DRAGON BALL D改   作:榛猫(筆休め中)

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前回までのあらすじじゃ...

超神龍の手によって謎の空間に呼び出された悟空。

そこではある少年が待ち受けていた。

少年は悟空にあることを伝える。


『俺の身体で転生してもらいたいんです』

果たしてどうなる!?


新たなる出会い!イッセー、悪魔たちと出会う

sideリアス

 

 

私は今の目の前で起きている状況の困惑していた。

 

つい今しがたまで死んでいたはずの少年がまるで何事も無かったかのように起き上がったのだから...。

 

こんな状況になったことを説明するには三十分ほど時間を遡る。

 

 

______________

 

 

学校が終わり放課後、私が部室で依頼が来るのを待っていると、一件の私宛の依頼が飛んできた。

 

私はその依頼主のところに行くために依頼主に手渡した簡易魔方陣の元に転移した。

 

しかしそこにいたのは依頼者ではなく、すでに殺され血まみれになって地面に倒れている少年の姿だった。どうやら家の学校の生徒らしい...。

 

と、そこで私は面白いものに気が付いた。それは少年の中に眠るその力だった。

 

 

「へえ、面白いじゃない...あなた私の為にいk...」

 

そこまで言いかけたところで目の前の少年に異変が起きた。

 

なんと、先程まで確実に死んでいたはずの少年がまるで何事も無く起き上がったのだ...。

 

少年は私には気づいていないのか、自身の身体の調子を確かめるように手足を動かしている。

 

 

「うわ...コイツは酷っでえな...血だらけじゃねえか」

 

自身の事であるはずなのにどこか他人事のように呟いている。

 

そう言って動き回る少年、でもどこか動きが鈍い、

 

どうやら出血の影響で体は本調子ではないらしい...。

 

 

「~~っ...こりゃ、早めに帰って休まねえとな」

 

そう言って歩き出そうとする少年に声をかけなくてはと思考を巡らせる。

 

 

「ど…どういうことなの?これ...」

 

とっさに出てきたのはそんな言葉だった。

 

バカぁ!もっと他に言うことがあるでしょう!!なんでよりにもよってそんな事しか言えてないのよ!

 

私が内心で盛大に頭を抱えていると、少年が私に気づいてこちらを振り向くのだった。

 

 

 

sideout

 

 

 

_________

 

 

 

声が聞こえ振り向くと、そこには紅髪の女が座り込んでいた。

 

どうやら一誠が生き返るところを見られたらしい。

 

しかし、一誠はそんなことはどうでも良いのか別の事を考えていた。

 

 

(この紅けぇ髪って...)

 

そう、一誠にはこの人物は見覚えがあった。

 

否、正確には身体の記憶が覚えていたというのが正しいだろう。

 

一誠はその女に近づき手を差し出す。

 

 

「大丈夫か?おめえ、ほれ」

 

 

「?え、えぇ...」

 

女は最初こそポカンとしていたが、すぐに意味を理解したのか一誠の手を取り立ち上がった。

 

 

 

「ありがとう、それよりあなたに聞きたいことがあるのよ」

 

 

 

「ん?なんだ?」

 

 

 

「私が駆けつけた時、貴方は確かに死んでいた、でも、あなたはこうして生き返った...悪魔の駒(イーヴィル・ピース)も無しにね。いったいどうやって蘇ったのか...教えてちょうだい」

 

 

 

「え、えっとな...」

 

女の言葉にさしもの一誠も困惑して考える。

 

(素直に教えてもいいんか?それとも適当に誤魔化した方がええんかな...?)

 

と、どうしたものかと悩んでいると不意に...

 

 

【グ、グウゥゥゥゥゥゥ…】

 

一誠の腹が盛大な音を立てて鳴った。

 

 

その音に困惑の表情を隠せない女。

 

 

「はははっオラ腹減っちまった、悪りいリアス先輩、その話はまた今度でいっかな?」

 

 

「分かったわ、それじゃあまた明日の放課後に遣いを出すからその時に教えてちょうだい」

 

 

「分かった!んじゃ、またな!」、

 

それだけ告げると、一誠は記憶を頼りに自身の家へと帰っていくのだった。

 

 

_________

 

 

(両親か...なんだか懐かしいな、じっちゃんと過ごしてた時を思い出すぞ...)

