若干ニートである俺が異世界へと飛ばされた   作:豚足侍

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第二話の投稿です
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天使が悪魔で悪魔が天使で

SIDE~翼~

 

それからというもの俺はガヴリールに紹介されたネトゲにどっぺりとはまってしまった

 

ヴァルハラ王国を舞台にしたもので、迫り来る魔物から国を守るというゲームである

 

俺は向こうの世界(俺の世界)でこういったRPGゲームをやっていたので、コツもすぐに覚えられ、慣れるのも時間がかからなかった

 

俺にこのゲームを紹介したとうの本人はというと

 

「すぅすぅ」

 

俺のとなりで床に転がり規則正しい寝息で寝ている

昨日もそんな寝ていなかったのであろう、くまがひどかった

まぁ無理もない、ゲームにはまってしまうと生活のほとんどをゲームに注いでしまう、それも睡眠を忘れてしまうほどだ

 

しかしやり過ぎも良くない

実際にゲームのやりすぎで実況中に亡くなってしまう人もいた

そのことを考慮し俺はパソコンの電源を落とした

 

「おっと、もうこんな時間か…さてひとっ走り行ってくるか」

 

俺は部屋の壁にかかっている時計を見た

そろそろ朝の6時を迎える頃だった

向こうの世界(俺の世界)でも朝の6時から7時にかけてランニングをするこれが俺の朝の日課だった

 

「ガヴリール、ちょっと出掛けてくるからな」

 

「う~ん、はっ!やばっ!復刻イベント終わっちゃうじゃん!寝ちまった!」

 

「その復刻イベントならやっといたぜ、それとちょっと出掛けてくるから」

 

「マジで?ありがとう翼!んでこんな朝早くからどこ行くんだ?」

 

「ちょっと走ってくるんだよ。俺の朝の日課だ」

 

「ふーん。ご苦労なこったな。まぁいってら」

 

「お前も運動したら?後々苦しむと思うぞ?」

 

「いいんだよ、私は下界(ここ)で楽して生きるって決めてんだ。運動なんかもっての他だよ」

 

「そうか…まあいいや一時間くらいで戻ってくるから」

 

「迷子になんなよ?」

 

「なるかッ!子供じゃあるまいし」

 

そういって俺は玄関のドアノブに手をかけ外に出た

 

翼SIDE終了

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

(う~んまいったな)

 

そう思い翼は回りを見渡した

回りに広がっているのは「家」

ここは住宅街であった

 

(完全に迷った!ガヴリールにあんなこと言っときながらまさか迷うとは!)

 

同じような家が並び来た道も分からなくなっていた

普通は来た道くらい分かるのが当たり前であるが翼は大の方向音痴である

ましてや昨日この世界に来たばかりで回りの道もわからずに走るという自爆行為をした

 

「まじでどうする?役所とかに聞くか?駄目だ…どこにあるのかもわからねぇ…どうすれば」

 

考えられることも考えもうおしまいだと思っていた翼に声がかけられる

 

「あのーどうしたんですか?」

 

声をかけられた方を振り向くとそこにはガヴリールより背が高い学生服を着た黒髪の少女が立っていた

 

「ちょっと道に迷っちゃって…最近ここに来たばかりだからさ」

 

「それは大変ですね。私であれば探すのをお手伝いしますよ。何か手がかりになるものはありますか?」

 

「こんな初対面の人になんでそこまで優しくできるの!?天使か天使なのか!ガヴリールよりよっぽど天使だ!」

 

「天使、ですか……ん?ガヴリール?あなたガヴリールを知っているんですか?」

 

一瞬落ち込んだような表情をした少女だったが、「ガヴリール」と聞いて顔色を変えた

 

「うん?ああ、(何て言えばいいんだ?あ、そうだ)そうそう最近引っ越してきてさ、その隣がガヴリールだったんだよ(いけるか?)」

 

「へぇ~そうだったんですか!私も今からガヴに用事があるので一緒に行きますか?」

 

「おお、ありがとう!君、名前は?」

 

「私は、月乃瀬=ヴィネット=エイプリルです!あなたは?」

 

「俺は土ヶ谷翼。月乃瀬さんか、よろしくな!」

 

「はい!よろしくお願いします!」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

ヴィネットに案内されようやくガヴリール宅についた翼はこの後どうしようかと考えていた

 

(月乃瀬さんには隣の家だって言っちゃったしこのまま入ったら怪しまれるよなー。よし!月乃瀬さんが帰ったら入ろう)

 

翼はヴィネットの後ろから行動を見ていた

するとヴィネットは自分の通学鞄から鍵らしきものを取りだし鍵穴に差し込んだ

するとどうだろう「ガチャ」と音をたて玄関の鍵を開けてしまったではないか

 

(はあ!?あれここってガヴリールの家だよな?なんで鍵をもってんだ?もしかしてヤバい光景を見てしまったのでは?)

 

そう考えていうちにヴィネットは家のなかに入っていってしまった

翼もそのあとをつけて入っていった

 

「あーはやく回復(ヒール)しろって死んじゃうじゃん。」

 

中からはガヴリールの声が聞こえてきた。どうやらネトゲをしているらしい

 

「だーはやく回復(ヒール)を!」

 

その時、翼は目を疑った

ヴィネットの頭に角がはえ、槍らしきものを持っているではないか

ヴィネットはその槍をパソコンのケーブルにさし真っ二つにした

 

「わー!なにごとー!?」

 

瞬間にガヴリールが絶叫する

そのことに翼はただただ目を奪われるだけだった

 

ヴィネットはそのあとにカーテンをあけ真っ暗だった部屋に光を差し込ませた

 

「目がー!」

 

「全くもうガヴ!天使なのにも関わらず朝っぱらからゲームなんてやってるんじゃないわよ!」

 

「なんだ…ヴィーネか…。あ、おかえり翼」

 

「えっ!?」

 

ガヴリールの一言によりヴィネットが翼の存在を認識する

その翼はというと目を点にして今おきたことの処理をしている

 

「ガヴリール…月乃瀬さんは?」

 

「ヴィーネか?ヴィーネは悪魔だよ。天使と対をなす存在」

 

「ちょっとガヴ!」

 

「大丈夫だって、翼も私が天使だって知ってるから」

 

「だとしても!えっ!?天使だって知ってる?」

 

「うん「ふつう…」ん?」

 

ガヴリールの言葉に挟み翼も声をあげる

 

「ふつう(天使と悪魔)逆だろー!!!!」

 

異世界(ここ)に来て一番の絶叫

それほど翼には驚きがあったらしい

 

そして翼は思う

 

(どうやらこの世界は天使が悪魔で悪魔が天使のようです)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




いかがだったでしょうか?
若干ニートである俺が異世界へと飛ばされた二話でした。
まだまだ知らないことがたくさんある私ですがこれからもよろしくお願いします!

それでは第3話でお会いしましょう!
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