沈痛な表情をしていたペガサス会長だったが、ややあってその場を立ち去る。
これで神のカードが光の結社にわたることは無くなった。
ただ、まだ問題は残っている。
自室に戻り、もこっちはデッキを練る。
『…勝てるのか?』
「勝たねばならない。」
明日、洗脳された七星門の守護者メンバーを倒す。
無論、強化はされているだろうが…。
翌朝。
「へぇ、お前も光の洗礼を受けに来たか?」
「今からお前の頭を覚ましてやる」
こいつは中途半端に追い詰めると危険だ。ワンターンで仕留める。
デュエル!
もこっち ライフ4000
手5 場
ホワイト十代 ライフ4000
手5 場
「俺の先攻、ドロー!俺は魔法カード、E-エマージェンシーコールを発動!デッキからE・HEROソリッドマンを手札に加える。
魔法カード、増援を発動!デッキからシャドーミストを手札に加える!俺はE・HEROソリッドマンを召喚!効果発動!
手札のHEROを特殊召喚!手札からシャドーミストを守備表示で特殊召喚!シャドーミストの効果発動、デッキからチェンジと名の付く魔法カードを手札に加える。俺が手札に加えるのはマスク・チェンジ!カードを二枚伏せ、ターンエンド!」
もこっち ライフ4000
手5 場
ホワイト十代 ライフ4000
手3 場 ソリッドマン シャドーミスト 伏せ2
「私のターン、ドロー!」
「リバースカードオープン!速攻魔法、マスク・チェンジ!場のシャドーミストを墓地に送り、変身召喚!M・HEROダーク・ロウ!
墓地に送られたシャドーミストの効果で、デッキからE・HEROエアーマンを手札に加える!」
「一枚のカードで融合召喚か、便利だな」
「もう一枚、マスク・チェンジを発動!場のソリッドマンを墓地に送り、変身召喚!M・HEROダイアン!墓地に送られたソリッドマンの効果発動!墓地の同名カード以外のHEROを守備表示で特殊召喚!来い!シャドーミスト!効果発動、デッキから三枚目のマスク・チェンジを手札に加える!」
「随分とせわしないな、遊城十代。今は私のターンだぞ」
「ああ、そうだったな」
相手ターンに好き勝手動く十代に呆れつつも、この布陣は中々厄介だ。何より次のターンにはまた動ける準備が出来上がっている。
「…魔法カード発動。融合!手札のリボルバードラゴンとブローバックドラゴンを融合!
来い、ガトリングドラゴン!さらに、強化支援メカヘビーウェポンを召喚!」
「攻撃力2600か、だがそいつの効果を使っても…」
「コイントス…裏、裏、裏か。ならば強化支援メカヘビーウェポンをガトリングドラゴンとユニオンさせ、攻守を500アップさせる。
バトルだ!ガトリングドラゴンでダイアンを攻撃!さらにリミッター解除を発動!」
強化されたガトリングドラゴンの攻撃力は6200、ダイアンは立ち向かうも蹴散らされる!
「ぐうっ!だが、次のターンで」ライフ4000から600
「次などない。速攻魔法、コンビネーションアタック!ユニオンを解除する。これでガトリングドラゴンはもう一度攻撃が出来る。
ダーク・ロウを攻撃!」
「うわぁああああああ!」ライフ0
さて、まずは一人。
デッキをシャッフルし、新手にもこっちは目を向ける。
「おのれ、光の結社に逆らう愚か者め!」
「次はお前か、万丈目」
「違う!今の俺は万丈目ホワイトサンダーだ!」
これを録音しておいて、同窓会で流したらどんな顔をするのだろうか?
ふと思いついたが、今はデュエルに集中するべきだ。
デュエル!
もこっち ライフ4000
手5 場
ホワイトサンダー ライフ4000
手5 場
「あんな力押しはこの俺には通用しない!俺の先攻、ドロー!俺は魔法カード、融合を発動!手札のガゼルとバフォメットを融合!
来い、有翼幻獣キマイラ!守備表示だ!」
「ほう、遊戯デッキの切り込み隊長か。」
「俺はカードを伏せる。ターンエンド!」
もこっち ライフ4000
手5 場
ホワイトサンダー ライフ4000
手2 場 キマイラ 伏せ1
「私のターン、ドロー!私はツインバレルドラゴンを召喚!コイントス!表、表か。キマイラを破壊する!」
「ふっ、なら俺はキマイラの効果でガゼルを攻撃表示で特殊召喚!」
「何?」
効果が通ろうと通るまいとこのターンは仕掛ける気はなかったもこっちは、警戒を強める。
バフォメットの守備力は1800、こちらではなくガゼルを攻撃表示とは。となれば警戒すべきは
「…ジャスティブレイクか。ならばカードを二枚伏せる。ターンエンド!」
もこっち ライフ4000
手3 場 ツインバレルドラゴン 伏せ2
ホワイトサンダー ライフ4000
手2 場 ガゼル 伏せ1
「俺のターン、ドロー!俺は幻獣クロスウィングを召喚!そして罠発動!連鎖破壊!俺はデッキのクロスウィングを破壊する!」
「む、伏せはそのカードだったのか。警戒しすぎたか?」
「墓地に送られたクロスウィングの効果発動、場の幻獣の攻撃力を300ポイントアップする。墓地には二枚、よって攻撃力は600アップする!」
「攻撃力2100と1600か」
「ふっ、光の洗礼を浴びせてやろう!俺はカード・アドバンスを発動!デッキからカードを5枚確認し、好きな順番で並び替える!