 

そんなことを考えながら家に入っていく。

 

遅い時間という事もあり、両親はもう就寝しているようだった。

 

(腹減ったけんど寝てる母ちゃんたち起こすんは悪りいもんな...)

 

二人を起こさぬようそっと自身の部屋であろう部屋まで行き、一誠は空腹に耐えながら眠りつくのだった。

 

 

 

 

___________

 

 

 

 

翌朝、一誠が目を覚ました時には二人とも起きていた。

 

 

「オッス!母ちゃん、父ちゃん」

 

生前と同じように挨拶してみる。すると二人は特に気にした風もなく。

 

 

「あら、もう起きたの?今日は早いのね」

 

 

「おぉ、おはようイッセー」

 

と返してきた。

 

 

(あり?なんもなかったぞ?なんでだ?)

 

一誠は帰ってきた返答に困惑し、少し思考する。

 

少し考えていきついたのは超神龍(スーパーシェンロン)だった。

 

どうやら超神龍(スーパーシェンロン)は一誠の周りの認識も整えてくれていたらしい。

 

(コイツはありがてえ、どう説明すっか迷ってたかんな)

 

その後、母親の用意してくれた朝飯を食べ、一誠は学校へと向かった。

 

 

 

________

 

 

 

 

学校では兵藤の友人だったのだろう松田と元浜という男たちが一誠に話しかけてきた。

 

 

「なあ、イッセーまたあの楽園を覗きにいかないか?」

 

 

「楽園?なんだ?それ」

 

松田の言葉に首を傾げる一誠。

 

 

「なにって女子剣道部の着替えを覗きに行くんだよ!」

 

その言葉に一誠は呆れてしまう。

 

 

(女の裸なんか見て何が楽しいんだ?)

 

 

「おめえ達、んなアホなことやろうとしてねえで、勉強しろよ?

んなことしてっから女の一人も出来ねえんだろ?」

 

一誠の言葉に松田と元浜以外にもクラス全員が驚いた表情をする。

 

 

「うそ...あの兵藤があの二人に説教してる!?」

 

 

「いつも三人そろって変態行為しかしてねえあの兵藤が...」

 

 

「お、おいどうしちまったんだ?イッセー、頭でも打ったか?」

 

 

「?おぉ、オラちっちぇ時に頭打ったけど、どうかしたんか?」

 

その言葉に二人は困惑の表情をしながら何を言ったらいいのか分からないようだった。

 

 

 

___________

 

 

 

そんな一件も終わり放課後。

 

一誠がリアスの遣いを待っていると、一人の男が話しかけてきた。

 

 

「やあ、兵藤一誠くんだよね?」

 

話しかけてきたのは二年の有名人である木場祐斗であった。

 

 

「おぉ、そうだけんど、なんか用か?」

 

 

「リアス先輩の遣い、と言えばわかるかな?」

 

そう言われて一誠は納得する。

 

 

「おめえがそうだったんか、んで、オラはどうすりゃいいんだ?」

 

 

「僕についてきて」

 

そう言って木場が歩きだしたのを見て、一誠も後を追う。

 

 

その際、周りが何やら騒いでいたが、一誠にはさっぱり理解できなかった。

 

 

 

 

___________

 

 

 

木場の案内で連れてこられたのは校舎から少し離れた場所にある旧校舎だった。

 

 

「なあ、どこまで行くんだ?」

 

 

「もうすぐ着くよ」

 

旧校舎の中に入り、ある部屋の前で木場が立ち止まるとその戸をノックする。

 

 

「部長、連れてきました」

 

すると、那珂から聞き覚えのある声が聞こえてきた。

 

 

『入ってちょうだい』

 

その言葉に中へと入っていく木場、後に続いて一誠も入っていく。

 

中に入ると、そこには昨晩であった紅髪の少女、リアス・グレモリーが妖艶に微笑んで座っていた。

 

 

「ようこそ、兵藤一誠くん、私達は貴方を歓迎するわ...」

 

そう言うと、リアスの背から禍々しい羽が飛び出す。

 

 

「悪魔としてね♪」




オッス!オラ悟空!

いやー!まさかこっちの世界には悪魔がいたなんてよ!

い?オラを悪魔にする?オラ、ブロリーみてえにはなりたくねえぞ...

次回!ドラボンボール D改!

二度目の転生!甦れサイヤの力!

ぜっえ見てくれよな!

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