グレイとシェリアが好きなのにどっちも、長編がないよーーーーーーーーーー!
はっ!((((;゜Д゜)))書けばよくね?
てな訳で書きました。
処女作なので、温かく見守ってください♪
2017/09/27 編集しました。
第1話 俺が滅悪魔導士になった日
X772年2月4日、一人の少年と一人の男が笑いながら街へ続く道を歩いていた。少年の方は幼さを感じさせる顔立ちでありながら、どこか将来への期待を持たせ、少したれ気味の目が印象的である。共に歩く男はかなり少年の方と似ており、それでも少年にはない男らしさが見える出で立ちがあった。
side グレイ
「母さん、待ってんだろうなぁ。でも、なんでわざわざ隣町までいったんだ? 家の近くにもあるだろケーキ屋」
「お前も女心ってもんが、わっかてねぇなー」
俺はグレイ・フルバスター。北の大地にある街に親父と母さんとの三人で住んでいる。今日は母さんの誕生日で親父と隣町のケーキ屋に行き、今はその帰り道だ。美味しそうなケーキの入った箱を抱えている。
「んだと! 親父だってエロ本がばれて母さんに怒られてたじゃねえか。」
口にこそ、出さねぇけど、まだ、親父はエロ本を大量に持っていやがる。浮気はしてねぇみたいだが、今度母さんにチクってやろうか。
「バァカ、俺は良いんだよ。つーか、俺が言ってんのは近くの店より遠くのちょっと美味い店のが良いって話だ。」
「なんだそりゃ? ちょっとなら近くのが良いだろうが。これだから、
やっぱ、チクってやろう。そんで、母さんに怒られろ。普段は優しい母さんも怒ってる時は鬼みてーだからな。
「おい、なんて書いた今。含みを感じるぞ。つーか、そうじゃねぇよ。ちょっとでも美味いものをわざわざ買ってきた、てのが大事なんだよ。」
メタい発言しやがって、書いたってなんだ、書いたって。
「お前も十分メタいわ! だから、愛する奴の為に苦労も
「へーい」
くだらない話をしつつ、街全体を見渡せる高台まで帰ってきた。ふと、街へ目を向ける。視界の先では、炎が街を囲む様に上がっており、街の中心では巨大な黒い化け物が、その大きな腕で建物を人ごとなぎ払っている。
「おとーさん! おかあさーん! どこにいるのー! たすけてよー!」
「逃げろーー! 悪魔だ、悪魔が暴れてるぞー! シルバーさんを呼べ!」
「クソ! 何でこの街に悪魔が居るんだ」
響く、悲鳴、怒声。街を見渡せるとはいえ、まだ少し街と距離のあるこの場所まで、声が届く。
あまりの事に俺は、ケーキの入った箱から手を離してしまった。
「お、親父、これは……」
グラッと大地が揺れ、大気が震える。俺の隣にいる親父の空気が変わった。親父は氷の
「グレイ、よく聞け。あのデカイのは悪魔、それもゼレフ書の悪魔『デリオラ』だ。俺じゃ勝てねー。早く逃げろ。時間ぐらいなら稼げる」
親父がいつもよりも、低くなった声で俺にそう告げる。ただ、俺には何を言ってるか、わからなかった。
「何を言ってるんだよ親父。親父なら勝てるだろ?」
声が震えてしまう。親父はとても強い。魔導士としても、人としても。そんな親父が負ける? 嘘だろ?
「いいから早く逃げやがれ! 火の回りが速いな。まずは、火を止める。氷魔王の
親父の魔法が街を囲っていた炎を一瞬で氷結させた。……圧巻とはこういうことを言うのだろうか。街は決して小さくなく、寧ろ大陸で三番目に大きな街だ。魔導士ではない俺でも、その巨大な力の凄さが理解できた。
「っ、デリオラの野郎、こっちに向かって来やがった! あの様子じゃ、すぐに来ちまう! グレイ、逃げろ!速く!」
デリオラがこちらへ迎ってくる。一歩ずつ、ゆっくりと。しかし、足取りは確かで、障害となるはずの建物や氷塊を全て破壊し、この高台まで上ってきた。デリオラが巨大な腕を大きく振りかぶった。俺はその場から、まだ動けていなかった。
「氷魔王の
怒鳴りながら、滅悪魔法の構えをとり、親父は何層にもおよぶ氷の壁を、俺と親父の前に作る。しかし、次の瞬間鳴り響く破砕音。デリオラの放った拳がたやすく氷の壁と俺を庇うようにたった親父を貫いた。
「ったく、だから早く逃げろつったのによ。時間稼げるって言う嘘がバレちまったじゃねぇか。っち、相変わらず強ぇ奴だ」
親父は真っ赤に染まった体をおこしながら、軽口を叩く様に、いつものおどけた声音で言った。親父は何でもない様に、立ち上がったが、実際の所、既に死にかけの状態だろう。
「お、親父? おい! 親父! 死ぬなよ、親父が死んじまったら、誰が母さんを助けるんだよ!」
俺が逃げなかった所為だと、わかっていても、それしか俺は言えなかった。
「グレイ、男が泣くんじゃねぇ。
「くそっ……」
俺が逃げなかった所為だ。俺が、俺が悪いんだ。
「グレイ、よく聞け。デリオラは母さんの体に俺の師匠が封印していた悪魔だ。だが、暴れているところを見ると、どうやら封印が解かれたらしい。封印はデリオラの宿主である母さんを殺さないと解けない。俺の言いたいことがわかるな?」
「母さんが死んだのか?」
俺の頭の中に、優しく笑っている母さんの顔が浮かんだ。母さんが死んだ。俺の所為で、親父も死んじまうのだろうか。
「あぁ、それも誰かに殺されてだ。ぐはっ……」
親父の口から血が、かなりの量で流れる。
「親父!」
俺の所為で親父が死ぬ。俺の所為で、俺の所為で、俺の所為で、オレノセイデ、オレノセイデ、オレノセイデ……
「……グレイっ! しっかりしろ、時間がねぇ。デリオラをお前に封印する。これ以上
親父の言葉には重みがあった。俺は親父の言葉を信じ、迷いながらだが、右手を出した。
「滅悪魔法奥義
親父が魔法を使った瞬間親父の体が少しずつ、足から、腕から氷に変わり、デリオラを包んでいき、俺の体へ流れてくる。
「親父?」
「わりぃ、グレイ。滅悪魔法を使えるようにはしてやれたが、教えてやれねぇや。ここより北にある山に、俺の弟子のウルという女がいる。お前を育ててくれっだろうし、滅悪魔法も教えてくれっかもな。グレイ、強くなれ。俺が守れなかったものを守ってくれ。じゃあな」
「親父ーーーーーー!!!!!!!」
俺は体に流れてくる黒いナニかと力強い親父の氷を、俺の両親の力をその時受け継いだ。
この日俺は滅悪魔導士になった。
滅悪魔法奥義 絶対氷結
・原作の絶対氷結を使って悪魔を人に封印する魔法。封印された人はNARUTOの人柱力のようになる。また、滅悪魔導士であるシルバー(グレイの父)が自らグレイへ入ったので滅悪魔法を引き継いだ。
さて、いかがだったでしょうか?短くシリアスだった気がしますが、次回からはもう少し長く明るく書きたいです。
では、第2話でまた、会いましょう♪