったりですけど、それでは相手側からしたら不公平なのでは?」
だが、アザゼルは「いや」と首を横に振る。
「それくらい別にいいだろ。一誠はリアスの眷属なんだし、俺は悪魔側に研究のデータも渡してる。それに、天使側もバックアップ体制をしているって話だ。あとは若手悪魔連中がどれだけ自分を高めるか、その心次第だ」
それに、とアザゼルは続ける。
「他のやつらは俺と副総督のシェムハザも各家にアドバイスを与えからな。もしかしたらお前たちよりも俺たちのアドバイスの方が役に立つかもな! ハハハハ!」
どうやら顧問のアザゼルは敵側に回るらしい。
一誠が修行を見るなら当然の対応だろう......。
「まぁ、そういうことだ。修業は明日から。今日は全員のんびりしてろ」
アザゼルのこの言葉で今日のミーティングはお開きとなった。
『なあ界王様、オラが修業を見るってどうすりゃいいんだ?』
ん?そんなものお主がいつもしている重りの服と組み手すればいいだろう
『あそっか! さすが界王様!!』
ただし手加減はするのだぞ?
『そのくらい分かってっさ...』
などと話していたらそこへグレイフィアが現れ言った。
「皆様、温泉のご用意が出来ました...。」
どうやら入浴の時間のようだ。
「それと、一誠様はお待ちください」
「へっ......」
キョトンとする一誠にグレイフィアはただ小さく笑むだけであった。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
「なんでオラだけ一人なんだ?」
あの後、リアスたちが風呂から上がった後、ようやく一誠の番が来た
広い浴場に一人、一誠が頭を洗っていると......
カララ...と扉を開ける音がした。
(ん? 誰か入ってきたんか?)
と頭を洗いながら気配を探る一誠。すると......
「一誠様、お背中をお流しいたします」
そう背後から声をかけたのは、一誠の入浴を止めた張本人、グレイフィアであった。
「いっ...? グレイフィアか? いいよ別に、オラ自分で洗えっからさ」
「遠慮なさらないでください。私の心は既に一誠様だけのもの...それに、私がそうしたいのです」
「えぇ...仕方ねぇなぁ、分かったよ」
渋々ながら一誠が出した許可にグレイフィアはわかりやすく顔を明るくする。
「ありがとうございます一誠様。それでは失礼いたします。」
そう言って一誠の背中を擦りだすグレイフィア
ムニュンムニュンと時折一誠の背中に二つの双眸が当たるも気にした様子もなく、いや、敢えて当てているようにその背中や体を洗っていく。
「なあ、おめえそんなに乳当てなくてもいいんじゃねえか?」
「この方がよく洗えるかと思いまして、ハッ...一誠様はこういうのはお嫌いですか?」
「ん? 別に嫌いっちゅうわけでもねえけどよ......」
「良かった...では続けていきますね」
それからしばらくグレイフィアの体密着洗身は続き、一誠は困惑しながら入浴を済ませるのだった
その様子を遠く天より見ていた本物の一誠は悔しそうにしていたとかなんとか......
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
翌日のこと
リアス含めた眷属達はグレモリー家にある広い庭に集まっていた。
一誠による修行内容を聞くためだ。
昨日の件で眷属の女子達は不満そうな顔をしているが......
そんなことつゆ知らず、メンバーが揃ったことを確認した一誠が口を開く。
「よし、全員揃ったみてえだな。今から修行を始めっぞ!!」
「よろしくお願いするわ、イッセー。ところで何をするの?」
リアスが修行の内容を聞いている。
「今回は二十日くれえしか時間がねえかんな、おめえたちにはオラがいつも着てるみてえな重りをつけてオラと組手だ」
それを聞いて全員の顔が引き攣る......
「イッセー君と組手か...」
「あぁ、これは地獄になりそうな予感しかしないな...」
「私、もっともっと強くなります!!!!」
「師匠と戦うなんて...ボク、頑張りますぅ!!」
「あらあら、昨日の頼み事はこのためだったんですのね」
「嫌な予感しかしないけれど、よろしくお願いするわイッセー」
各々が覚悟を決める中......
「.........」
一人、暗い顔をしていた小猫を一誠は不思議そうに見ているのだった。
「話は終わったな、かくいうイッセーの修行相手だが...。もうそろそろ来るはずなんだが...。」
後ろで見守っていたアザゼルが時計を見て何やら呟く。
その言葉に一誠が空を見上げると...。
すると、上空に巨大な影が......。
その影は一誠の傍に猛スピードで降りてきて......。
ドオオオォォォォオオオオオンッッッ......!!!!!!
それは地響きを鳴らしながら一誠の目の前に降り立った。
そこに降り立ったのはドラゴンだった。
「アザゼル、よくもまあ悪魔の領土に堂々と入れたものだな」
「ハッ、ちゃんと魔王様直々の許可を貰って堂々と入国したぜ? 文句でもあるのか、タンニーン」
どうやらアザゼルとこのタンニーンと呼ばれたドラゴンは知り合いのようだ
「ふん。まあいい。サーゼクスの頼みだと言うから特別に来てやったんだ。その辺を忘れるなよ、堕天使の総督殿」
「へいへい。──てなわけで、イッセー。コイツがお前の修行相手だ」
「お初にお目にかかる、神龍殿、俺は元『六大龍王』の一匹、名をタンニーンという」
「オッス、オラ一誠だ、よろしくな!! タンニーンのおっちゃん」
「フッ おっちゃんか、神龍殿に呼ばれるなら悪くは無いな、ドライグを宿すものを鍛えるのははじめてだ。お手柔らかに頼むぞ?」
そこにアザゼルが口を挟む。
「イッセーを鍛えるのはタンニーンだけじゃない」
「へっ...?」
「なあ?冥界最強の女王さんよ」
その言葉に一誠が振り向くとそこには...。
そこには何時もの柔らかな雰囲気は也を潜め、臨戦態勢に入っているグレイフィアの姿があった。
「グレイフィアもオラの修行に付き合ってくれんのか?」
「はい、微力ながら、私も一誠様のお手伝いを致したく、アザゼル様にお願いしました......」
どうやら一誠には元龍王と冥界最強のクイーンが修行相手となるらしい
「一誠は全員の修行の後、二人との修行に励んでもらう」
「あぁ、ならおめえ達からだな!! まずは朱乃から重りになってる服を貰って着替えてきてくれ」
「「「「「はい!!」」」」」
一誠の言葉にリアス達は動き出す。
「では、俺達はまた時間を置いてこよう」
「すまねえな、タンニーンのおっちゃん、また後で頼むぞ!!」
「俺も他のところを回ってくる、あとは頼んだぞイッセー」
そうして飛び立つアザゼル。
「リアス嬢、あの山を借りてもよろしいか?」
タンニーンが向こうの山を指差してリアスに問う。
「そうね。好きに使ってちょうだい」
「では、修行が終わり次第あそこに向かおう」
「あぁ、よろしくな!!」
「では、私も頃合いを見て顔を出します」
そうしてグレイフィアもその場を離れていった。
こうして、一誠とグレモリー眷属との地獄の組手修行が行われようとしていた......。
オッス!オラ悟空!
いいぞ、リアス達も随分動きが良くなってきてる。
オラもタンニーンのおっちゃんやグレイフィアとの修行でもっと強くなっぞ!!
次回!DRAGONBALL D改!
昼は先生!夜は修行!兵藤先生は大忙し!
ぜってえ見てくれよな!