~静かな水底で〜   作:迅速騎士Cain

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どうもはじめまして、『迅速騎士Cain』です。
今回が初投稿なので誤字脱字があるかもしれません。
思いつきで書いてます。
※キャラ崩壊あり。
 轟沈ボイスあり。
 劇場版のネタバレあり。






失ってそして取り返す

~某客船~

 

???「早くここから逃げろ!」

 

船客1「船が沈没するぞー!!」

 

???2「お父さんも早く逃げようよ!」

 

提督父「いや、お父さんは海軍の人だから逃げるわけにはいけないんだ。先に逃げなさい提督」

 

提督「嫌だ!!お父さんも逃げよう!」

 

提督父「お前なら俺がいなくても大丈夫だろ。男の子なんだから、お母さんをよろしくな。」

 

提督「嫌だァァァァァァ!!!」

 

 

 

 

ーー

 

ーーー

 

提督「」

 

提督「夢か…あの夢はいつ見てもトラウマを思いださせる。」

 

(確かあの後の記憶が無いんだよな…)

 

 

 

???「やっとお目覚めですか提督。」

 

そこに居たのは秘書艦の加賀だ。

 

提督「おはよう加賀。今日も良い天気だなぁ。」

 

加賀「話を逸らさないでください。ハァ、まぁいいですけど。」

 

提督「今日の予定は確か、L鎮守府との演習は、今日だったっけな。」

 

加賀「そうですね。一〇:〇〇からなので準備をしといてくださいね。」

 

あそこの鎮守府苦手なんだよな…まぁいっか。

 

提督「了解した。」

 

加賀「ところでうなされていたけどどんな夢を見てたんですか?」

 

提督「加賀がそんなこと気にするとは珍しいな」

 

加賀「別にいいではないですか」

 

提督「…昔のことだ」

 

加賀「え?」

 

提督「見た夢のはなしだ」

 

加賀「昔のことですか…」

 

提督「どうした?」

 

加賀「い、いえなんでもありません」

 

加賀「さ、さぁ、早く準備にとりかかってください。」

 

提督「ウィース」

 

加賀(昔の夢、提督は昔のことなど話したがらない人うまく行けば提督の過去がわかるかも…)

 

提督「加賀?どうかしたか?」

 

加賀「い、いえ」

 

 

ーー

 

ーーー

 

ーーーー

 

提督「やぁ、L鎮守府の提督さん。艦娘にとっても我々にとっても楽しい演習にしましょう」

 

L鎮提督「演習に楽しいもクソも無いけどね…」

 

提督(クソうぜぇ…)

 

 

 

提督「じゃあ、演習艦隊は…

 

 

 

((旗艦))加賀

 

   飛龍

 

   金剛

 

   鈴谷

 

   熊野

 

   大井

 

      で頼む!」

 

大井「はぁ、北上さんと離れた…」

 

金剛「Hey!大井っち!北上と別れても問題notthingネー!」

 

大井「黙れ、妖怪紅茶クレー」

 

金剛「それは酷いネー!」

 

鈴谷「やったー!熊野と一緒だね〜!」

 

熊野「そうですわね。嬉しいですわ。」

 

加賀「貴女達…」( ´Д`)=3

 

飛龍「まぁ加賀さん、みんな仲が良いですからね。少し話したくもなりますよ。」

 

加賀「そうね。でも演出では気を抜かないことね。」

 

飛龍「全く〜!加賀さんはお堅いですね〜。ホントは仲良くしたいんでしょ?」

 

加賀「そ、そんな訳はないけれど…///」

 

飛龍「みんなー!加賀さんがツンデレた〜!」

 

加賀「黙りなさい。」ゴゴゴゴゴ

 

飛龍「ひ、ひえー!」

 

金剛「それは妹の比叡のネタネー!」

 

提督「相変わらず、仲がいいなぁ。」ハハッ

 

金剛「私はもっと提督とLOVEな関係になりたいネー!」

 

提督「気持ちだけ受け取っとくよ…」ハハッ

 

金剛「軽く振られたネー」シュン

 

鈴谷「あぁー!提督が金剛さん泣かしたー!」

 

提督「いやっ!ち、違うんだ!えっと、あれがこれでこうなって…」アタフタ

 

金剛「提督いじりは楽しいデース!」ケロッ

 

提督「お前!嘘泣きかよー!」

 

金剛「騙される提督が悪いねー!」ケラケラケラ

 

加賀「提督そろそろ時間です。」

 

提督「おっと、もうそんな時間か。」

 

鈴谷「いやー、提督もう加賀さんがいなかったらダメ提督じゃんw w w 」ケラケラケラ

 

提督「ダメ提督…」orz

 

加賀「い、いえ。提督はダメ提督なんかでは…」アタフタ

 

提督「加賀いじりは楽しいなー!」ケラケラケラ

 

加賀「頭に来ました。」スッ

 

提督「ちょっ、加賀さん?その弓矢はなーに?って、ごめんなさぁぁぁぁい!」ドカーン!

