Re:カンストから始める不死者の王   作:カコナール

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妄言、虚言、無限に実現

 

「「ジャンケン、ポン!」」

 

「ッち向いてェオラァ!」

 

「ふははは!気合いだけじゃあどおにもならんぞ!」

 

 

「「ジャンケン、ポン!」」

 

「あぁっち向いてぇ、ほい!」

 

「がァ!まッた負けだ!」

 

 

「それじゃ、ガーフィール罰ゲームだ。ベア子何がいい?」

 

「なんだっていいのよ、ただ、さっきと同じのは…」

「よし!罰ゲームはベア子のものまねで」

 

「さっきと同じのは嫌って言おうとしたらこれかしら!もう3回目なのよ!」

 

 

「しかたねぇ、『ニニググの頭ン中は金色』ってなァ。」

「謎の慣用句もその辺に、ささ!」

「あんまり変ならスバルのマナを吸い尽くすかしら」

「それして一番悲しむのベア子だろうけどな」

「な!」

 

 

 

「オッほん、、図々しいかしらァ人間ン…目障りなッ奴なのよォ」

 

 

 

「お、おっかねえ!」

「あんなの可愛いべティの欠片もないかしら!」

 

ガーフィールの罰ゲームを見て「ひしっ!」と抱き合うスバルとベアトリス。ちなみに今のものまねはスバルが屋敷に来たばかりのころの思い出話のさいにガーフィールに教えていた気がする。

スバル考案の「あっちむいてほい」に興じる彼らの目的は人を待つことなので時間を潰していたわけだ。

 

「微笑ましいことだーぁねぇ」

「ええ、ガーフのものまねは壊滅的ですけれど」

 

 

「ッンだよォ!そんなに似ッてなくもねェだろォ?」

「なんだよ大将、肩に手ェ置いて。おい、なッんだその生暖ッかい目は!」

 

 

アインズの訪問から少したった今、そのアインズに関する事柄の共有のためにスバル筆頭のエミリア派の全員集合がかかっていた。あとはエミリアと迎えにいったオットーを待つばかりである。

 

 

「ごめんなさい!待たせちゃった?」

 

「お、大丈夫だよエミリアたんそれよりオットーに変なことされなかった?…してないよなオットー」

 

「なんでそんなに懐疑的なんですかねぇ!?してませんし、しませんよ!」

 

「そうよスバル、あんまりオットー君を困らせちゃわけわかめよ?」

 

「わけわかめとかきょうび聞かねえな…ってか使い方間違ってね?」

 

 

そしてその二人の帰還によって場は整った。

それぞれの椅子に腰を下ろしてこの集まりを開いた張本人、スバルが話を始められる体制をとる

 

 

 

「じゃあ全員集まったところで重大発表~!」

 

 

「わ~ぱちぱち」

「ちょっと嫌な予感しかしないんですけど」

 

「はいはい否定的な意見は無視してっと」

 

「扱いがぁ!?」

 

 

「なんとなんと我らエミリア陣営に新たな協力者が現れました!」

 

 

 

「「…はあ?」」

 

 

彼らが疑うのも無理がない。エミリア陣営はロズワールが辺境伯という立場であることを例外とすれば全員あまり顔が広くない。それはつまり頼れる相手が自ずと限られるということその状態でいきなり協力するという者が現れてもただ怪しいだけである。

 

 

「そう言うと思ったぜ。だから直接会ってもらったほうがわかりやすいと思ってアポは取っておいた!」

 

 

おもむろにポケットに手を突っ込んだスバルは糸電話のようで糸が30㎝程で切れているものを取り出す。〈最長の糸電話〉ポップな見た目のアイテムで、特に意味もなくアインズが作ったアイテムである。能力はいたってシンプル。特定の1人と1人が意思の疎通を可能にするというものただし完璧に盗聴を防ぐという効果がある。通信妨害に対しての耐性は皆無のため他の通信妨害の流れ弾でダメになるのでお蔵入りした。

その〈最長の糸電話〉に登録してある相手はアインズ別れる際に貰っていたそれを使う。30㎝しかない糸の先からさらに不可視の糸が伸びる感覚がある、くしくもスバルは見えざる手を使うときと似ていると感じた。

ふよふよと空中を漂うような感覚から2つの地点をピンッと張った1本の糸になったような感覚へと変わると

 

 

 

[もしもしスバル君か?]

 

[そうそう。それでアインズさん今からそっちに行ける?]

 

[勿論だともそれじゃあ部下を1人迎えに送ろう]

 

[OK待ってますね~]

 

[ふふ、待たせはしないさ。それでは]

 

[はいー]

 

━プツン

 

 

「つーわけで今からみんなでアインズさんに会いに行こうと思います」

 

 

一瞬の静寂しかしすぐに崩れる

 

 

「ちょっと!急すぎますよ!なんでも1人で決めてぇ!ああ!不安しかないぃぃ!」

「大将の知り合いかァ?どんな奴なんッだよ」

「あらぁ、ずーぅいぶん早いねーぇ」

 

 

気付くと部屋の入り口付近の床に横一直線の影があり一呼吸置いた後にその影が膨れあがり天井まで届くかという闇の門が出来上がった。そしてそこから黒いドレスに白い肌、銀の髪をもった美少女が表れる。

 

 

「お迎えに上がりましたでありんす。至高の御方であるアインズ様のお友達様とその御一行様でありんしょうか?」

 

「ああ、そうだ」

 

「ではゲートに入って頂く必要がありんすえ。お願いするでありんす」

 

 

「だ、そうだ。さあ早く早く!」

 

 

ポカーンという擬音がぴったりの顔を浮かべた彼らをぐいっぐいっとゲートに押し込んでナザリック第九階層へ転移阻害を一時的に止めて直通となった転移門に入っていく。全員入ったのを確認してシャルティアは最後に門に入っていった。

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