「…ハァ…ハァ!」
思考が白む。ついて来なくなりかけの四肢に鞭をうって最後の白線まで、そして駆け抜けると
「ッ!ゴォォーール!」
2度3度と前転をした後草むらへと身を投げ出したのは
「素直に驚いたのよ、見違えたかしら」
黒髪の短髪に黒い瞳、ジャージに身を包んだ青年ナツキ・スバル彼が駆け抜けて来たのは森の中に作られた手作りのジャングルジムだその中をパルクールと呼ばれる移動方で走り抜けてきた。
「汗くさいかしら、これで拭くといいのよ」
「くはぁー冷えたタオルが体に染みるねぇ!」
彼、菜月昴は一年ともう少し前に異世界へと来ているそして数多の経験を重ねて騎士と言う確かな立場を確保していた。
「それを用意したのはペトラなのよ。誉めてあげれば喜ぶかしら」
「流石だな!気が利くいいこだ」
彼は異世界に来てある能力を手にしている。死ぬと一定の時間まで戻る「死に戻り」と名付けた能力だ。かつては死ぬことを前提に行動した時期もあったりしたが、いまはそのようなことはしないと自分に誓っている
「…━スバル様ー!」
「噂をすればなんとやらかしら」
「噂をすれば影がさす。な俺の教えたことわざの使い方、完璧だぜ!ベア子!」
「ふん!べティなのよ?当然かしら!」
「そうだなーさすが俺のベア子だよよしよし」
「ちょ!やめ…なくてもいいかしらしっかり撫でるのよ」
「ベアトリス様、スバル様、ロズワール様が御呼びです。スバル様にお客様です」
「俺にか?珍しいなぁそれじゃベア子戻るぞ。手、」
「ん、そうするかしら」
「…スバル様!わたしもダメ?」
「ペトラ…よし!みんなで帰るぞ!」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「おかーぁえりスバル君さっそくだーぁけど君に、お客様だぁよ」
「おお?ロズっちがお出迎えとはめずらしいな」
「えーぇ君のお客人が君とだけ話したいとのことだったのでね席を外さざるを得なかったのさーぁ。さて、ペトラ案内してあげなさい」
「はい。旦那様」
「お、よろしくな!で、ロズっち俺のお客さんって誰?」
「私ーぁしは1度も見たことのない御方でねーぇ取り敢えず待たせているんだから早くいきなさぁいよ」
「ロズっちが見たことない人ねぇ誰だ?とりえず行くか!」
「…さーぁて、これからどうなるのーぉかな?楽しみだね」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
コンコン
「お邪魔しまーす」
「ふむ。突然お呼び立てしてすまないまずは自己紹介からしようじゃないか」
━え、嘘だろ?
「な…っ!あ…」
「私はナザリック地下大墳墓が主」
菜月昴が目にしたそれは漆黒のローブに豪華な装飾を施しその一つ一つが国庫を揺らがし兼ねない額だと用意に想像できる物に身を包んだ、骸骨であった
「アインズ・ウール・ゴウンだ。よろしくお願いするよ菜月昴くん。」
━魔王の形をした死が立っていた