判明しているのは
・ホムンクルスを作り出す
・それに魂を定着させる事が出来る
かなりの腕ですよね。
登校したもこっちは、三沢と万丈目が来ていない事に気が付く
「…何かあったか?」
「黒木、少しいいか?」
自分の所にブルー男子とイエロー男子が近づいてくる。
「取巻と小原か」
「万丈目サンダーが帰ってきていないんだ」
「それはクロノス寮長に言うべき事では?」
「もう言った。」
「…となると、そちらも同じか?」
「ああ。三沢も帰ってきていない。」
「…この二人は七精門の鍵を任されていた。となれば最後のセブンスターズに敗れたか」
「三沢と万丈目が負けるなんて…最後のセブンスターズは手練れなのか?」
「それよりも、授業が始まる。万丈目と三沢の捜索は教職員に任せろ。学生の本分を忘れるな。」
かなり冷たいもこっちに、声を上げようとする二人だが、もこっちが手を固く握りしめているのを見ると、黙って引き下がる。
錬金術の授業の時間だが、出てきたのは
「クロノス教諭が錬金術の授業を?」
「オカルト嫌いなのに…」
授業は失敗し、錬金術なんて非科学的と喚いて授業は終わった。
放課後。
もこっちは自室で準備を整える
『分かったぞ、最後のセブンスターズは廃寮に居る』
「…いよいよか。」
『精霊界でも残党狩りはほぼ終わった。最後の大幹部以外は、な』
「幹部を一人取り逃がしただと?」
『奴は他人の力を借りねば戦えない、寄生虫。とはいえ、その忠誠は高い』
「…寄生虫」
脳裏によぎるのは二枚のモンスターカード。
だがそれをサイコショッカーは否定する。
『寄生虫パラサイトでも、精神寄生体でも無い。』
「まぁ、まずは最後のセブンスターズを倒してからだ」
廃寮へ入り込もうとするもこっちは、後ろから物音がしたため振り向く。
「お~い、黒木!やっぱり来ていたか。吹雪さんを闇に誘った場所。俺もここが怪しいと思って居たぜ。探そう!」
「遊城。最後の最後でしくじるなよ。ここまで来て失敗すれば今までの苦労が水の泡だ」
「ああ。黒木も気をつけろよ」
廃寮へ入り、探索を進めるもこっち。
ややあって、開けた場所に出る。
「ここは…」
「ようこそ。私の研究室へ」
そちらを見ると、そこには白衣を纏い、仮面をつけた男が立っている。
「最後のセブンスターズか」
「いかにも。我が名はアムナエル。黒木、君が探し求める最後のセブンスターズだ」
「…行くぞ」
デュエル!
もこっち ライフ4000
手5 場
アムナエル ライフ4000
手5 場
「私の先攻、ドロー!魔鏡導師リフレクトバウンダーを召喚!さらにカードを一枚伏せ、ターンエンド」
もこっち ライフ4000
手4 場 魔鏡導師リフレクトバウンダー 伏せ1
アムナエル ライフ4000
手5 場
「私のターン、ドロー!永続魔法、魂吸収と次元の裂け目を発動」
「?!次元の裂け目…これで互いの墓地に送られるモンスターは除外される。
お得意の一族の結束は使わないのか?」
「ふっ、私のデュエルにデュエルモンスターズの常識は通用しない。異次元の生還者を召喚。バトルだ。
リフレクトバウンダーを攻撃」
「リフレクトバウンダーの効果発動、攻撃モンスターの攻撃力分のダメージを与える」
