ここは波風町、波風に育まれた小さな港町。
下町情緒溢れる優しい風の吹く町
そこで育った少年「海野 風太」は現在夏休みを満喫していた。
今日は何をしようかなと思い、ふとサーフボードが目に入った。
今日はサーフィンをやろう。そう思った。
そういえば自分はサーフィンが絶望的に苦手な事を思い出した。
「今日は練習しよう。」そう思った。
早速ウェットスーツに着替え、ビーチに向かった。
誰一人いない静かな海。それが波風町の海の特徴だ。
最初は寂しいと思ったが、今となっては自分の醜態が見られないことを喜んでいた。
いい波に長く乗ろうと思い、沖の方へ行き、いや、もっと沖の方へ行くんだ、足が着かなくなった。これはまずい。息ができない。このままでは死んでしまう。
口の中にしょっぱい海水が入って来る。ふと意識が遠のいた...
意識が無くなる寸前、漁師のおっちゃんの声が聞こえた...
僕は真っ白な空間にいた。そこには何もなく、少女がいただけであった
僕は少女に「君は誰?ここは何処?」と聞いた。
少女は僕の質問に対し、こう答えた「私は雷の神の子。ここは現世と神の世界の狭間。お願い。世界を救って。」
僕はすぐに「こんな僕でも、力になれるのなら」
少女はこう答えた「ありがとう。力添え感謝するわ。でも今の貴方の力では...到底敵いません。力を授けます。」
少女は光の玉を作り出した。眩しくて目視できないほど光っていた。
その玉が僕に向ってくる。そして僕の体の中に光の玉が入っていった。
意識が戻った。目を開けると漁師のおっちゃんの顔が真っ先に見えた...
「風太、分かるか?」
すぐに僕は「ああ」と答えた
「風太の意識が戻ったぞ!」と漁師のおっちゃんは言った。
看護師は驚いていた。
後で話を聞くと、どうやら助かる確率が1%もなかったらしい。
でもそんな事より、あの少女の事で頭がいっぱいだった。
日付を見てみると2日も経っていた。大切な夏休みを二日も無駄にしてしまった。
落ち込むばかりだった。
もう夜だ。家に帰って寝よう。
さっきまで診療所で寝ていたのになぜか思った。
きっと人間の本能がそうさせたのだと思った。
家に帰ってベッドに入った。何故かすぐに寝れた。
何か嫌な予感がする。
ドオオオオン!
轟音が町中に響いた。
僕は目を覚ました。
家の扉を開けると家の前に大きな隕石が落ちていた。隕石があと少しずれていたら、と考えるとゾッとした。
隕石が割れた...隕石から何かが出てくる。「人体実験される」僕はそう思ったのであった