このカードを発動した後、俺はもう一度通常召喚が出来る!俺は場のクロスウィングを生贄に、幻獣ロックリザードを召喚!」
「レベル7なのに生贄一体、生贄を軽減する効果持ちか?」
「その通り!こいつは幻獣と名の付くモンスター一体で生贄召喚が出来る!そして墓地にクロスウィングが送り込まれたことで…」
「場の幻獣は攻撃力900アップか、攻撃力3100と2400とはな」
「さぁバトルだ!ロックリザードでツインバレルドラゴンを攻撃!」
「罠発動、聖なるバリアミラーフォース。これで攻撃モンスターはすべて破壊だ」
光のバリアが幻獣を吹き飛ばす!
「意外と脆かったな、万丈目…?」
ふともこっちは上を見上げる。岩のようなものが降ってくる。
とっさにディスクを盾にかばう姿勢をとるもこっち。
「ロックリザードは相手のカード効果で破壊され墓地に送られた時、相手に2000のダメージを与える!」
「やってくれる!」ライフ4000から2000
「ターンエンドだ」
もこっち ライフ2000
手3 場 ツインバレルドラゴン 伏せ1
ホワイトサンダー ライフ4000
手0 場
「私のターン、ドロー!魔法カード、モンスターゲートを発動!場のツインバレルドラゴンを生贄に、デッキの上からカードをめくる
一枚目、名推理。二枚目、闇の誘惑、三枚目…リボルバードラゴン!攻撃表示で特殊召喚!そして可変機獣ガンナードラゴンを召喚!」
「ぐっ、光の結社が」
「二体でダイレクトアタック!」
「うわぁああああああ!」ライフ0
デッキをシャッフルし、ディスクを収納したもこっちは次の相手に目を向ける。
「三沢か。」
「ふっ、今の俺はホワイト三沢だ!」
「…やれやれ」
ややあきれつつ、ディスクを起動するもこっち。
デュエル!
もこっち ライフ4000
手5 場
ホワイト三沢 ライフ4000
手5 場
「先攻は譲ろう」
「ならば私のターン、ドロー!メカ・ハンターを召喚!カードを伏せ、ターンエンド!」
もこっち ライフ4000
手4 場 メカ・ハンター 伏せ1
ホワイト三沢 ライフ4000
手5 場
「俺のターン、ドロー!見せてやる、これが光だ!俺はインヴェルズを呼ぶ者を召喚!」
「…光?」
現れた昆虫を模した悪魔族を見つめるもこっち。モチーフは鈴虫だろうか?
光とはいったい何なのか。
「俺は魔法カード、カードアドバンスを発動!デッキの上から5枚確認し、好きな順番で並び替える。その後、もう一度生贄召喚が出来る!」
「ほう」
「俺は場のインヴェルズを呼ぶ者を生贄に、インヴェルズ・モースを召喚!効果発動!ライフを1000払い、お前の場のカードを二枚まで手札に戻す!
さらに、生贄にされたインヴェルズを呼ぶ者の効果発動!デッキから下級インヴェルズを特殊召喚!」
蛾をモチーフにした悪魔を見やり、もこっちは三沢の狙いを推察する。
「2400と呼ぶものから推察するに1700打点クラスはあるか、ワンターンキルデッキとは随分と攻撃的だが、罠発動!和睦の使者!
まぁ、メカ・ハンターは手札に戻るが」
「ならば、俺はデッキからインヴェルズの先鋭を特殊召喚!こいつは場から墓地に送られれば、場の融合モンスターを破壊するぞ!」
蜂をモチーフにした悪魔族が現れる。
「このターン攻撃しても意味はないか。俺はカードを二枚伏せ、ターンエンド!」
もこっち ライフ4000
手5 場
ホワイト三沢 ライフ3000
手1 場 モース 先鋭 伏せ2
「私のターン、ドロー!おろかな埋葬を発動、デッキから人造人間サイコ・ショッカーを墓地に送る。そしてメカ・ハンターを召喚。
魔法カード、戦線復活の代償を発動!場の通常モンスターを墓地に送り、墓地のモンスターを特殊召喚!」
「サイコショッカーの蘇生が狙いか、罠発動!侵略の手段!デッキからインヴェルズを墓地に送る!インヴェルズの斥候を墓地へ!
