修学旅行も終わり、再び学園生活が戻ってきた。
早朝、もこっちが散策していると白い制服を着た生徒にデュエルを挑まれる。
「私とデュエル?」
「さぁ、おたくはこの挑戦を受けますか!」
「…クイズ使いの神田か。以前から言いたいと思っていたことがあるが、言葉より体感したほうが早いだろうな」
互いに距離を取り、ディスクを起動する。
デュエル!
もこっち ライフ4000
手5 場
神田 次男 ライフ4000
手5 場
「先攻はもらいます、ドロー!永続魔法クイズ・アワーを発動!」
「これがキーカードのようだな…」
「レディース&ジェントルメン!イッツ、クイズ・アワー!」
「観客がいないのが寂しいな」
周りを見渡し、冷たく言うもこっちだが、それにもめげずにきっちり役を演じる彼を見ていると案外大物だな、と評価を修正する。
「フィールドに、「オシリスの10」、「ラーの10」、「オベリスクの10」をセットする。このクイズ・パネルは攻守0のカードです。存分に攻撃してください。
今回の回答者は黒木智子さん。そして出題者は、この神田次男です。カードを伏せてターンエンド」
もこっち ライフ4000
手5 場
神田 次男 ライフ4000
手4 場 セットモンスター セットモンスター セットモンスター クイズ・アワー 伏せ1
「手札二枚の消費で、モンスター三体展開するか。私のターン、ドロー!
魔法カード、融合!手札のリボルバードラゴンとブローバックドラゴンを融合!融合召喚!ガトリングドラゴン!」
「が、ガトリングドラゴン!そいつの効果は!」
「魔法カード、融合解除を発動」
「?おたく、ガトリングドラゴンの効果は使わないのですか…?」
すべて成功すれば場をがら空きにしたうえで攻撃できる状況にも関わらず、もこっちは効果を使わず駒を揃えていく。
「魔法カード、強欲な壺を発動、二枚ドロー。強化支援メカヘビーウェポンを通常召喚。魔法カード、機械複製術を発動。デッキからヘビーウェポンを二体特殊召喚。
一体の効果発動、リボルバードラゴンにユニオンさせる」
「おたくは一体何を考えて…」
「バトル、まずヘビーウェポンでオベリスクの10を攻撃」
「クイズ・バトル・オベリスクの10のリバース効果発動!これから出すクイズを10秒以内に答えてください」
「逃げ惑う民、弾圧される民、団結するレジスタンス」
即座に答えるもこっち。唖然とする神田。
「問題は大革命に必要なカード、だろう?」
「ぐっ、正解です…僕は500のダメージを受け、デッキ・手札からオベリスクの20をセットします!」ライフ4000から3500
「二体目のヘビーウェポンでオベリスクの20を攻撃!」
「クイズ・バトル・オベリスクの10のリバース効果発動!」
「1だ、お互いの墓地に眠るモンスターのレベルの合計だろう?今はクイズ・バトル・オベリスクの10しかいない。そしてそいつのレベルは1だ」
「ま、まさか…僕は800のダメージを受け、デッキ・手札からオベリスクの20をセットします!」ライフ3500から2700
「ブローバックドラゴンでオベリスクの30を攻撃!」
「クイズ・バトル・オベリスクの10のリバース効果発動!」
「ウィジャ盤、封印されしエクゾディア、終焉のカウントダウン」
「特殊な勝利条件を発生させるカード…正解です、僕は1200のダメージを受けます…」ライフ2700から1500
「リボルバードラゴンでセットされているラーの10を攻撃!」
「クイズ・バトル・ラーの10のリバース効果発動!」
「ガガギゴ、ギガ・ガガギゴ、ゴギガ・ガガギゴ、ガガギゴ、ギガ・ガガギゴ、ゴギガ・ガガギゴ、ガガギゴ、ギガ・ガガギゴ、ゴギガ・ガガギゴ」
「ぐっ、やはりおたくはクイズを全部知っていますね?」ライフ1500から1000
ラーの10で500のダメージを受け、神田はデッキからラーの20をセットする。
「確かにそのデッキは面白い。だが答えが知られていてはクイズにならない。しかしそのデッキは衆人環視の中でこそ映えるデッキ。
ペガサス会長に毎回違うクイズを出せるよう頼んだらどうだ?例えば強欲な壺の歯は何本か、とか。」
「助言、感謝します。ですがこれでおたくの攻撃は終了」
「いいや。速攻魔法、コンビネーションアタック。ユニオンを解除し、現れろ、強化支援メカヘビーウェポンよ。
そしてこの効果を受けたリボルバードラゴンはもう一度攻撃できる。バトルだ、強化支援メカヘビーウェポンでセットされたラーの20を攻撃。さて、こればかりは引き次第、だな」
ラーの20はデッキからテキストが50字以下のカードをドローせよ、というクイズ。
どうやらペガサス会長の中ではこれはクイズらしい。
「引いたのはデモニック・モーター・Ω、50字以上なので800のダメージを受ける。」ライフ4000から3200
「デッキから、ラーの30をセット!」
「リボルバードラゴンで攻撃!」
「僕はデッキからカードを一枚選択します、そのカードに書かれているモンスターの数を答えてください。僕が選んだのは、百獣大行進!」
「19体」
「…正解、です」ライフ0
デュエルが終わり、神田は座り込む。
「タネがばれたクイズでは勝ち続けることは難しいだろうが、レディース&ジェントルメン!イッツ、クイズ・アワー!と言っていた時のお前は輝いている。
そちらの道を模索したらどうだ?では、な」
そう言い残し、もこっちは立ち去る。
拙作で登場しなかったクイズ。
オシリスの10:腕立て伏せを20回せよ
オシリスの20:今、何ターン目?
オシリスの30:1分間息を止めよ
ペガサス会長の中でこれがクイズというのが驚きです。