そして青氷の白夜龍にはなぜサポートカードが少ないのか
青眼とレモンと銀河眼にはあんなにあるのに。
光の結社。その根拠地である元ブルー寮に入ろうとしたもこっちは、傍らに人影を感じる。
そちらを見ると。
「…丸藤先輩、随分とイメチェンしましたね」
「お前か。ここでお前とやりあってもいいが…生憎、俺はメインディッシュから食べる方でな」
「狙いは?」
「光の結社の盟主、斎王。これだけの事件を引き起こした首謀者、さぞや戦いがいがあるだろう」
ヘルカイザーになった男とともにホワイト寮へはいるもこっち。
そのエントランスに誰かが立っている。立っているのは…
「…ゆうちゃん」
「もこっち。こっちにおいでよ」
「断る。」
ヘルカイザーは一瞥するも、すぐに興味をなくしたのか、地下へ向かっていく。
「待ちなさい、斎王様のところには」
「お前の相手は私だ。構えろ」
ディスクを起動するもこっち。
「…そう。だったらデュエルだよ、もこっち!光の洗礼を浴びせてあげる!」
デュエル!
もこっち ライフ4000
手5 場
ゆうちゃん ライフ4000
手5 場
「行くよ、もこっち!光の力を見せてあげる!私の先攻、ドロー!私は魔法カード、強欲で謙虚な壺を発動!
デッキからカードを三枚めくり、その中の一枚を手札に加える!」
「光の護封剣、聖なるバリアミラーフォース、白のヴェールか。まぁ順当に行って」
「私は聖なるバリアミラーフォースを手札に加える!最も、このターン特殊召喚は出来ないけれど。
カードを伏せ、白騎士団のランサーを召喚!ターンエンド!」
先陣を切るのは槍を持った白騎士団。
もこっち ライフ4000
手5 場
ゆうちゃん ライフ4000
手4 場 白騎士団のランサー 伏せ1
「私のターン、ドロー!ミラーフォースを手札に加え、伏せカードが1枚。ミラフォだろうが、ブラフの可能性もあるか」
鋭い双眸で伏せカードをもこっちは睨む
「メカ・ハンターを召喚!カードを伏せ、ターンエンド!」
もこっち ライフ4000
手4 場 メカ・ハンター 伏せ1
ゆうちゃん ライフ4000
手4 場 白騎士団のランサー 伏せ1
「攻撃してこないか、私のターン、ドロー!魔法カード、天使の施しを発動!カードを三枚ドローして、二枚を捨てる。
白騎士団のソードマンとガードナーを捨てる!」
「…ランサーの攻撃力が300ポイントアップしたが、これは」
「白騎士団のソードマンは墓地に存在する限り、場の白騎士団の攻撃力を300ポイントアップする!」
「それで攻撃力1800か、だがまだ攻撃力が足りないな」
「私は装備魔法、グレードソードを白騎士団のランサーに装備!これにより、白騎士団のランサーは一体で二体分の生贄になる!」
「二体分の生贄、最上級モンスターか」
「私はランサーを生贄に、、青氷の白夜龍を召喚!」
青眼の白龍を模したドラゴンが現れる!
「攻撃力3000、オーナーのエースモンスターと同格か」
「フフン、あんな実戦では使えない観賞用のカードとはわけが違うわ!」
「だろうな」
オーナーが聞けば二人まとめて葬りさられそうな暴言だが、本人はおらず、忠実な社員もこの場にはいない。
「バトル!青氷の白夜龍でメカ・ハンターを攻撃!凍てつけ!」
「暑いのは耐えられるが、寒いのは苦手だな…」ライフ4000から2850
「カードを伏せて、ターンエンドだよ!」
もこっち ライフ2850
手4 場 伏せ1
ゆうちゃん ライフ4000
手2 場 青氷の白夜龍 伏せ2
「私のターン、ドロー!私は魔鏡導師リフレクトバウンダーを召喚!永続魔法、エンジンチューナーを発動!
場の機械族モンスターはその元々の守備力の半分、攻撃力がアップする!」
「攻撃力2200、でもまだ足りないよ!」
「バトルだッ!やれ、リフレクトバウンダー!」
攻撃力が不足しているにも関わらず攻撃、狙いを推察するゆうちゃんは、機械族相手に最も警戒しなければならないカードにたどり着く!