 

鈴谷「加賀さんも提督も似た物同士だねー。」

 

熊野「少し嫉妬してしまいますわ。」

 

鈴谷「熊野も嫉妬するんだ。」ヘー

 

熊野「なんでですの?」

 

鈴谷「だって熊野には、鈴谷がいるじゃん?」ドヤッ

 

熊野「」ジー

 

鈴谷「」(இДஇ )

 

熊野「嘘ですわよ。泣かないで鈴谷もう。」ナデナデ

 

鈴谷「うへへへへへー」ナデラレナデラレ

 

金剛「でも確かに加賀も提督もお似合いデース。少し悔しいデース。」

 

飛龍「まだ金剛さんも捨てたものじゃないと思いますけど…」

 

金剛「Hey飛龍!thankyouネー!!」ダキッ

 

飛龍「あはははは…」

 

加賀「そろそろ出撃です。」

 

提督「そうだな。第一艦隊出撃!!」

 

 

ーー

 

ーーー

 

 

 

ザパーン

 

鈴谷「う〜ん!今日もいい風だね!」

 

熊野「そのセリフは、他の娘のではなくて?」

 

鈴谷「まぁまぁ、気にしたらダメだよ?」

 

熊野「そうですが…」

 

加賀「熊野さん、鈴谷、もう少しで相手と接触になるわ。警戒しといてね。」

 

熊野「了解ですわ。」

 

鈴谷「ちょっと加賀さん!なんで鈴谷だけ呼び捨て?!」

 

加賀「なにか?」ギロッ

 

鈴谷「い、いえ〜!」╰(°ㅂ°╬)╯

 

飛龍「まぁまぁ鈴谷さん怒らないで。」

 

金剛「確かに鈴谷は、呼び捨てでOKネー!!」

 

鈴谷「金剛さんまで〜!」

 

大井「はぁ、北上さん…」

 

鈴谷「アンタは、いつまで言ってんの?!」

 

ケラケラケラ

 

 

ーー

 

ーーー

 

L提督「ちっ、おいお前の艦娘共演習つってんのになんであんなに楽しそうにやるんた?」

 

提督「それはみんなが仲がいいからですよ。」

 

L提督「ふんっ!まぁいい」ピーピピピピー

 

提督「何してるんです?」

 

L提督「うちの艦娘に、連絡入れてるだけだ。」

 

L提督「おい、長門か?」

 

ーー

ーー

 

L提督「あぁ、任せた。では」ツーツーツーツー

 

提督「何話してたんです?」 

 

L提督「お前は深海悽艦に自身の情報を教えるのか?」

 

提督「それもそうですね。」ケラケラケラ

 

L提督「」

 

 

ーー

 

ーーー

 

加賀「敵艦見ゆ!」

 

鈴谷「ストレスの発散だー!」

 

熊野「まぁ鈴谷ったら、元気でよかったわ。」

 

金剛「この演習で提督のハートを手に入れるのはワタシネー!」

 

飛龍「二航戦飛龍、いきます!!多聞丸見ててね!」

 

大井「海の藻屑となりなさいな!」

 

ドーン!

 

ヒュー!

 

ドカーン!

 

鈴谷「へへっ、楽勝楽勝。」ヒュー

 

熊野「鈴谷!直上!!」

 

鈴谷「え?」

 

ドカーン!!!

