インフィニット・ドリーム~夢を守る少年~   作:津山正太郎

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たぶんここで戦闘をかけると思うので
なんとか頑張ります





三話 待機もしくはコンプリート

ーーー同時913室 簪側

 

「はぁ」

 

私は更識簪、この学園の一年生で現生徒会長の妹という立場にある、

親友の本音とは別のクラスになるし知り合いいないしで最悪の気分で

自室に向かっていると目指していた自室から音が聞こえた

 

(もう誰かいるのかなぁ?仲良くなれるといいな、、)

 

「、、、変身!」

 

自分の大好きなヒーローがいつも叫んでいるセリフが聞こえてきたので

急いで自室のドアへと駆け寄りその先にいる人物へ声をかけた

 

「え?なに、、それ、、、?」

 

だがそこで見た光景があまりにも現実離れしていたのでそんな声しか

出すことができなかった

 

ーーー913室 霧弥側

 

見られてしまった、IS状態ならまだしもMS(マスクドライダー)状態を

見られた、とりあえずコンタクトをとってみよう

 

「つかぬことを伺うけど、どこから見ていたの?」

 

「その見た目になってから、、、だけど」

 

どうやら向こうも動揺しているらしくいきなり叫んだりはしないようだ

でも、こちらを警戒しているようで視線が怖い

 

「ちょっとごめんね、部屋に入ってもらえる?」

 

「う、、うん、、、」

 

“カション ピッ”

 

ベルトから携帯を引き抜き携帯の通話終了ボタンを押すと変身時の

逆再生のようになり、少年の素顔が明らかになった

 

「え、、男?じゃああなたが二番目の男性操縦者なの?」

 

「そうだね、如月霧弥ですよろしく」

 

「、、あっ、更識簪ですよろしく」

 

一応握手をし、自己紹介も済ませたので僕は早速本題にはいる

 

「今更識さんが見たものは絶対に誰にも言わないでくれるかな?」

 

「、、、いいよ」

 

少し不満そうに答えてくれた

 

「ありがとう、、、で、どうしてそんなに目を輝かせているんだい?」

 

その通り、会話中もずっとぼくのファイズギアを本人は気付いていないようだが

凝視していた

 

「ひゃっ!そ、、そんなことないよ」

 

「もしかして、ヒーローとか、、好きなの?」

 

そう問いかけると更識さんは顔を赤くして俯きながら蚊の鳴くような声で答えた

 

「うぅ、、、みんなにはからかわれるけど、特撮ヒーローが大好きなの、、、」

 

「いいねぇ、僕も好きだよヒーロー」

 

「本当!!冷やかしじゃないよね、、」

 

「当たり前さ、じゃなかったら『変身!』なんて言わないよ?」

 

そう言うと更識さんは明らかに嬉しそうな顔をした、花が開いたような

綺麗な表情だった

 

(この子になら他の『ギア』をあげられるんじゃないかな?)

 

その後も遅くまで色々な話で盛り上がり、その中で簪と呼んでいいということ

お姉さんがいて些細な衝突からケンカをしてしまい仲直りできていないということ

を聞いた

 

(簪の力になってあげられないかな?)

 

ーーー翌日 朝 食堂

 

「今日の朝御飯はどうしようかな?」

 

「私はAランチにする」

 

昨日話したお陰で簪と仲良くなることができこうやって一緒に

食事をすることになった、だが時折簪は少し暗い表情をすることがある

 

「霧弥って結構早起きなんだね」

 

「母さんが家事ができない人だったからね、自然と早起きして

 色々していたからね」

 

「あいせきい~~い?」

 

「あっ本音!いいよこっちこっち」

 

「あ~きりきり~おはよ~、、なんでかんちゃんと一緒なの~?」

 

まぁごもっともな質問だね男子と同室なんて誰にも言ってない

だろうからねぇ

 

「簪とは同室なんだ、この学園のことをかなり教えてもらった

 んだよ」

 

「逆になんで本音と霧弥が知り合いなの?」

 

こちらもまたごもっともな質問です、いちいちとなりの席の人を

教えたりしないもんね

 

「のほほんさんとはクラスでとなりの席なんだ」

 

「へぇ~そうだったんだ、、、ってのほほんさん?」

 

「いつもぽや~んとしてるからのほほんさんだよ」

 

「、、、なんだろうすっごく合ってる気がする」

 

そうかなぁ?いつもの様子を見ていればすぐに出てくると思うけどなぁ

もう時間がないな早く食べて教室に行かないと

 

ーーー昼 食堂

 

「はぁ、、、疲れた」

 

本当に疲れた、自分の持っているISの知識を変に披露しないように

気を使うからなんだろうけど

 

「どうしたの霧弥?疲れてるみたいだけど」

 

「きりきりはね~実はすっごい頭が良いんだよ~

 本人はすっごい隠したいみたいだけど~」

 

「当たり前だよ、そんなにアピールがしたいわけでもなければ

 目立ちたいわけでもないからね」

 

本当だ、目立ちたいわけでもないのに目立つことになって

いつの間にか代表候補生と戦うことにっちゃったし

 

「きりきりはね~怒るとすっごい怖いけど、でもかっこいい怖さだった

 んだよ~」

 

「かっこいい怖さ?どういうこと?」

 

「きりきりの目の奥に~鋭い何かがあったんだよ~」

 

「何かって?」

 

「わからないよ~でも凄みが違かったよ~」

 

