デブのSAO   作:みなたか

1 / 2
ノリと勢いだけで書いてしまった…


*体重について指摘がありましたので、改めて考えた結果少し増やすことにしました。


1話

はい、唐突ながら私、身長167cm!! 体重95kg!! 中学2年、デブ!! 大谷 茂(おおたに しげる)はどうやら。

 

 

「では諸君、健闘を祈る」

 

 

デスゲームに巻き込まれたようです。

 

 

事の始まりはナーヴギア初のVRMMORPG「ソードアート・オンライン」のβに当選したのが始まりだった。

 

 

当時βに当選した時はそれはもう狂喜乱舞した、だって1000人限定だぜ?これはもう一生分の運を使ったなって思ったわ。

 

 

けど、誰かに自慢したくても自分デブだから学校ではぼっちで精々妹と両親に自慢するぐらいしか出来なかった。なお両親からは「勉強もしろ」妹には「ダイエットしろ」と言われ泣き崩れた。

 

 

と、まあこんな感じでβに当選し、四六時中SAOのことしか考えなくなり、今か今かと正式サービスが始まった今日、蓋を開けたら地獄の始まりだったわけです。

 

 

「…」

 

 

茅場明彦と思われる奴から配られてた鏡をみる、高身長、筋肉モリモリマッチョマンだった俺のアバターの面影はなく、あるのは現実世界で親の顔より見た自分の丸っこい顔、大きく出たお腹、無駄な脂肪の付いた腕と足。

 

 

「…おのれ、俺のアバター制作2時間を無駄にしやがって… 茅場晶彦、ゆ"る”さ”ん”」

 

 

こうして俺のSAO物語がはじ…まった?

 

 

……

 

かれこれデスゲームが始まって1か月、基本的に俺はソロで活動していたが途中β時代のプレイヤーや、情報屋と再会したり、そのβ時代のプレイヤーと一緒に中二病のレイピア使いの女性プレイヤーを助けたりした。

因みに俺の使っている武器は槍だ。

β時代のプレイヤー、キリト君からは。

 

「どうやったらその体でそんなアクロバティックな動きが出来るだ…」と、

 

失敬な、俺はデブでも動けるDEBUなんですぅー、と言っても殆どはSAOパラメーターのおかげだが、現実でやったら足滑らして自分の体重に負けて骨折する自信がある、そしてこの動きは兄貴を真似ただけです。いや、だって槍を持ったら1度は兄貴のような動きをしてみたくなるやん、仕方ないやん、しかもそれを出来るSAOマジパネェ…

 

 

と、まあかれこれと過ごしているわけだが、今日はSAO始まって以来の最大イベント。

 

 

フロアボス戦がある。

 

 

パーティーはキリト君と中二病のレイピア使い(女性)、俺の3人、役割はフロアボスの取り巻きのコボルトを殲滅することだ。

ま、雑魚(コボルト)殲滅だけだから楽できるわー。

 

……

と思っていた時期が私にもありました。

 

 

今回のボス戦でリーダーをしていたディアベルがどうやらLA欲しさに一人で特攻し死亡した。

それからはうちのパーティーのキリトが仕切りだし、そしたら必然的に同じパーティーの俺まで動くことになった。

と言っても俺が行ったのはキリトとレイピア使いの援助、スイッチをして二人の穴を埋めたり残りの人たちが回復するまでの時間稼ぎ、デブに重労働を押し付けないで、二人の穴を一人で埋めるのって結構大変なのよ… あと闘っている間に気付いたらレイピア使いの娘のことをプレイヤーネームの「アスナ」って呼んでたけど、良かったよね…?

 

 

あとは順調に進んでいき、最後はキリトとアスナがLAを決め、フロアボスを見事倒した。

 

 

だが、問題だったのはこの後、ディアベルさんが死んだのはβテスターが正しい情報を開示しなかったせいだ、とかなんとか。

不味いことになったけどまあ、ちょっと前に出て「ディアベルが死んだのは自己責任」「LAを狙っていた」だのディアベルのことをボロクソに、あと次いでにβのこともボロクソに言ったら殆どのヘイトが俺に来て「ブーター」(豚のチーター)なんて言われちゃった、

はいwざまあw、皆分からずに印象操作されてやんの、やっぱりアホだろ。

 

……

 

 

「おい!! なんであんなことをした!!」

 

 

第二層のアクティベートを済ませた茂の後ろから声が掛かった。

 

 

「およ、どったのよキリト君」

 

 

「何であんなことをしたって聞いているんだよ、シゲ!! あれじゃあお前が…」

 

 

「皆から恨まれるって?」

 

 

そう返したシゲにキリトは少し息詰まる。

 

 

「知ってるか?デブって、外に出るだけで皆から視線を集めたり陰口叩かれたりするんだぜ、だから」

 

 

「だから大丈夫って言いたいのか!!」

 

 

「うん」

 

 

「ふ、ふざけるんじゃ」

 

 

キリトが言い終わる前にシゲが言葉を重ねる

 

 

「だってそうでもしないとお前がやってたでしょ」

 

 

今度は完全にキリトが固まった。

 

 

「ほらね、やっぱり。 こういうことは皆を引っ張っていけるキリト君みたいな人がやっちゃあ駄目だ、こういうのはデブでぼっちな俺に任せなさい、陰口叩かれるのとかハブられるのとか超慣れているし、適材適所ってやつよ」

 

 

「適材適所ってお前…」

 

 

「大丈夫だっての、今も言ったけど慣れてるから、責任とか感じなくていいぞ、現実と同じ状態になっただけだ、こっちの方がやりやすい」

 

 

キリトが悔しそうに下を向き歯ぎしりする。

 

沈黙が二人に流れる。

次に言葉を放ったのはキリトだ。

 

キリトは上を向き

 

「…じゃあさ、せめてフレンド登録してくれ」

 

 

「え、なぜに、まあ良いけど」

 

 

そういうとぱぱっとシゲとキリトはフレ登録を済ませる。

 

 

「なあ、何でフレ登録なんぞ…」

 

 

「よし、これでお前は少なくともぼっちじゃない、何かあったら俺をフレンドを頼れ」

 

 

そして笑顔を見せるキリト

 

 

思わずあっけにとられるシゲだったが。

 

 

「それじゃあ、そん時は頼むわ」

 

 

身長167cm 体重95kg フレンド1名 もうすぐ体重3桁のデブ!!

物語はまだ始まったばかりだった。

 




続きを書くかどうかは分からないです。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。