 

鈴谷「い"った"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"!!!」

 

熊野「鈴谷大袈裟ですわよ。演習用の砲弾はそんな痛くない…って!鈴谷!!」

 

熊野は鈴谷を見るなり大声を上げた。

なぜなら鈴谷は、演習用の砲弾ではありえないほどの傷を受けていたからだった。

 

加賀「鈴谷は、退避!他の娘たちは索敵を強化して!」

 

 

大井「なんで?!演習用の砲弾は艤装へのダメージはあるけど、艦娘にまで傷をつけるものではないはず…」

 

金剛「まさか!エネミーの艦娘は、実弾を使ってたんデス?!」

 

加賀「なら、熊野さんは鎮守府に連絡をとって確認を。これ以上事故の被害を拡大させないよう、至急に。」

 

熊野「了解ですわ。」

 

 

ーー

 

ーーー

 

提督「おい!どういうことだ?!」

 

熊野『ですから、相手の艦隊が砲弾で実弾を使って来て鈴谷が大破したんですの!』

 

提督「なら、演習は中止だ至急帰ってこい!」

 

熊野『わかりましたわ。』ツーツーツー

 

提督「なぁ、L提督さん。」

 

L提督「なんです?」

 

提督「演習を中止します。」

 

L提督「どうしてです?」

 

提督「そちらの艦娘の使っている砲弾が実弾だったんです。」

 

L提督「そうですか。」

 

提督「驚かないんですか?」

 

L提督「演習は中止にはしない。」

 

提督「あなた何言ってるんですか!!このままではこちらの艦娘に被害が及ぶんですよ!?」

 

L提督「なら君は私の育てた艦隊が、演習の砲弾と実弾を間違えると思っているんですか?」

 

提督「誰にだって間違いはあります。」

 

L提督「だがまぁ、これも訓練と思えばいいだろう?」

 

ブチッ

 

 

提督「てめぇ!ふざけんな!」

 

そして提督はL提督を、思いっきりぶん殴った。

そしてL提督からはバキッと鈍い音が出た。

 

L提督「う"ぐっっっ。貴様!なにをする?!」

 

提督「てめぇは、この状況がわかってないのか!!艦娘が演習で轟沈すんだぞ!」

 

L提督「それは君の育成不足でしょ?」

 

提督「はぁ?何ほざいてやがる、クズが!」

 

L提督「君!上司に向かって何だその態度は!」

 

提督「今だから言うけどよ、艦娘を道具として扱うてめぇなんか上司とは思わねぇよ!」

 

L提督「何を言う!そうやって割り切らなければいつまで建っても勝てないんだろうが!」

 

提督「ならゆっくり、少しずつ倒していけばいいじゃないですか。」

 

L提督「ふっ、何を言おうがもう遅い。貴様の艦娘は全員大破で帰ってくる。」フフッ

 

提督「あんた、何を行ってやがry

 

ピーピーピーピー

 

提督「どうした?」

 

熊野『提督…落ち着いて聞いてくださいね?』

 

提督「…何があった。」

 

熊野『加賀さんが…』

 

提督「どう…した…」

 

 

 

 

 

 

 

熊野『沈みました』ポロポロ

 

提督「わかった。艦隊は至急帰ってこい。誰一人もう沈むな。」チン

 

L提督「提督どうかしたかね?」ニヤニヤ

 

提督は黙ってL提督の近くへ来た。

その後提督は静かにL提督を殴りだした。

何回も、何十回も…

提督の顔には涙がたえなかった。

 

少し時間が経ち。ずっとL提督の顔を殴り続けていたが、L提督の顔を見ると血で顔は真っ赤、歯は折れ、白目をむいて気を失っていた。

そして最後に提督は、

 

提督「俺の身分でお前が殺せない。大事な部下がいるからな。今初めて部下が邪魔だと思ったよ。」ポロポロ

 

そう言い残してその場をさり、演習から帰ってくる艦隊を向かえに行った。

 

 

ーー

 

ーーー

 

提督「おかえりみんな。」

 

鈴谷「提督…加賀さんが…」ポロポロ

 

金剛「ただいまデース…」

 

大井「」ポロポロ

 

熊野「ただいまもどりました。」

 

提督「みんな、大破じゃないか!…ゆっくり休んでこい。報告はその後聞く。」

 

熊野「わかりましたわ。」

 

熊野がそう言ってからみんなは入渠に行こうとしていた。

ただ一人を除いて。

 

鈴谷「」

 

提督「鈴谷どうした?入渠しに行ってこい。」

 

鈴谷「提督は何も思わないの?」

 

提督「なんだって?」

 

鈴谷「加賀さんが沈んでなんとも思わないのって聞いてんの!!」

 

熊野「鈴谷!やめなさい!」

 

鈴谷「入渠なんかあとでも行けるんだ!なのに…なのに、なんで報告を後で聞くなんていうの〜!!」ポロポロ

 

提督「鈴谷…」

 

熊野「鈴谷とりあえず入渠行きましょう。その状態じゃ、提督にまともな報告ができないでしょ?」

 

