氷の滅悪魔導士と天空の滅神魔導士   作:狐月狗沙狸(黒

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こ・ん・に・ち・は! 狐月狗沙狸(黒です。

六話できましたよ。
六話書けましたよ。

もうね、投稿できるだけで幸せなのさ!
目指せ『週一投稿』。

R18なタイトル……。
はい、本編どうぞ!


第六話 俺がシェリアに抱かれた日

sideグレイ

 

 今日は学園の図書室にシェリア、そしてメルディと来ている。というのもメルディの使う魔法は殆どが所持(ホルダー)系の魔法なので、五月末にある()()に備えて能力(アビリティ)系の魔法も使えるようにするためだ。

 

「シェリア、風魔法の本って図書室にある?」

「あるよ、ちょっと待ってて」

 

 少しして、シェリアが持ってきた本は三冊あった。一冊目は少し厚めの緑の本。二冊目は青い小さな本。三冊目は灰色の古い本だった。

 

「メルディのリクエストしてた風魔法の本はこの緑の本だよ。私の使ってる風魔法はこの本に載ってた魔法をアレンジしたものなの」

「じゃあ、この魔法使えるようになったらシェリアみたいに空を飛べるようになるの?」

「へぇ、そいつは良いなぁ。俺も飛んでみてぇぜ」

 

 空を自由に移動出来りゃあ、それだけで相手の上をとれる。移動も楽だしな。そしてなにより、上空からの覗きが出来る(どやぁ)。

 

「うーん、でも能力系の魔法には魔導士との相性があってね、使えるようになるかはその人次第だから……」

「えー、なにか相性を調べる方法はないのー?」

「あるよ。グレイ君、この本のタイトルに触れてみて」

 

 少し微笑みながら渡されたのは青い小さな本。タイトルには『相性の書』と書かれている。言われた通りタイトルに触れてみると、本が青く光り、いくつかのページが輝きだした。

 

「おぉ、これどうなってんだ!」

「わぁ、キレイ!」

「その本はね、持った人の魔力に反応して輝くの。反応したページがグレイ君の使える魔法の属性について書かれているページだよ」

 

 輝いているのは六ページ。水、氷、無、影、闇、消失(ロスト)と書かれたページだ。大体は分かるが、消失ってなんだ? 手を離すと本は光を失い元の状態に戻った。つか、イメージできる限りこの殆どの属性がデリオラのじゃねぇか。

 

「グレイ、いっぱい属性もってるね! わたしにも、やらせて!」

「ほらよ、メルディ」

 

 メルディが触れると、またいくつかのページが輝いた。今度は三ページで属性は無、光、闇。前二つはともかく、闇とは驚きだ。メルディは何というか天真爛漫なイメージがあるというのに。

 

「残念、風の属性を二人は使えないみたいだね」

「……シェリアぁ」

 

 涙目で、メルディは上目遣いでシェリアを見上げている。ズッキューン! という音が隣から聞こえた。どうやら、落ちたな。

 最近シェリアがメルディにメロメロでラブコメっている。ぶっちゃけ俺にとって一番のライバルはメルディだろうな。覚えてろよ、メルディ! いつか必ずお前を倒して……死亡フラグだな、これ。

 

「メルディ、安心して! 愛があれば魔法は使える、空だって飛べるよ!」

「シェリア! でも、風魔法を使えないのにどうすれば空を飛べるの?」

「それはね、この本を見ればわかるよ!」

 

 そういって、シェリアが掲げたのは残っていた灰色の古い本だった。タイトルは『無属性魔法・重力(グラビティ)』と書いてある。

 

「重力ってなに?」

「そうだね、大まかにいうと目には見えないけど私たちの身体にはたらいている力で、空を飛ぶには、私たちを押さえ込んでいる重力に勝たなきゃいけないの」

 

 さて、思い出した奴もいるだろうが、メルディは六歳だ。

 

「そうなんだ! じゃあ、『重力』の魔法を覚えれば、重力を弱くして空を飛べるようになるのかな……」

 

 にもかかわらず、この理解力。

 

「そうだね、後は重力の向きを変えるとか……」

 

 そしてシェリア、七歳にしてこの後思考力と知識量。魔法学園の天才児達は流石だな。あぁ? お前も天才児、飛び級するんだろ? ちげーよ、俺は天才じゃねぇぞ。飛び級できたのは魔力量が多くて、魔法が十分使えっからだ。それに、重力の原理なんぞ知らねぇよ? シェリア達の話聞いて『重力』ってどんな魔法なのか余計わからなくなってるくらいだ。まぁ、魔法学園の天才児といったらシェリアとメルディの二人だな。つまり、以下の証明が成り立つ。

 

 魔法学園において仮定より、シェリアは七歳、メルディは六歳である。

 したがって、シェリア、メルディ=ロリータ……①

 また、シェリア、メルディは天才児である……②

 定義「可愛いは正義」よりシェリア、メルディは正義である……③

 ①、②、③より天才児とは正義のロリータである。

 よって、シェリアとメルディはロリコンにとって正義である。

                             Q.E.D.

 

 ……馬鹿やってないでシェリアの話を聞くか。

 

「じゃあ、中庭で『重力』の魔法の練習をしよっか。この本を借りてくるね」

「うん、いってらっしゃい! シェリア」

 

 メルディに返事をしてシェリアは、灰色の本を胸に抱えていった。

 

「ねぇ、グレイ。シェリアが借りにいった本も灰色(グレイ)だったね」

 

 頬が急激に赤く染まっていくのを感じた。俺がシェリアの胸に抱かれて……。思い出すのはシェリアの首筋、俺が親父を(性的な意味で)超えた日のことだ。あの日、俺はシェリアの腕で抱かれていたらしい。そして、首筋にキスを……。

 

「グレイ君、メルディただいま」

「おかえりー」

 

 シェリアが戻ってきた。だが、今はシェリアの顔を直視できない。なんというか恥ずかしい。だが、「おかえり」と返さなかったのがまずかった。もちろん、シェリアから視線をそらしたのも。

 

「グレイ君、どうしたの?」

 

 シェリアは下から顔を覗かせてきた。純粋に心配してくれたのだろう。ただ、距離と状態が非常にまずかった。シェリアと俺の顔の間にある距離は鼻が擦れるほど。頭の中には例のキス。もう耐えきれなかった俺は――

 

「グレイ君!」

 

――シェリアに倒れ込んでしまった。

 

この日がシェリアに抱かれた日だった。

 




どうでしたかね?
安定のタイトル詐欺です!
この小説は精々R15なのですよ。

ふふふ、素直なグレイ君がいつまで続くかな……。

感想等、待ってます! 超待ってます!
では、次は第七話で会いましょう。

ps
図書室ではお静かに。
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