そして場のインヴェルズの攻撃力を800ポイントアップ!先鋭の攻撃力は2650だ!」
「モースを強化しない?私は墓地からサイコ・ショッカーを特殊召喚!これで場の罠は発動できない」
「そう思っているなら、攻撃するがいい」
強気な三沢を見、もこっちは最後の伏せは発動を阻害された罠ではないと見抜く。
警戒すべきはこちらの行動を阻害する速攻魔法であることだ。月の書とか。
「サイクロンを発動!その伏せカードを破壊する!」
「リバースカードオープン!速攻魔法、侵略の一手!場の生贄召喚されたインヴェルズを手札に戻し、一枚ドローする!
モースを手札に戻し、一枚ドロー!」
「フリーチェーンだったか、魔法カード、トランスターンを発動!場のサイコショッカーを墓地に送り、それよりレベルが1つ高い同族・同属性モンスターを特殊召喚!
来い、リボルバードラゴン!効果発動!コイントス!表、裏、表!」
「なっ?!」
「よって、先鋭を破壊!バトルだ、リボルバードラゴンでダイレクトアタック!」
「ぐうううっ!」ライフ3000から400
「ターンエンド」
もこっち ライフ4000
手1 場 リボルバードラゴン
ホワイト三沢 ライフ400
手3 場
「ぐっ、俺のターン、ドロー!メインフェイズ開始時、俺の魔法・罠ゾーンにカードが存在しないとき、墓地のインヴェルズの斥候を特殊召喚できる!」
「黄泉ガエルみたいな効果だな」
「ただし、このターン俺は特殊召喚は出来ない」
「だが、生贄召喚を得意とするテーマなら関係ないか」
「魔法カード、悪夢再びを発動!墓地の守備力0の闇属性モンスターを手札に戻す。俺は先鋭と呼ぶ者を手札に戻し、魔法カード、闇の誘惑を発動!二枚ドローして、闇属性モンスターを一枚除外!ドロー!よし!」
「俺はインヴェルズ・モースを除外!」
「上級インヴェルズを切り捨てたか、となると引いたのは」
「俺は場の斥候を生贄に、インヴェルズ・ギラファを召喚!」
「レベル7を生贄一体で召喚、生贄軽減効果を持っているのか」
「その通り!リボルバードラゴンを墓地に送り、俺のライフを1000回復する!」ライフ400から1400
「…やってくれる」
「バトルだ!ギラファでダイレクトアタック!」
「っつ!」ライフ4000から1400
「ターンエンドだ」
もこっち ライフ1400
手1 場
ホワイト三沢 ライフ1400
手4 場 ギラファ
「私のターン、ドロー!」
引いたカードを見つめ、もこっちは鋭い双眸で三沢を見る。
「…私は、ツインバレルドラゴンを召喚!効果発動!コイントスを二回行い、二回とも表なら相手モンスターを破壊する!」
「当たるはずがない!」
「答えはコインだけが知っている。コイントス!表…そして」
ゆっくりと二回目のコイントスを行うもこっち。
「表だ」
「何故だ、光の洗礼を浴びたのに…」
「行け、ツインバレルドラゴン!ダイレクトアタック!」
「うわぁああああああ!」ライフ0
これで残るは一人。
「ふん、運が良かっただけじゃない」
「…天上院か。デュエルモンスターズは少なからず運の要素が入る。ゆえに面白いと思うのだが、まぁ始めよう」
デュエル!
もこっち ライフ4000
手5 場
ホワイト明日香 ライフ4000
手5 場
「私の先攻、ドロー!私は融合を発動!手札のリボルバードラゴンと融合呪印生物闇を融合!ガトリングドラゴンを融合召喚!
モンスターをセット、カードを伏せてターンエンド!」
もこっち ライフ4000
手1 場 ガトリングドラゴン セットモンスター 伏せ1
ホワイト明日香 ライフ4000
手5 場
「ふっ、私のターン、ドロー!見せてあげるわ!これが光の結社への忠誠と引き換えに手に入れた力!
儀式魔法、機械天使の絶対儀式を発動!手札のブレード・スケーターとサイバー・プリマを生贄に捧げ、サイバー・エンジェル-美朱濡-を儀式召喚!」
「攻撃力3000、新しいサイバー・エンジェルか」
それにしても、どいつもこいつも立派なものを持っている。
貧乳属性持ちがいてもいいはずだ。
「効果発動!儀式召喚成功時、相手の場の融合召喚されたモンスターをすべて破壊し、1000ポイントのダメージを与える!」
「……」ライフ4000から3000
「バトル!美朱濡でセットモンスターを攻撃!」
向かってくる攻撃を見ながら、もこっちは冷たい双眸でにらむ。
「弱くなったな、天上院。入学したばかりの方が強かった。永続罠、モンスターBOX」
「モンスターBOX、運頼みで勝てると思っているの?」
「裏を宣言、コイントス。裏だ」
「当てた?!でも、所詮下級モンスターの守備力、私のライフは」
表になったモンスターを見て、明日香の表情が変わる
「?!アステカの…石像」
「反射ダメージは、二倍になる。」
「きゃあああああ!」ライフ0
ディスクをしまい、もこっちはメダルを回収するとその場を後にする。