鈴谷「う"ん"っ」ポロポロ

 

熊野「あとは私にまかせてください。」ボソッ

 

提督「あぁ、頼んだ。」ボソッ

 

熊野「では。」

 

そうして熊野たちが部屋を後にする。

そして部屋を出て行く際熊野は、

 

熊野「無理はしないでくださいね。」

 

そう告げて部屋を後にした。

 

部屋に残される提督は、ただ一人ぼうっと立っていた。

そして不意に、

 

提督「くそっ!くそっ!くそっ!」ポロポロ

 

提督は壁にもたれ掛かる。

 

提督「加賀ぁ、ごめんなぁー!」ポロポロ

 

提督「俺があんな奴の演習受けなければぁぁ!」ポロポロ

 

提督「う"う"う"っ」ポロポロ

 

鈴谷「提督?」

 

提督「!?…鈴谷か、どうした?」ゴシゴシ

 

鈴谷「大丈夫?」

 

提督「あぁ、問題無い。」

 

鈴谷「熊野も言ってたけど、無理はダメだよ?」

 

提督「鈴谷が珍しく真面目だな!」ケラケラケラ

 

鈴谷「提督…無理してる 提督「してない。」

 

鈴谷「して 提督「違う!」

 

鈴谷「してな 提督「違う!」い」

 

鈴谷「ほら、してるじゃん。」ニコニコ

 

提督「…。鈴谷もやるようになったな。」フッ

 

鈴谷「おいで?鈴谷の胸で良ければ泣いていいよ?」

 

提督「大の大人が泣くか…」ヨイショ

 

鈴谷「さっき泣き足りてないんでしょ?結局来てんじゃん。」ナデナデ

 

提督「見てんじゃねぇよ。」ナデラレナデラレ

 

鈴谷「よしよし。」ナデナデ

 

提督「柔らかい。」ナデラレナデラレ

 

鈴谷「変態。」ナデナデ

 

ナデナデ

 

ナデナデ

 

ナデナデ

 

提督「う"う"う"っ」プルプル

 

提督「加賀ぁぁぁぁぁぁぁ!!ごめ"んなさぁァァい!うわぁぁぁん!!」ポロポロ

 

 

ーー

 

ーーー

 

鈴谷「落ち着いた?」

 

提督「あぁ。ありがとうな。」

 

鈴谷「いや、いいよ。提督の泣き顔見れたし。」

 

提督「鈴谷も大丈夫か?」

 

鈴谷「」

 

提督「どうした?」

 

鈴谷「うわぁぁぁぁぁぁぁぁん!!」ポロポロ

 

提督「鈴谷!?」

 

鈴谷「実"は"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"」ポロポロ

 

提督「鈴谷落ち着け!そしたら話せ!」アセアセ

 

 

ーー

 

ーーー

 

提督「落ち着いた?」

 

鈴谷「うん。」

 

提督「よし、話せるとこまで話して?」

 

鈴谷「実は、

 

 

ーー

 

ーーー

 

(回想)

 

加賀「どうやら、砲撃は止んだようね。それより鈴谷は大丈夫?」

 

鈴谷「大丈夫大丈夫!」( ´∀`)bグッ!

 

加賀「なら良かったわ。」

 

鈴谷「はぁ、なんか疲れた〜。早く帰って甘いもの食べたーい。」

 

熊野「それは良いですわね。」

 

鈴谷「なら鎮守府まで競争だよ!全速力!」ビューン

 

熊野「鈴谷!一人で離れないでくださいませ!」

 

鈴谷「大丈夫。ここは安全海域だし、演習終わったんだし。安全安全!」ビューン

 

熊野「はぁ」

 

金剛「相変わらず鈴谷は自由ネー!」ケラケラケラ

 

大井「北上さんと甘いものでも食べようかしら〜!」

 

ドーン!

 

加賀「なんの音!?」

 

金剛「向こうからデース。」

 

ヒューン!

 

大井「こっち来るわ!」

 

加賀「鈴谷!!チッ!」

 

鈴谷「え?」

 

ドカーン!!