「?!リミッター解除ね、罠発動!聖なるバリアミラーフォース!」
最初から伏せられていたカードでは無く、後から伏せられたカードが発動する。
「やはり一枚目はブラフか、チェーンして罠発動!サイコ・ショックウェーブ!相手が罠カードを発動したとき、
手札の魔法・罠カードを一枚捨てて発動できる。手札の魔法カード、サイクロンを捨てて効果発動!」
「なっ?!」
ゆうちゃんは驚く。
それはもこっちが発動した罠ではなく、発動コストとして捨てられたカードである。
「どうして!サイクロンがあるなら先に発動してから」
「ミラーフォースは確かに強力。伏せられているかもしれない、というだけで攻撃への牽制になる。
だがその最大の武器は奇襲性にある。十中八九伏せられたと見抜かれた時点で、その威力は激減する。
サイコ・ショック・ウェーブの効果により、デッキから闇属性・機械族・レベル6のモンスターを特殊召喚できる!」
デッキから引き抜いたカードがミラーフォースの前に立ちはだかる。
「現れろ!人造人間サイコ・ショッカー!効果発動!ミラーフォースを無効化しろ!」
サイコ・ショッカーの能力が作動し、ミラーフォースはその輝きを失い、消え失せる。
「くっ!守備力が1500だから、攻撃力は750アップして」
「攻撃力3150になる。」
「だとしても、リフレクトバウンダーは返り討ち!」
鏡ごとたたき割られ、リフレクトバウンダーは砕け散る。
「……サイコショッカー!青氷の白夜龍を攻撃しろ!サイバーエナジーショック!」ライフ2850から2050
サイコショッカーの一撃が、青氷の白夜龍を打ち砕く!
「きゃあっ!」ライフ4000から3850
「ターンエンドだ」
もこっち ライフ2050
手2 場 サイコショッカー エンジンチューナー
ゆうちゃん ライフ3850
手2 場 伏せ1
「わ、私のターン、ドロー!速攻魔法、サイクロン!場の魔法・罠カードを破壊する」
「エンジンチューナーが破壊されるか」
「私が破壊するのは、私の伏せカード!」
「!なるほど、破壊されることで効果が発動する罠か」
プレイングミスと思うほど、もこっちはロマンチストではない。
「この瞬間、カード効果で破壊された封印の扉の効果発動!墓地の白騎士団のソードマン、ガードナー、ランサーを除外し、
白騎士団のロードをデッキから特殊召喚!」
「攻撃力2000か」
仮面をつけた騎士団長が現れる。
ただ、部下が盾、剣、槍だというのに、彼の武器は鉄球。
まぁ持つべき武器と言われても少し返答に困るが。斧だろうか?
最も斧使いはどうにもかませのイメージがあるが。
「バトル!白騎士団のロードでサイコショッカーを攻撃!」
「!反撃だ、サイコショッカー!」
投げつけられた鉄球を、サイコショッカーはサイバーエナジーショックで跳ね返し、鉄球をロードに直撃させるも、
びくともしない
「白騎士団のロードは戦闘では破壊されず、戦闘ダメージも0になる!ターンエンド」
もこっち ライフ2050
手2 場 サイコショッカー エンジンチューナー
ゆうちゃん ライフ3050
手2 場 白騎士団のロード
「…戦闘を行わないと何らかのデメリットが発生するようだな」
「ロードは戦闘を行わないと、私に800ポイントのダメージが発生するからね…」
「まぁ上司が動かないと部下はついてこないか。
私のターン、ドロー!モンスターをセットして、ターンエンド!」
もこっち ライフ2050
手2 場 サイコショッカー セットモンスター エンジンチューナー
ゆうちゃん ライフ3050
手2 場 白騎士団のロード
「私のターン、ドロー!白騎士団のロードで、セットモンスターを攻撃!
白騎士団のロードが相手モンスターを戦闘破壊するたびに、相手に300ポイントのダメージを与える!」
「そんな効果まであったのか。まぁ、こいつは破壊できなかったようだな」
白騎士団のロードが鉄球を投げつけた次の瞬間、何かが飛び出してその体に飛びつく。
その正体に気が付いたのか、白騎士団のロードは動揺する
「スフィアボム?!」
「そういう事だ、次のターンのスタンバイフェイズまでに何とかしないと、そいつは破壊される」
「…ターンエンド」
もこっち ライフ2050
手2 場 サイコショッカー スフィアボム エンジンチューナー
ゆうちゃん ライフ3050
手3 場 白騎士団のロード
「私のターン、ドロー!私はドリラゴを召喚!こいつは相手の場に攻撃力1600以上のモンスターしか存在しないとき、ダイレクトアタックが出来る。
エンジンチューナーにより、守備力1100の半分、550ポイント攻撃力がアップし、攻撃力は2150!行け!ドリリング・ドリル!」
「きゃあっ!」ライフ3050から900
「さて、これでジ・エンドだな」
もこっち ライフ2050
手2 場 サイコショッカー ドリラゴ スフィアボム エンジンチューナー
ゆうちゃん ライフ900
手3 場 白騎士団のロード
「わ、私のターン!ドロー!」
引き当てたカードを見て、ゆうちゃんの顔がゆがむ
「白のヴェール…」
「タイムアップだ」
スフィアボムが起動し、大爆発を起こす!
「きゃああああああ!」ライフ0
ディスクを収容し、もこっちも地下へ向かう。