ポケモン金・銀におけるレッドの扱いも良いですが。
前作主人公をそのまま出すのではなく、そのコピーを使うキャラなら前作主人公の存在をにおわせつつ双方の株を落とす事も無いです。
ブルー女子寮の一室にて。インカムをつけたもこっちはサイコ・ショッカーと交信する。
「…報告を」
『うむ。ブルー男子からレアカードを奪って居たのは小原というラーイエローの少年が指揮を執り、大原という生徒が協力していた。』
「大原…なるほど、闇夜の巨人決闘者というだけの体格がある」
『そしてパンを盗んでいた犯人はターザンみたいな大男だった』
「…どちらも三幻魔復活とは関係が無さそうね」
その後、三年生の大山というブルー生徒が復学した後、必要な単位を修得し、一年遅れで学園を卒業していった。
一年も行方不明だった事で心配していた親が直接迎えに来ており、港はかなりの人だかりだった。
数日後…アカデミアが妙に騒がしい。
何でも決闘王のデッキが展示されると言う。
「…デュエルキングのデッキかぁ、もこっちは興味ある?」
「彼のデッキが最強だったのは当時のカードプールで神のカードがあったから。彼のデッキをそのまま再現した所で、大会を勝ち上がるのは困難」
「うーん、ロマンが無い…」
しかし、遊戯か。彼は基本的に善良であり、嫌いでは無いのだが好きでも無い。
どちらかというと、あのメンバーでは城之内の方が好きだ。神のカードやオカルトパワーに度胸と運で立ち向かう一般人という姿に惹かれる。
精霊というオカルトパワーを駆使している自分には無い魅力だ。そうだ、カードも揃って居る。一度組んでみるのも一興か。
深夜、もこっちは海岸を散策する。深い理由は無い。ただ、夜の海を見たくなったからだ。
散策中に、弾んだ声が聞こえる。
「凄い、凄すぎる!レアカードばかりじゃないか!これなら…」
声から察するに、神楽坂のようだ。どうやらパックの引きがやたら良かったらしい。というか、自室で行えばいいのに。
いや、この時間帯、購買部は空いて居たか?
思考を巡らすもこっちに、視線が向けられる。
「お前は、黒木!ちょうどいい、俺とデュエルしろ!」
「…私と?」
当惑するもこっち。デッキを持ってきてはいるが。
「…挑まれたからには受けて立つ」
距離を取り、ディスクを起動する両者。
神楽坂 ライフ4000
手5 場
もこっち ライフ4000
手5 場
「俺の先攻、ドロー!俺は融合を発動!手札のガゼルとバフォメットを融合!有翼幻獣キマイラを融合召喚!
カードを一枚伏せ、ターンエンドだ!」
神楽坂 ライフ4000
手2 場 キマイラ 伏せ1
もこっち ライフ4000
手5 場
「私のターン、ドロー!私も融合を発動!手札のベビードラゴンと、時の魔術師を融合!千年竜を融合召喚!」
「なっ?!」
「バトル!千年竜でキマイラを攻撃!滅びのサウザンド・ブレス!」
もこっちの宣言に、冷や汗を流しつつ千年竜はブレスを口から吐く。
「ぐっ!だが、キマイラの効果発動!蘇れ、バフォメット!」ライフ4000から3700
「カードを伏せて、ターンエンド」
神楽坂 ライフ3700
手2 場 バフォメット 伏せ1
もこっち ライフ4000
手2 場 千年竜 伏せ1
「俺のターン、ドロー!俺はバフォメットを生贄に、いでよ、デーモンの召喚!」
雷を纏ったデーモンが現れる
「デーモンの召喚…今度は遊戯デッキのコピーデッキ?」
「バトルだ!千年竜を攻撃!魔降雷!」
雷が千年竜に降り注ぎ、悲鳴を上げて千年竜は破壊される!