「…ふん」ライフ4000から2200
異次元の生還者に鏡を叩き割られ、リフレクトバウンダーは次元の裂け目に落ちていく
「戦闘ダメージ、100を受ける」ライフ4000から3900
「魂吸収の効果発動。カードが除外されるたびに、ライフを500回復する」ライフ2200から2700
「厄介な…」
「カードを伏せ、ターンエンドだ」
もこっち ライフ3900
手4 場 伏せ1
アムナエル ライフ2700
手2 場 異次元の生還者 魂吸収 次元の裂け目 伏せ1
「私のターン、ドロー。速攻魔法、魔法効果の矢を発動」
「温い。カウンター罠、マジック・ジャマー。手札を一枚捨て、魔法カードの発動と効果を無効にして破壊する。
今捨てたのは異次元の戦士、よって次元の裂け目により除外され、魂吸収によりライフ回復」ライフ2700から3200
「魔法カード、デビルズサンクチュアリを発動。メタルデビルトークンを特殊召喚。そしてトークンを生贄に、ブローバックドラゴンを召喚!」
「ほう、ギャンブルか。懐かしいな、錬金術師として旅をしている間、何度かやった事がある」
「何故?」
「路銀の調達だ」
「…錬金術とは何なのか。効果発動!対象は次元の裂け目。コイントス!裏!そして…裏、表か。
バトル!異次元の生還者を攻撃!」
「ぐっ」ライフ3200から2700
「魂吸収の効果発動だな」
「いかにも。無意味な攻撃だな。異次元の生還者はエンドフェイズに私の場に戻ってくるのだから」ライフ2700から3200
「…ターンエンド。」
「エンドフェイズだ、帰還せよ、異次元の生還者よ」
もこっち ライフ3900
手2 場 ブローバックドラゴン 伏せ1
アムナエル ライフ3200
手1 場 異次元の生還者 魂吸収 次元の裂け目
「私のターン、ドロー。異次元の生還者を生贄に、聖堂騎士イシュザークを召喚。」
「…攻撃力2300」
「魂吸収の効果発動。ライフ回復」ライフ3200から3700
「攻撃力は互角、だがエンドフェイズに生還者が戻ってくる…」
「その通り。バトル!イシュザークでブローバックドラゴンを攻撃!」
「迎え撃て!」
ブローバックドラゴンの射撃が何発か直撃するが、イシュザークの動きは止まらない。
そのまま切り伏せるが、ブローバックドラゴンの爆発に巻き込まれてイシュザークも破壊される。
「魂吸収の効果発動。ライフを1000回復する」ライフ3700から4700
「……」
「ターンエンド。異次元の生還者は帰還する」
もこっち ライフ3900
手2 場 伏せ1
アムナエル ライフ4700
手1 場 異次元の生還者 魂吸収 次元の裂け目
「私のターン、ドロー。ダブルコストンを召喚。魔法カード、二重召喚を発動。」
「ほう?」
「ダブルコストンは闇属性モンスターを召喚する場合、一体で二体分の生贄になる。二体分の生贄を捧げ、デモニックモーターΩを召喚!」
「ふっ、そう来たか。魂吸収の効果でライフを回復する」ライフ4700から5200
「バトル!デモニックモーターΩで異次元の生還者を攻撃!モーターバイオレンスッ!」
デモニックモーターΩが剛腕で異次元の生還者を殴り飛ばす!