 

熊野「鈴谷ぁぁ!」

 

熊野の悲鳴と共に鈴谷の周りを煙幕が渦巻く。

そして煙幕が晴れるとそこに鈴谷は立っていた。

 

金剛「全く、鈴谷は危ないと何度行ったら…加賀!?」

 

だが代わりに加賀が、その場に倒れていた。

 

鈴谷「加賀さん!?鈴谷をかばったの?」

 

加賀「良かったわ。鈴谷貴女無事なのね。」

 

熊野「加賀さん!」

 

金剛「Hey加賀!つかまるデース、じゃなきゃ沈んでしまいマース!」

 

加賀「もう無理よ。」

 

大井「なんでそういうこと言えるのよ!」

 

加賀「艤装は、全壊浮いてられるのがやっとだけどもうすぐ沈む。」

 

鈴谷「だからこそつかまってよ!」

 

加賀「貴女はあれを見て言えるの?」

 

加賀の指差す方角、そこにいたのは演習相手の艦娘だった。

 

鈴谷「なんで!?演習は、終わりでしょ?!」

 

金剛「そうデースなんで撃ってくるデース?!」

 

ドーン!

 

またもや砲撃を行われた。

だが今回の砲撃は鈴谷などには当たらず、加賀の近くに着弾した。

 

 

加賀「あぁ、沈むのね。赤城さんあなたが無事ならそれでいいの。向こうで先に待ってるわ。」

 

そう言い残して加賀は水底に消えていった。

 

鈴熊大金「「「「加賀さぁぁぁぁぁぁん!!」」」」

 

ーーー

 

ーー

 

 

鈴谷「っていうことなの。」グスッ

 

提督「そうか、だから鈴谷はあんなに怒ったのか。」

 

鈴谷「だって、鈴谷のせいで加賀さんは…」ビシュッ

 

提督は鈴谷にチョップを入れた。

 

鈴谷「痛っ」

 

鈴谷が提督を見るとさっきの泣き顔ではなく、真顔になっていた。

 

提督「鈴谷、俺はな、」

 

鈴谷「加賀さんが好きだった?」

 

提督「なぜわかった!?」

 

鈴谷「いつものやり取り…」

 

提督「なるほどな。」

 

鈴谷「それで?鈴谷に死んで償えと?」

 

またチョップを入れられた。

 

提督「もう俺の前で誰も死なせねぇよ。最後まで聞け。」

 

提督「いいか?艦娘は沈んだら深海悽艦になってしまうと言われているのは知っているか?」

 

鈴谷「知ってる。」

 

提督「だか、最近大本営から来た情報だともしなるのならなるまでに時間が掛かる。」

 

鈴谷「だから?」

 

提督「他鎮守府で轟沈したはずの如月が帰ってきたということが最近あったらしい。」

 

鈴谷「それで?」

 

提督「その後如月は深海悽艦になった。」

 

鈴谷「その後は?」

 

提督「よくわからんが、元の如月が戻ってきたようだ

。練度だけがリセットされてな。」

 

鈴谷「どうして?」

 

提督「艦娘が沈むと深海悽艦になるように、深海悽艦を沈めると艦娘になると言われている。」

 

鈴谷「じゃあ!」

 

提督「深海悽艦になる前の加賀を探してその後沈める。」

 

鈴谷「でも沈めるんだ。」

 

提督「じゃなきゃ深海悽艦になったまんまだからな。」

 

提督「どの鎮守府よりも先に加賀を見つける!」

 

鈴谷「なんで?他の鎮守府と力合わせればすぐ見つかると思うよ?」

 

提督「確かに鈴谷の言うとうりだが、沈められた艦娘の所属の鎮守府でなきゃ戦えないらしいんだ。」

 

鈴谷「そうなんだ。」

 

提督「しかも、もしL提督とこの鎮守府にバレたらゼッテー何かしてくる。」

 

鈴谷「じゃあ、この鎮守府だけで動くの?」

 

提督「そうだ。そして鈴谷、加賀を沈めるのはお前の仕事だ。」

 

鈴谷「なんで鈴谷?!」

 

提督「それがお前のできる加賀への罪滅ぼしだ。」

 

鈴谷「わかった!」

 

提督「じゃあ鈴谷他の娘にもこのこと言ってきてくれ!」

 

鈴谷「わかった!」

 

そして鈴谷は、走って部屋を出て行った。

 

提督(加賀、待っていろ絶対に向かえに行く。その時は、)

 

 

 

 

 

提督「俺はお前に結婚を申し込む」

 

提督は拳を握った。




最後まで読んでくださりありがとう御座います。
加賀さんの轟沈ボイスよくわからなくてこうなってしまいました、申し訳ございません。
こんな感じにシリアスもの書くつもりです。
感想、評価、お待ちしてます!
これからも『迅速騎士Cain』をよろしくお願いします!

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