「…罠発動!」ライフ4000から3900
もこっちの後ろに巨大な機械が現れる
「?!時の機械タイムマシーン!」
「千年竜よ、3000年の時を超え、復活せよ!」
千年竜が当惑した表情を浮かべながら、時の機械からのそり、と出て来る。
「またそいつか。俺はこのままターンエンドだ」
神楽坂 ライフ3700
手2 場 デーモンの召喚 伏せ1
もこっち ライフ3900
手2 場 千年竜
「私のターン、ドロー!私が引いたのはサイコ・ショッカー!」
「ほう、だがそいつの攻撃力では召喚してもやられるだけだぞ?」
「魔法カード、右手に盾を左手に剣を!これにより、デーモンの召喚と千年竜の攻守は入れ替わる!」
「なっ?!デーモンの攻撃力が1200に!」
「そして千年竜を生贄に!サイコ・ショッカーを召喚!」
サイコ・ショッカーとデーモンの召喚が対峙する。
「ぐっ!」
「バトル!サイコ・ショッカーでデーモンの召喚を攻撃!サイバーエナジーショック!」
「迎え撃て!魔降雷!」
電撃がサイコ・ショッカーを襲うが、意に介さずエネルギー弾を発射するサイコ・ショッカー。エネルギー弾がデーモンの召喚に直撃し、打ち倒す!
「デーモンの召喚まで…」ライフ3700から2500
「カードを伏せて、ターンエンド」
神楽坂 ライフ2500
手2 場 伏せ1
もこっち ライフ3900
手0 場 サイコ・ショッカー 伏せ1
「俺のターン、ドロー!俺は魔法カード、蜘蛛の糸を発動!こいつは1ターン前に相手が使った魔法カードを手札に加える事が出来る!
俺は右手に盾を左手に剣をを手札に加える!」
「使われたら、サイコ・ショッカーの攻撃力は1500に…」
「俺はカードを二枚伏せて、魔法カード、天よりの宝札を発動!互いに手札が6枚になるようドローする!」
「……」
互いに手札は0であるので、6枚になるようドローする。
「引いたぜ、俺はワタポンを特殊召喚!コイツはドローフェイズ以外でデッキから手札に加わった時、特殊召喚が出来る!
そして伏せて置いた右手に盾を左手に剣をを発動!これで攻守は逆転する!」
「まだ召喚権がある以上、出て来るのは上級モンスターか…」
「俺はワタポンを生贄に!ブラック・マジシャン・ガールを召喚する!」
「今ので確信に変わった、デッキを盗んだな?」
出てきたブラック・マジシャン・ガールを睨みつつ、もこっちは告げる。
途方もないレアカードだ。断じてパックで当たるようなカードでは無い。
しかし、見るからに痴女丸出しだ。師匠の趣味か、弟子の趣味か、いずれにせよ、あまりセンスは良くないようだ。
「魔法カード、賢者の石を発動!場にブラック・マジシャン・ガールが居る時、デッキからブラック・マジシャンを特殊召喚する!」
二体の魔術師の師弟が揃う
「…これならまだライフは残る、か」
「ふっ、俺は墓地の闇属性、デーモンの召喚と、光属性のワタポンを除外し!出でよ!カオスソルジャー開闢の使者!」
「開闢まで…」
「どうだ!あの混沌帝龍と双璧を為す、デュエルモンスターズ界最強戦士だ!」
「あのリセット効果と比べたら開闢の使者など子猫のような物だがな」
開闢の使者がもこっちを睨み付けるが、もこっちもその双眸で睨み返す。
「これでお前は終わりだ!それが罠だとしても、サイコ・ショッカーが居るから罠は使えない!バトル!開闢でサイコ・ショッカーを攻撃!開闢双破斬」
「サイコ・ショッカーッ!」ライフ3900から2400
「開闢の使者が相手モンスターを破壊して墓地に送った時、もう一度攻撃出来る!行け!開闢の使者!時空突刃・開闢双破斬!」
止めを刺すべく剣を構える開闢の使者だが、もこっちはすかさず伏せカードを発動させる。
「リバースカードオープン!スケープゴート!スケープゴートトークン4体を特殊召喚!」
「そのまま攻撃だ!続け、ブラック・マジシャン!ブラック・マジシャン・ガール!」
羊たちが次々と蹴散らされ、残りは一匹。
「速攻魔法!光と闇の洗礼!場のブラック・マジシャンを生贄に、混沌の黒魔術師を特殊召喚!」
「混沌の黒魔術師まで…」
「効果発動!墓地の魔法カードを手札に戻す!俺は天よりの宝札を手札に戻す!行け!滅びの呪文!」
「……」
ひつじたちはぜんめつした!