凄まじく嫌な音と共に次元のはざまに吹っ飛ぶ異次元の生還者。
もう一体の方は冷や汗を垂らす。
「ぐううっ」ライフ5200から4200
「魂吸収の効果でライフを回復しようと、闇のゲームで発生するダメージは蓄積する。デュエルが終わるまで持つかな?」
「…敵の心配をしている場合かね?魂吸収の効果発動だ」ライフ4200から4700
「ターンエンド。エンドフェイズにモータートークンを特殊召喚」
「こちらも異次元の生還者が帰還する」
異次元より舞い戻る生還者は、眼前にデモニックモーターΩが居る事に気が付くと硬直する。
もこっち ライフ3900
手0 場 デモニックモーターΩ モータートークン 伏せ1
アムナエル ライフ4700
手1 場 異次元の生還者 魂吸収 次元の裂け目
「私のターン、ドロー。魔法カード、増援を発動。デッキから二体目の異次元の生還者を手札に加え、召喚。
バトルだ。異次元の生還者でモータートークンを攻撃」
「温い。永続罠、ガリトラップピクシーの輪。攻撃力が一番低いモンスターに攻撃は出来ない」
「…バトル終了。異次元の生還者を守備表示にして、ターンエンドだ」
もこっち ライフ3900
手0 場 デモニックモーターΩ モータートークン ガリトラップ
アムナエル ライフ4700
手1 場 異次元の生還者 異次元の生還者 魂吸収 次元の裂け目
「私のターン、ドロー!来たか、永続魔法、エンジンチューナー!場の機械族は全て攻撃表示になり、その守備力の半分、攻撃力がアップする!」
「ふっ。似ているな」
「…何の話だ?」
「君のデッキと私のデッキは似ている」
「ビートダウンだな。」
「そういう話では無い。破壊と再生の術。君の機械デッキは破壊されても再生し、戦線を維持する。私の異次元のデッキのように」
「…デュエルに戻らせて貰う。今のデモニックモーターΩの攻撃力は2800から3800だ。魂吸収は厄介だが、それを上回る火力で焼き尽くすだけだッ!行け、デモニックモーターΩ!モーターバイオレンスッ!」
「ぐううううっ!」ライフ4700から2700
魂吸収の効果が発動する
「……」ライフ2700から3200
「ターンエンド。モータートークンを特殊召喚」
「こちらも、異次元の生還者を特殊召喚する」
もこっち ライフ3900
手0 場 デモニックモーターΩ モータートークン モータートークン エンジンチューナー ガリトラップ
アムナエル ライフ3200
手1 場 異次元の生還者 異次元の生還者 魂吸収 次元の裂け目
「私のターン、ドロー!異次元の生還者を守備表示のまま、カードを二枚伏せ、ターンエンドだ」
もこっち ライフ3900
手0 場 デモニックモーターΩ モータートークン モータートークン エンジンチューナー ガリトラップ
アムナエル ライフ3200
手0 場 異次元の生還者 異次元の生還者 魂吸収 次元の裂け目 伏せ2
「私のターン、ドロー!二体のトークンを生贄に、リボルバードラゴンを召喚!」
「この瞬間永続罠、マクロコスモスを発動!このカードが場にある限り、墓地に送られるカードは全て除外される。さらにデッキから原始太陽ヘリオスを特殊召喚!」
「リボルバードラゴンの効果発動。対象は異次元の生還者だ」
「リバースカードオープン、グランドクロス!場にマクロコスモスがある時発動できる。相手に300ポイントのダメージを与え、場の全てのモンスターを破壊する」
「?!」
何もかもが破壊されていく。リボルバードラゴンも、デモニックモーターΩも。異次元の生還者達も原始太陽も。
「やってくれる…」ライフ3900から3600
「グランドクロス、異次元の生還者二体、原始太陽、デモニックモーターΩ、リボルバードラゴン。6枚のカードが除外され、ライフは3000回復」ライフ3200から6200
「……ターンエンド」
「エンドフェイズ。帰還せよ、異次元の生還者達よ」
もこっち ライフ3600
手0 場 エンジンチューナー ガリトラップ
アムナエル ライフ6200
手0 場 異次元の生還者 異次元の生還者 魂吸収 次元の裂け目 マクロコスモス
勝敗は決した。だが、もこっちの双眸から光は消えない。
視線だけで人を殺せる力があれば、アムナエルは10回は絶命していただろう。
「私のターン、ドロー!終わりだ、行け、異次元の生還者達よ!」
「…こんな所…で…」ライフ0
意識が遠くなる直前、黒木は誰かが自分の名前を呼ぶ声を聴いた…
視界の端に赤い色の服が見えた。
アムナエルは再生と滅びを錬金術と言って居ましたが、そうなると死者蘇生を使いまわす闇マリクのデッキは錬金術らしいのでしょうか?