モモンガは遠隔視の鏡に映る光景を見ながら考えていた
━ユグドラシルにはない氷のワールド、知らない魔法、人間のように動くNPCや様々な動きを見せるモンスター、嗅覚、というか五感すべてがあるきがする。初めはデータを引き継いで新しいゲームが始まったのかとも思ったがどうも違う気がする…あらゆる動きが自然すぎる表情が動くというのも。もしかするとゲームの中などではなくここは現実なのでは?滑稽と思われるかもしれないがそう判断できる材料が多い…
鏡には今も侵入者の戦いが映り出されている
宙に浮き道化の顔に薄い笑みを浮かべ火球/ファイヤー・ボールのような魔法を次々と流星群のようにアンデットの群れにぶつけている
「ごーあ?ふーら、やはり聞いたことがない」
PVPにおいて対戦相手の情報収集はこの上なく大切だ。このことをモモンガは重要視していたためユグドラシル時代の魔法やスキルなどは大半を覚えている
侵入者が火球の雨を降らせる中ひときは大きな爆発がおこりまわりのアンデットに活力がみなぎる『疫病爆撃手』だ倒されると辺りに負のエネルギーを撒き散らし爆発する負のエネルギーはアンデットにとって回復のような効果をもたらしそうでないものには状態異常にかかりやすくなる。さらに負のエネルギーを蓄積させればさらなるバットステータスを与えることとなる。
侵入者は火球の効かぬ相手には風の刃を、効果が薄ければ氷の槍を、土の壁をと次々技を変え戦っている
モモンガは思う
「もしもここが現実だとしたら…」
━現地の住人と不仲になるのは避けなければならないのではないか?
「…ならば」
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「久々にこんなに戦闘に魔法を使ったーぁねぇ」
彼の前には動物の骸骨に乗る骸骨や武具を纏った骸骨、様々な動物のゾンビ、人のものではあるが原型からは遠退いたゾンビ等の敵が無数に立ち塞がっていたがそれももう大半が動かなくなりほぼ制圧しはじめていた
「これは…あまり良いものでは無いね」
そこに感じた違和感。6属性に精通する『魔導の加護』により気付けた予兆、その直後。空間に虚無が生まれるとそこからは
「こーぉれはまたとんでもないものに出会ったかな」
純白のドレスに身を包む美しい女性
黒の執事服に身を包む白髪白髭の男性
漆黒のローブに身を包む骸骨が現れる
「我が名はアインズ・ウール・ゴウン。まずは我が配下の者達の無礼を詫びよう」
骸骨の魔王はそう口にした