ヒソヒソと簪達が話をしているが僕は構わず食べるそして食べ終わり

簪達の食べているところを見ているのが楽しい

すると、恐らく上級生であろう人たちが三人こっちに来た

 

「ちょっと良いかしら~?」

「あなたが二番目の男の操縦者よね~?」

「お姉さん達が教えてあげようか?」

 

やはり来たか、僕は自分がISを動かせることをずっと知っていた

だからそのために訓練もしてきた今更教えてもらうこともない

と思う

 

「失礼ですが、先輩方の搭乗時間はいくつですか?」

 

「300時間よ、私が一番ながいわ」

 

「すみませんが、最低でもその10倍はこなしてきてからお願いします」

 

「なっ、、あなた何を偉そうに!」

 

「僕は霧町社の所属だから軽く2000時間は搭乗時間が

 ある、それを越えている人じゃないと教えてもらえる気がしない」

 

「くっ、、、さ、、さようなら!」

 

あーあやってしまった、あんなに強く言わなくてもよかったのに

僕はだめだなぁついどうしても強く言い過ぎちゃう

 

「あら?本音、簪様、そちらの方はどちら様ですか?」

 

そんなとき大人びた声と共に背の高い女の人がやってきた

 

「あ~お姉ちゃん~」

 

「どうも、虚さん久しぶりです」

 

「?二人ともこの人どちら様?」

 

「え~っと、お姉ちゃんはお姉ちゃんだよ~」

 

「えっ!嘘!本当?!」

 

「そうだよ、全然雰囲気も見た目も似てないけど二人は

 姉妹なんだよ」

 

「へぇ~ここまで似てないのもはじめて見たかも」

 

本当だ全然似てない、本音はどこか抜けているがお姉さんの方は見るからに

真面目でしっかりしている

 

「はじめまして布仏虚です、いつも妹がお世話になってます」

 

「いえいえ、僕もお世話になってますよ、あぁ如月霧弥です

 霧弥でいいです」

 

「では私も、虚でいいですよ」

 

「わかりました」

 

その後もギリギリまで話をして、二人のしらなかったことまで

虚さんは教えてくれた、だけど別れ際に

 

「いくら同室とはいえ、簪様に変な真似はしない方がいいですよ

 命が惜しければ」

 

って言ってた意味はなんなんだろう?

 

ーーークラス代表決定戦前日 格納庫

 

「ふぅ」

 

山田先生の書類やデータの手伝いをしていたら遅くなってしまった

簪はもう寝ているかな?人使いが荒いわけではないが、大変だったなぁ

 

「?」

 

そこでふと横を見るともう人が居ないはずの格納庫から光が漏れていた

気になったので近づいてみるとブツブツとモニターと作りかけのIS?

に向かって何かしている簪が居た

 

「何をしているの?」

 

「!、、霧弥かぁおどかさないでよ」

 

「これ、、、どうしたの?」

 

「これは私が乗るはずだった専用機『打鉄弍式』、、だけど倉持技研が

 世界初のIS操縦者の専用機を作ることになったお陰で私のこの子は

 開発中止になった、、、だから私は織斑一夏が嫌い」

 

「織斑君が嫌いとかは置いといて、これ何処まで出来てるの?」

 

「半分くらい、、、かな?」

 

「なら、霧町社が簪のISを完成させよう、一つの仕事をやり遂げられない

 倉持技研に代わって」

 

「そんな情けは要らない!!この子は私がお姉ちゃんを越えるために

 絶対一人で作らなきゃいけないんだ!」

 

「一人で無理をして、それでほんとに越えたって言えるのかな?」

 

「わからないよ!!でも、、やらなきゃいけないんだ」

 

「一人でやることは確かにすごい」

 

「なら何で、、」

 

「でも、人を頼り何かを共に成し遂げることの方がもっと

 凄い、他人を頼るのって相当な勇気がいるからさ」

 

「じゃあ霧弥は誰かを頼ったの?」

 

「あぁ、初めて会った時のアレだって母さんに協力してもらって

 作り上げられたんだ、誰かを頼ることは悪いことじゃない」

 

「私には、、、まだ分からない、、、」

 

そう言って簪は走っていってしまった、追いかけても良いことは

なさそうだ、明日全てを見せてあげよう、、それで証明する

 

ーーークラス代表決定戦 朝

 

今日はクラス代表決定戦、面子とかプライドのために戦うんじゃなく

たった一言を訂正させるために戦う

 

「Aピットはここか、ん?」

 

そこには目を少し赤くした簪が居た、そういえば昨日布団の中で

少し泣いていたな

 

「どうしたんだい?」

 

「霧弥の戦う姿をここから見たい、何か分かるかもしれないから」

 

“では、第一試合を行います セシリア・オルコット選手如月霧弥選手

 アリーナへ入ってください”

 

「もう入っていますわ」

 

相手はもう準備万端のようだ、早く行かなくてはな

 

「じゃあ簪、見ててよ僕の、、、

 “Standing by”、、変身!!“Complete”」

 

そう叫び赤い光に包まれた僕はまばたきひとつする間に

ISを身に纏っていた

 

「如月霧弥『コードファイズ』いきますっ!!」

 

赤い光の残像を残しながら大空へと僕は飛び立った

 

 

 

 

 




本当にすみません、次は絶対戦闘シーンを書くので

ちなみに『コードファイズ』の見た目は
全身装甲でファイズがさらにファイズっぽいISをまとった感じです
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