遠隔視の鏡を見ていたモモンガは唐突に立ち上がり
「アルベド私は行くぞ」
「あの、侵入者の所へですか?」
「そうだ」
そう言い放つ
「あぁ~モモンガ様!その御手をもってして侵入者を迎え討とうと言うわけなのですね!」
「違う!違うぞ!アルベド 私はあの侵入者との和解をするために向かうのだ」
「!!すみませんモモンガ様 ですが、なぜなのでしょうか?無知な私にお教えください」
驚愕にアルベドの目が見開かれたあとに恭しくそう訪ねるのだった
「考えるのだアルベドあの物の格好、技に見覚えがあるか?シズも考えてみてほしい」
「確かに…覚えはありません」
「私も、記録にない」
「ということは、向こうも私達を知らない可能性があるわけだ情報の足りない中、敵を無為に作る必要はない」
「それに、入れセバス」
「は、モモンガ様」
「セバスには引き続き外を先程よりも広範囲を探索してもらった。報告をたのむ」
「はい。では御報告させていただきます
まずは、この氷の森の範囲ですがかなり広大です。西に森を抜けた先にはは建物や村がありました。あの二人はそこから来た模様です。なおこの森には冷気の継続ダメージ判定があるようです。西以外の3方向には特に目立つものは見当たりませんでした。」
「ふむ。やはりシズこのようなワールドは記録にないな?」
「はい。モモンガ様」
「このように情報が不足しているなか、戦闘を継続するのは愚策だ。もしかしたらあの侵入者が本気を出したらナザリックが滅ぶかもしれぬだろう?」
「モモンガ様!そのようなことが…!」
「可能性は0ではない、ならば最悪を想定して行動するべきだろう」
「モモンガ様でしたら私が和解の使者として出向きましょう。侵入者が無差別に攻撃してこないとも限りませぬゆえ」
「これは私が行かねばならぬのだお前達にはまだわかるまい」
「「…!!」」
「でしたら!せめて護衛につかせて下さいませ!モモンガ様に危害が加わる可能性を指を咥えて見ているわけには行きません!」
「む…それは問題あるまい。ならば、ゆくぞ!アルベド、セバス」
「アルベド!ナザリック内の防衛機能を最大に引き上げろ。セバス、六連星を各階層守護者に振り分け配置させろ」
「「は!」」
準備が完了し、モモンガが魔法を発動する
「上位転移/グレーター・テレポーテーション!」
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視界が一気に切り替わる。目の前というには少しだけ遠い位置に先ほどから見ていた道化が部屋の入り口付近には桃色の髪の少女がいる。
━やはり、最初に名乗るのが社会人として当然か。今回はアルベド、セバスがいるから仕方ないが少しだけ高圧的に行くのは勘弁してくれ…
「我が名は…
ふと考えがよぎる
━アインズ・ウール・ゴウンの名を名乗れば俺が有名になったときに気付く人がいるんじゃないか?
…アインズ・ウール・ゴウン!まずは、我が配下の無礼を詫びよう。」
━言っちゃったー!
「アインズ・ウール・ゴウン…殿と呼ぶべきかーぁな?まず、ということはその先があると言うことですかぁね?」
道化は片目を瞑り青い目でモモンガを見つめている
━話に応じる姿勢だな。言葉も通じている、ということは日本人なのか?
「か…か…下等生物があぁぁあ!!」
「アルベド!?」
「私が恋して恋い焦がれて恋熱に焼き付くされるほどに思い焦がれているモ…アァインズ様に様に!なんだその言葉遣いはぁ!身の…身の程をしれぇぇ!」
「っ!落ち着くのだ!アルベド!」
「ですが!アインズ様!」
━私がアインズ・ウール・ゴウンを名乗ったのを聞いて、激情に飲まれても対応し、アインズと呼ぶ…本当に優秀で嬉しくなるな
「いやぁ、ここまで激情をぶつけられたことはなーぁいねぇ。だが、アルベドと名乗っていた貴方様の仰っていることは自分本位的にすぎるそれが私に適応される理由を聞こうじゃーぁないの」
━こいつ!
「こ…の…!」
「すまない、私の部下の暴走は私の責任だ…
「アインズ様!?」
…だが、貴方の発言も挑発の色が濃いと思われる。どうかね?貴方は理知的な方だとお見受けするがこの話を続けても今は無為に時間を使うだけだろう?話をしようじゃないか。…セバス、アルベドを」
「は、アインズ様」
「ア…アインズさ…」
(アルベド様。ここは寡黙を貫かれるのがよいかと)
「…」スッ…
モモンガの後ろにセバスとアルベドは立ち不動の姿勢をとる
その最中、一瞬の間に道化の横へと並び間に入れるよう陣取っていた桃色の少女。その少女の肩に道化は手を置き、二人は意志疎通をとり少女は臨戦態勢を解いていた
「では話をするとしよう。私の城まで来るか?それとも君の屋敷へ行こうか?立ち話はなんだろう?」
「できーぃれば未知の場所、見たことのない種族のいる所へは出向きたくないのが本音なわけでーぇすよ。わかっていただけるなら、ありがたいのですが?」
「よい。ではそちらに行かせてもらおうか」
━━━━━━━━━上位転移━━━━━━━━━━
「転移魔法…いよいよ油断ならないねーぇ…」
「近隣の屋敷へ転移したのだがあっていたかね?」
「ええ。ここが私の屋敷だーぁよ」
「ラム食堂へご案内して来客用の椅子を」
「わかりましたわ」
少しの時間を置き一同が席についた
「最初に、ここでは認識阻害の魔法を使わせてもらっていることをご容赦願うよいきなり骸骨の姿で屋敷の者達に会われると驚かせてしまうのでーぇね」
「ほう。骸骨はポピュラーでは無いのか驚いていなかったのでいるものだと思ってしまったよ。まあその事については何も問題はない」
「そうかーぁい。助かりますよアインズ殿」
「では私からひとつ目、質問をいいか?」
「どーぉぞなんなりと」
「…いましゃべっているのは日本語だと思うのだが、ここは日本なのか?」
「日本?知らないねーぇここはルグニカ。ルグニカ親竜王国だーぁよ」
「ロズワール様。バルスが来たと以前言っていたのが日本だったかと思いますわ」
「あーぁ確かに…そうかもしれないねぇ。アインズ殿?もしかすると私の館に日本に関係があるものが1人いるかもしれなーぁいですよ」
「…本当か!?会うことはできるか?」
「えーぇ出来ますとも。すこーぉしお待ちください」