「今の攻撃を凌ぐとはな。カードを一枚伏せ、再び天よりの宝札を発動!俺は手札が6枚になるようドローする!」
またしても手札が6枚になる神楽坂。
「俺はさらに二枚伏せて、ターンエンド!」
神楽坂 ライフ2500
手4 場 開闢 混沌 ブラック・マジシャン ブラック・マジシャン・ガール 伏せ5
もこっち ライフ2400
手6 場
「私のターン、ドロー!魔法カード、ハリケーンを発動!」
「ハリケーン?!くっ、チェーンは無い…」
「死者蘇生を発動!」
「お前の墓地にはサイコ・ショッカーがいたな…」
「私が復活させるのは、時の魔術師!」
「?!」
「時の魔術師の効果発動!ルーレットが当たれば、相手モンスターは全滅する!ルーレットスタート!」
タイムルーレット!の声と同時に、ルーレットが回り始める。
「ルーレットは…当たり!これで相手モンス」
そこでもこっちの言葉は途切れる。よぼよぼの老人になった開闢、混沌にブラック・マジシャン。
一番痛々しいのは、老婆の姿で痴女丸出しな恰好のブラック・マジシャン・ガール。
直後にスッと彼らの姿は消え失せる。
「…化石になったというレッドアイズよりマシなのか、判断に困るが…場の時の魔術師を生贄に、魔法カード、スタープラスター発動!
生贄にしたモンスターのレベルと、サイコロの目の数字を合計したレベルのモンスターが手札にあれば、そのモンスターを特殊召喚できる!」
「また運頼みか!」
「サイコロの出目は…5!生贄に捧げた時の魔術師はレベル2!よってレベル7のモンスターを特殊召喚出来る!」
「城之内デッキでレベル7、と言う事は出て来るのは…」
「いでよ、デビルゾア!」
「えっ?」
場に現れるのは悪魔族の最上級モンスター。
「お前!真紅眼はどうした!」
「持っていない。インセクト女王とソードハンターの事も思い出してやれ。さて、これで終わらせる。バトルだ!デビルゾアでダイレクトアタック!」
「うわぁああああああ?!」ライフ0
ライフが尽き、跪く神楽坂。
「ぐ、負けた…何故だ?最強のデッキに、最高のプレイングだったはずだ!」
「それは、お前に無くて黒木にある物さ」
「遊城?」
「俺に無い物…?」
「それはデッキを信じる心さ」
「デッキを、信じる…?」
「自分で試行錯誤して、一生懸命作り上げたデッキには魂がこもるんだ。デッキに魂がこもると、デュエルの間中、最後まで、そのデッキを信じる事が出来る。
それがデュエルの勝敗を分けるんだ。」
「それがデッキを信じる気持ち、と言う事か」
「…俺に何が足りないかは分かった。デッキは返す」
そう言って神楽坂はデッキを遊城に渡して立ち去って行った。
「一体何がどうなっているのか、さっぱり。」
「実は遊戯さんのデッキが盗まれてさ。それを探していたんだ。」
「いいのか?遊戯さんのデッキとデュエル出来る機会は早々無いぞ?」
「いや。何時か本物の遊戯さんとデュエルするその時まで、楽しみにするさ」
デビルゾアと真紅眼の差が何時の間にかすごい事に…とりあえず融合体が欲しいです。
それと、メタル化した彼をダークネスは早く勧誘すべき。